25「創世のタイガ」に思ひを寄せて
漠々と過ごすタイガは
旧石器時代に転移んで
生きる意味問ふ
「創世のタイガ」は2017年から『イブニング』(講談社)で第1部が連載されたあと、2023年に第2部が『ヤングアニマル』(白泉社)に移籍し、現在『ヤングアニマルZERO』(同)にて連載されています。僕が楽しみにしている作品です。
作者は「自殺島」や「ホーリーランド」を描いた森恒二さん。
森さんの作品はどの作品も本質を問う深さがあります。
この「創世のタイガ」もそう。
主人公タイガは大学卒業間近、漠然と過ごしていました。
考古学のゼミの仲間たちと卒業旅行でオーストラリアに行きますが、ある洞窟に入ったところ、なんと旧石器時代にタイムスリップしてしまったのです。
タイガたちは日々生きるために戦い、必死で命をつなぐのですが、タイガはその中にあって生きる意味を噛みしめ始めるのでした。
この作品の魅力の一つは、
考古学の知識の面白さ。
数万年の時を超えた愛情や友情もか。
それらについてもまた詠んでいきたいですよ^ - ^
口語訳
漠然と日々を過ごしていたタイガは、ある日旧石器時代に転移して、生きる意味を問うことだ。




