生きている証だから
ねぇ、こんなこと、随分勝手なことなのかもしれないね。
ねぇ、こんなこと、ただの綺麗事かもしれないね。
それでも良ければ聞いてくれるかな?
大切な貴方へ伝える言葉。
最後まで聞いてくれたら、嬉しいな。
ねぇ例えば、
私が居なくなってしまったとしたら
貴方はきっと泣いてしまうかな。
…ああ、ごめんね。ちょっと言ってみただけだよ。
だから、泣かないで?
…でもね?どうか、貴方には『明日』へ歩いて欲しい。
…そうだね、難しいね。
でも、貴方にはそれが出切る筈だから。
…ねぇ例えば、私が『消えたい』って言ってしまったら
貴方はきっと怒ってしまうね。
優しい貴方を傷つけたくない。
だから、もう弱音は吐かない。
貴方に、心配かけさせたくないの。
うん。知ってるよ?
貴方がとても優しいコト。
たくさん心配かけてしまったよね。
…そんな貴方が『大好き』だよ。
救われたのは、私の方。
いつだって、私の方。
私は貴方に『好き』を教えて貰って
私は貴方に『大事な人を護る気持ち』を教えて貰った。
ありがとう。
だから私は、貴方にこの気持ちを伝えるね?
『貴方を護るから』
私は優しくなくて
とても狡いし、汚い。
でも、そんな私でも
貴方は見てくれたから。
…だから、私は貴方に誓うよ。
ずっと、貴方を護るから。
貴方を『独りぼっち』になんて
絶対に、させないから。
『愛情』は、生きている証。
『醜い感情』も、生きている証。
ふれあった心も、流した涙も、『貴方と共にいた証』だから。
…もしかしたら、貴方はいつか何処かへ行ってしまうかもしれない。
…もしかしたら、貴方はいつか私を忘れてしまうかもしれない。
…それは、とても寂しいことだけど…
それでも、私は忘れないよ。
貴方と共にいたことを。
貴方の優しさを。
私は、忘れない。
この気持ちは
この詩は
貴方が居た、『証』だから。
感想、アドバイス等お待ちしております。
ここまでお付き合いくださり、誠にありがとうございました!