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脱走計画

ミスドでコーヒー飲みながら書きました。

美味しかったです

全員が落ち着いたところで詩音が言う

「まず、夜中は浅賀先輩を含めたクラス委員長達が交代で見張ってると思う。しかも彼ら委員長達は制御シールが無い。能力なんて使われたら手も足も出ないわ。」


考えていなかった...そもそも脱走しようとした所で、とても高い壁があるのである。


流石詩音だ。一見雑だが根は真面目なのである。


「それなら俺にいい案がある。」

そう発言したのは優馬だ。


「田鶴の能力を使うんだ。」


「僕の、能力??」


「そうだ。お前の能力を使って俺らを隠してくれ。とは言ってもお前の能力は1人づつしか隠せない。だから1人づつ隠して通ればいいんだ。」


「なっるほど!優馬にしては冴えてるね〜。でも問題はどうやって田鶴の制御シールを解除するかよね....解除するための道具は教員しか持って無いと思うし、もし有ったとしても職員室だろうから持っている可能性があるとしても浅賀先輩くらいだろうね...」


「困ったなぁ...あの生徒会長にはどう頑張っても勝てないしな...」


こんなとこでつまずいてしまうのだろうか。

学校から出ることすら出来ないのか....



いや待てよ?


「トイレの窓から抜け出せないのかな??」


「トイレ?!!」


「なるほど!!それなら自然に抜け出すことができるな!!でかしたぞ田鶴!!」優馬は目を見開いて言った。


「ただトイレの窓が開いてたらの話よね....。いっそのこと、みんなで少し涼みたいとか言って抜け出すのはダメなの??」


「それはダメだ。バレずに抜け出してバレずに帰るんだ。4人くらいなら一晩いなくても気づかないだろう。だから証拠を残さず奇麗に抜けるんだ。」


「優馬の言う通りだね、証拠は残したく無い。トイレの窓がどうなってるかを確認でき次第改めて計画を練ろう。詩音、女子トイレの確認は頼むぞ。俺は今から男子の方を確認してくる。」


そうして詩音は女子トイレに、哲平は男子トイレへと向かった。


僕と優馬は2人きりになった。

少し気まずさを感じる...。


しばしの沈黙の後優馬は言った。


「俺さ、思うんだ。正しいかはわからないけど文香が学校から出たのは、田鶴を助けに行くためだったんじゃないか??」


「僕を??」


「うん..まあ憶測にしかすぎないんだけどな。ほかに考えられる理由がないんだ。」


「それはないと思うよ。僕なんかのためにそんなに危ないことをするわけないと思う」


「それはどうだろうな」


「え?」


「お前は、お前が思ってる以上に文香にとって大切な存在だったんだと思うぞ。本当かどうかはわからないけどさ」


「そーかな..??」


僕が彼女を思っているように、彼女も僕をすごく大切だと思ってくれていたのだろうか、迷惑ばかりかけて、話してても楽しくないようなこんなを大切と思ってくれていたのだろうか。


などと考えていると哲平と詩音が帰ってきた。


「お帰り、どうだった??」


「抜け出せるくらいの窓だった。駐車場のところに繋がっている。これならいけそうだ!!」


「女子トイレも大丈夫だった。ただ少し位置が高かったけど....まあ便器踏めば行けるわね」


「よっしゃ!!これなら楽勝だ!!とっとと文香を連れ戻そうぜ!!」


「おー!!!」

本当に先輩立ちを欺ける気がしてきた!


「ところで、さっきからずっと気になってたんだけど、あんたたち文香の行き先に心当たりあるの??」


「.........。」

詩音の一言に一同沈黙。

全く考えていなかった....


最初に口を開いたのは哲平だった。


「まあ、自分の家に戻ってるんじゃないか?家族が心配で戻ったとか。」


「文香ならあり得るね...」

彼女なら家族をとても心配しているだろう。それが一番確率が高い気がする。


「まあとりあえず通学ルートを入念に探していこう。もし1人でも危険な目にあったり、あいそうになったりしたら即帰還だからな、それだけは肝に命じておこう。」


「わかった!!」

哲平の言う通り安全は第一だ。


しかも僕らはいま力を使えない。少数ならまだしも大人数に攻められたら対抗する手段が無い。


「決行は今夜だ。それまで各自準備しておこう。持ち運びできて汎用性の高い武器になる物を最優先で整えよう。そして最悪の場合徹夜になることを覚悟しよう。昼寝を取った方がいいかもしれないね。」


「了解!!」

流石に怖いし緊張が収まらない。

だけど文香を失う方がよっぽど怖い。

できるだけ強力な武器を集めて今夜に備えて寝よう。

一番書くの下手な章だった...

こっから気を引き締めます

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