欠けた世界に君はいない。
時は2025年。
ここ最近の技術革新は大きく、生物学や遺伝子工学が大きく発展した。
特に遺伝子工学はとてつもない進歩を遂げ、ほとんどの大学研究のための設備が整っている。
遺伝子とは、人間の体をつくる設計図に相当するものである。
ヒトには約3万個の遺伝子があると考えられていて、人間の身体は《細胞》という基本単位でできている。
この細胞の《コア》と呼ばれる部分に染色体があり、この中のDNAが遺伝子として働くことによって身体中に命令を出しているのである。
つまり、DNAや遺伝子を書き換えたり、改造することがもしできれば、その人物自体を改造したりコピーしたりすることが可能になるのである。
そして今、日本では遺伝子の改造が合法とされ、専用の免許と政府の許可が降りれば遺伝子の書き換えが可能となった。
その結果日本は、遺伝子を途中で改造することで自分の能力を向上させた《廻者》で溢れた。中でも大幅に基礎能力を向上し、特殊な異能を得た物のことを《怪傑》と呼ぶ。
そしてこの物語は、《怪傑》だが《隠す》という能力の主人公、咎峰田鶴が波乱万丈な人生を歩んでいく物語である。
プロローグ
2019/09/21 14:32
(改)
未知との遭遇
2019/09/21 14:42
(改)
恐怖と選択肢
2019/09/21 14:53
どこか聞き覚えのある足音
2019/09/21 15:06
絶体絶命
2019/09/21 17:24
(改)
明美南高校 生徒会長
2019/09/21 20:22
田鶴の決意
2019/09/21 20:30
(改)
脱走計画
2019/09/21 20:40
(改)
さそり座の輝く夜
2019/09/21 21:04
(改)
崩れた世界と鮮血
2019/09/21 21:09
砂嵐とシルエット
2019/09/22 13:48
できると出来る
2019/09/22 15:13
違和感と危機感
2019/09/25 07:51