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第一話 平行世界 [続]
学校に着いた頃には、息を弾ませていた。
「もう山田さん来た?」
俺は、近くにいた同じクラスの佐竹 潤太郎にきいた。
「まだだぜ。良かったな。昨日会えなかったからな、お前。」
まだ来ていなかった。
≪良かったぁ~≫
なぜ、そんなにもこだわるのかというと、単に憧れなのだ。惚れていると言ってもいい。
始まりは、入学して二学期が終わろうとしている時、
「ふぅ。やっと終わった!」
俺は、委員会の仕事を終わらせて帰っていた。前を向くとそこには、知っている後ろ姿があった。
変な所できってすみません。