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『こんな体になりたくない?大丈夫なれないから。』

ギャグです。笑えて笑えて笑えて笑えたりするのになってるといいな(願い)。

もうすぐ完結まで書き終わるんで安心してくださいね。末永くよろしくね。


 「一番、でかすぎ!!!!!!」


「五番の二頭(力こぶの部分)、ちっちゃい阿蘇山乗せてんかい!!!!!」


「十番のケツ、パリパリのナイスバルク!!!!!」






 

 デカすぎな一番、、、扇田 筑志(おうぎた つくし)とは私のことだ。


この体を見てもらえれば、私が毎日どこでなにをしているかわかってもらえるだろう。







「こんな体になりたくない?大丈夫なれないから。」


これはあの有名なアーノルド・シュワルツェネッガーの言葉だ。


そして、、、この言葉の「こんな体になりたくない」という部分言ったのは、言ってしまったのは、、私だ。。。。


当時の私は本気でこんな体はいやだと思っていた。


そんな私は今「シュワちゃんをも超える伝説を作る男」と呼ばれている。





じゃあなぜ筋トレしたのか?よく聞かれるよ。


天才が物心着く前からペンを握り、天才であるように、私は物心着く前からダンベルを握り、ボディビルダーであった。


たったこれだけの話なんだ。










「筋肉と筋肉のぶつかり合い。十年に一度の祭典。

『ワールド、オブ、ギャラクシー、オブ、スペース、ビック、ボディ』もいよいよ結果発表を残すのみとなりました」




「ベストスリーは結局私たち三人か」


「ベストスリー、、三人、、、」


「僕は今!最高に楽しいよ!!」


私たちは笑い合い十年分の思いを馳せながらマックスマッスルパワーでポージングを決めた。


「ふんっっっ、、、、」


クロビカリした体は徐々に赤みを帯びていく。。。。。


息が詰まる。酸素が足りない。でも筋肉は、止まらない。


「うぅぅぅがァァァー〜ーーーぁーーーーーーーーーーー」


ドタッ━━━━━━━━━━━━━━━










※※※※※


 「ここは、どこだ?古い、、街?うわっっっ」


刹那、私の目からは大粒の涙が流れていた、、





そう、カタボリック(筋肉が分解され、小さくなること)していたのである。。。。


泣きながら私は腕立て伏せを始めた。


筋肉に話しかける、、しかし、返事はない。


苦しかったろう。辛かったろう。涙は止むことを知らない。


一時間ほどたった時、


ピクっ━━━━━━━━━━━


胸が息を、筋肉を吹き返した。






とりあえず一安心した後、私はタンパク質を求めて周りを見渡した。


そこには、人をバーベル代わりに持っている者と、緻密に計算された動きで大胸筋を刺激している者がいた。


彼らの目は潤み、顔には涙の跡が残っていた。


大体(だいき)唯人(ゆいと)


「筑志!!!」


「二人もまさか、、、、、カタボっていたのか?」


「そうなんだよ筑志君!しかも軽い人しか歩いて無くて、上手くパンプ出来なかったんだよ!」







 人をバーベル代わりにしてしまう程の異常さ。もちろん、力があるという意味で。


こいつが大体。大山 大体(おおやま だいき)。「だいたい」とかいて「だいき」と読む。


由来を聞いたら、親が読み間違えたと言っていた。親も含めてこういう人間なんだ。


しかし大体はとても純粋で、とても良い奴だ。それが上腕に顕著に現れている。


世界一太い腕を持ち、ダンベルカール百キロを最近更新した。


ダンベルカール百キロを例えるなら、小学生がバーベルカール四十キロをあげるようなものだ。


まぁ、糞便で便器に山ができているのと同じだと思ってもらって構わない。


どちらにせよ、そうとう異常な事だ。


大体は「命より重いものはない!命を持ち上げる(救う)ことが出来る人になりたい!」こういっていつも筋トレをしている。


かっこいい時もあるのだが、まあお察しの知能なので、よく分からないこともしょっちゅう言っている。









 「二人とも、無事だったか!良かった。俺も何とか最低限のパンプアップに成功したぞ」


そしてこの緻密な方が白山 唯人(しらやま ゆいと)


喋り方からは知的な感じが全くしないのにも関わらず、頭が回る回る。もう一周回る。人の三倍回る。


肉体美が本当に美して、筋肉芸術コンテストという、ボディビルとは少し違うもので世界一になった。


いざとなったら頼りになるのは唯人だ。


 






「そうだ。とにかくタンパクを。」


「忘れてた!」


「あっそれなら俺のポッケにこんなものが」


唯人はなんとプロテンバーを持っていた。


「さすが唯人君!」


「じゃあ三等分でいいな。少ないかもしれないが、とりあえずはこれで我慢しよう」


「ありがとう。唯人」









※※※※※


 久しぶりの補給もすみ、私たちはやっと今置かれている状況に目を向けた。


「そういえば、僕達っていまどこにいるの?」


「分からない。気づいたらここに。唯人はなにか知っているか?」


「二人とも、覚えてないの!?」


「え?」


「俺たちは、、、死んだんだよ、」


「え?今生きてないの!?」





大体は分かっていないようだが、私は薄々感ずいていた。


そう、ここはどう考えても有り得ない場所なんだ。


だってどう見ても、歴史の教科書で見た『江戸』まんまなのだから、、、、、、、













 

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