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花の精みたいな君へ  作者: 水玉 葛


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アクシデント

 毎晩、君に贈り物をした。集めた小さなブーケや、髪留め。君はいつも嬉しそうに微笑んで。君の微笑みは俺の心を癒してくれる。明日は何を贈ろうか。考えるだけで胸が熱くなる。そんな日々に変化が起こったんだ。


 いつもみたいに、君に小さな贈り物を用意した。この日は君に似合う白のレースリボン。俺は包みにキスをして、いつもの場所に置いた。その時だった。


 「いつも、あなたが?」


 可愛い声。それは愛おしい君の声だった。驚いて君を見つめていると、君は優しく俺の手を取って、綺麗な包みを置いた。


 「これ、お礼です。」


 夢みたいだと思った。俺は君をずっと見守るだけだと思ってたから。


 「嬉しい。」


 やっと返事をすると、君は少し笑って言った。


 「良かった、ちゃんと捕まえられた。」


 俺は置いた包みからリボンを手にとって、君の手首に結んで言ったんだ。


 「俺は君を捕まえた。」


 君は小さく頷いて。


 「良い匂いがする。」


 「焼き菓子なの。お口に合えば嬉しい。」


 君のお手製の菓子だなんて。嬉しくて心が弾む。思わず君の手を取ってしまう。君はとても愛らしく微笑んで、俺の手を握り返してくれた。

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