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花の精みたいな君へ  作者: 水玉 葛


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出逢い

 人気の無い、離宮。その離宮の奥深くにある噴水の中。噴水の真ん中に咲き誇る東屋。君はその東屋で溢れる花を愛でていた。あんまり自然に微笑んでいるから、俺は思わず君に見とれる。ああ、なんて可愛らしく笑うんだろう。そんな風に思ったその時には、きっと、君に恋してしまっていたんだ。


 俺はとても甘い気持ちで君を見守った。でも話しかけたら君は来なくなってしまうから。だから、離れた場所から君を見るだけにしようと決めたんだ。

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