【第九話〜肩に置かれた手〜】
遅くなりましたが第九話投稿です
そして10回目の投稿なのであのコーナーが…
本編も後書きも楽しんで下さい
「じゃあ行くぞ。」
俺は津出、灯糸、深澄とやっぱり暇だった内藤と一緒に空のお見舞いに行く事になった。
「俺はチャリだけどお前らどうすんの?」
「私も自転車だぁぁぁ!!」
「じゃあ私、ひーちゃんのうーしろっ!もちろんりょーかはないとーの後ろよねっ?」
深澄は小さい体をピョンピョン跳ねながら、高めの声で騒いでいた。
「な、内藤しか空いてないから乗るんだからね!」
「照れちゃってかぁわいー」
「詩依!からかうんじゃないのっ!」
「あははー」
俺は漫才のような会話を聞き流しながら自転車を駐輪場から引っ張り出した。
「ほれ、準備できたか?」
俺が自転車に跨って声をかけると、内藤の自転車の後ろに乗って顔を真っ赤にしながらも内藤をしっかり握る津出と灯糸のマウンテンバイクの後ろに乗……
……れない深澄がいた。
「ひーちゃんっどうやってその後ろ乗るのよー」
「その出っ張りに足をかけるんだぁぁぁ!!」
「いーやだ。むーり。足疲れーる。」
(……ガキかよ…)
深澄の文句でなかなか出発できないと、深澄がいきなり
「じゃあくどーの後ろ乗るー」と言って俺の自転車の後ろにちょこんと座ってきた。
「しゅっぱーつ!」
「おぅぅぅ!!」
「よっこらっしょっと。」
深澄の合図で灯糸と内藤が走り出した。
場所をしっかり分かっているのは俺だけなので、俺も急いで自転車をこぎ始めた。
少し余裕ができたので、俺に掴まっている深澄に聞いた。
「で、なぜ深澄が俺の後ろ?」
「ひーちゃんの自転車は乗れないしーないとーはりょーかの物だしーだから余り物のくどー!」
「俺は余り物ですか…」
「いいじゃーん。サービスしてあげるからー」
深澄はそう言うといきなり俺を強く抱きしめて、あまりない胸を押し付けてきた。
そうすると俺の背中にしぃの少しだけ…いや、ほとんどない物の感触が……
「ねぇ?今カチンときたんだけど?」
「それは気のせいだ…そっそれより、ばっ、ばかっ!深澄っ、やめろっ!」
「あははーくどーの顔真っ赤っかーそらちゃんに言っちゃおー」
一瞬で俺の脳裏に空の怒っている冷たい笑みが浮かんだ。
「ソレダケハ勘弁シテ下サイ……」
「あははー片言だぁー」
「お前いい加減にしないと落とすぞ?」
「きゃーくどーがいじめるーこれもそらちゃんに言っちゃおー」
―俺緊急脳内しゅみれーしょん―
「ほう、燈也は私の親友の詩依に卑猥な行為をしたのか」
「してませんっ!」
「詩依は胸を揉まれ、さらに用済みになると自転車から落とされそうになったと言っているが?」
「断じてしてませんっ!」
「告白しときながら浮気か。覚悟はできてるな?」
こうなる可能性大だ…って言うか深澄の性格からしてこれ以上の事を空に吹き込む可能性がある…
……こいつはかなりやばいぜ
あれ?……俺死ぬんじゃね?……
―俺緊急脳内しゅみれーしょん終了―
「深澄…それは冗談にならんて…」
「言わないってーそらちゃん怖いもんねーそれより場所分かってないひーちゃんがどんどん先行ってるけどいいの?」
「あ゛っ」
深澄に言われて気付いたが、場所が分からないのに前を走る灯糸はどんどん先に進んでいた。
斜め後ろを走る内藤はしっかり付いてきていた。
内藤の影になって津出の様子は見えないが、多分顔を真っ赤に染めているだろう。
「おぃっ、陽一!ちょっと灯糸捕まえるから先行くからなっ!」
内藤の返事を聞かずに俺は前方で何やら叫びながら爆走する灯糸に追い付くために、さらに必死にペダルをこぎ始めた。
俺の真後ろに座っている奴は呑気なもんで
「わぁーはやぁーい」や
「すごい、すごぉーい」などの声がずっと聞こえていた。
ふと、俺はこんな風に空を自転車の後ろに乗せ走りたいと思った。
多分空の事だから深澄みたいにこんなに喋りはしないだろう。
それでもきっと居心地は最高だろう。
上り坂も苦にならないに違いない。
俺は空が治ったら2人でどっか空の行きたい所に連れてってやろうと思った。
「灯糸待てや〜!!」
「あははー早い、はやぁーい」
('A`)「「どーも」」川 ゜-゜)
('A`)「今回もお読みいただき」
川 ゜-゜)「ありがとうございます
今日は本編にやっと登場した私の友人達が参加です」
ツン「津出ことツンです」
ブーン「内藤ことブーンですお」
ヒート「灯糸ことヒートだぁぁ」
しぃ「深澄ことしぃですっ」
作者「質問は今のとこ特にないので勝手に話していて下さい」
('A`)「はーい」
川 ゜-゜)「この馬鹿作者」
ツン「じゃあ何しましょ」
ブーン「話しを振らないでくれお…」
ヒート「出れただけでもおkだぁぁ」
しぃ「だよねー」
川 ゜-゜)「極秘情報によるとこれから出番が徐々に減っていくみたいだぞ」
友人一同「なんだってー!?」
ツン「作者」
ブーン「ちょいと」
ブーン「ここにぃぃ」
しぃ「来てね」
川 ゜-゜)「さぁ何だかんだ言って馬鹿騒ぎしていたらそろそろ時間だ」
ツン「あら、もう?」
ブーン「もっと出たかったお」
ヒート「いやだぁぁ」
しぃ「ここで私から一言
私とヒートは彼氏募集中ですから立候補する方はこちらまで」
('A`)「じゃなくてこんな座談会をしてほしいなどの要望はお手数ですがメッセージを下さい
作者が泣いて喜びます
後本当だったら友人皆の絵文字もあるのですが、使用できないみたいので了承下さい」
一同「お読みいただきありがとうございます
では次話までバイバーイ」