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どこか聞き覚えのある足音

お腹痛くてトイレにこもりながら頑張って書きました...ι(// `-´///)/

何か物が自然に落ちたのだろうかと思い、恐る恐る階段を降りる。


音が聞こえたのは多目的室の方からだ。

多目的室は職員室と隣合っているため、鍵を取りに行くには多目的室の前を通らなければならない。


慎重に足を進め、多目的室の前を通る。だが特に反応はない。やはり自然に何かが落ちただけだったのだろう。


気を取り直して職員室のドアを開ける。

真っ暗でよく分からないが鍵はドアの近くにあるはずだ。


できるだけ目を見開いて、鍵のかかっているところまで行くと、ホール棟の鍵を無事みつけることが出来た。


よし。


ホール棟へ向かおうと思い、引き返そうとする。だがそれと同時に、足を滑らせ転んでしまう。


「ドスン」


「痛ってぇ....誰だよこんなところに水零したの」

幸いそこまで大きい音は出なかった。息を整えて職員室を出る。


あとは2階に戻るだけだ。

ドアを閉めようとした時だった。


え??

なぜか手が赤く染まっている。


いや手だけではない。

ズボンやシャツの至る所に赤色が広まっている。

どうしてだ。今こけた時に血を流したのか?いやそんなわけない。


こんなに血を流すわけが無いじゃないか。じゃあ赤い絵の具か?


そんなことはないだろう。

だとしたら考えられるのは..


さっき転んだ時に触った液体を思い出した。水だと思っていたがどこか生暖かった気がした。


もしかしてこれは...


血なのか??


ひとつの結論にたどり着き今まさに発狂しようとしていた所だった。


「トン、トン、トン」


足音がしたのだ。

僕はこの音を知っている。


ついさっき、俺を恐怖に染めた音だ。


そうだこれは、赤目の足音だ。

俺は逃げた。大声を出してひたすらに走った。階段を1個飛ばしでかけあがり全力で2階に向かった。みんながいるであろうホール等へ。


赤目がどこにいるかも考えずに。


デジャヴぅ

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