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第23話 ファイナリストお披露目イベント2

『さぁ、それではファイナリストの皆さん

スタンバイの方よろしくお願い致します!』


司会の方の合図とともにファイナリスト達は準備を始める。

まず前列の10人が1人づつ120秒自己PRチャレンジを行うようだ。

残りのファイナリスト達は後ろに用意されている席につく。


『さぁ!120秒のドラマ!ファイナリストの皆さんはなにを用意されてきたのか?それでは進行役の鈴木さん。この120秒チャレンジの説明をお願いします!』

『はい!これからこちらの10名が1人づつラストジャッジに向けて自己アピールを行います!アピール出来る時間は120秒です!自分の特技や魅力をとにかくアピールして、最終合格への夢を掴んでください。』


『それでは、最初はイチゴさんからになりますので、イチゴさん以外はお掛けになってください。イチゴさん!トップバッターですけれども、自信の程はいかがでしょうか?』


『自信はこの日のために頑張ってきたので、めちゃくちゃあります!』


イチゴはスタッフさんになにやら自分のスマートフォンを手渡した。

『それでは参りましょう!イチゴの最後の120秒スタートです!』


『みなさーん!こんにちは!

初めましての方も初めましてじゃない方も私は埼玉県出身高校2年生16歳のイチゴです!本日はよろしくお願いします!』

会場からイチゴファンの『イチゴー!』という声が聞こえている。


『今日は私の得意なダンスを披露させていただきます!緊張で腰が砕けそうなんですけど頑張って踊りますので見てください!』

一旦マイクを床に置きダンスの体制に入る。

すると合宿審査の時にグループパフォーマンスで使われていた曲が流れる。


「おお!これは合宿審査の時のダンスだ!」

ついふた月前のことだがこの曲が懐かしく感じた。


イチゴの力強いキレのあるダンスが会場の観客を魅了する。

イチゴは床に置いたマイクを持ち直し

『皆さん温かく見守っていただきましてありがとうございます!』

イチゴは深くお辞儀をする。

会場からは

「良かったぞ~!」「頑張れ~!」など拍手も起こっていた。

それを聞いてイチゴがもう一度お辞儀をして手を振る。


『イチゴさんありがとうございました!

改めまして120秒自己PRいかがでしたか?』


『私はお客さんがいるステージで踊ることがすごく好きなので、喋ることよりも踊ることの方が楽しくてダンスを選びました。自分では全力を出せたかなって思います!』


『ありがとうございました。それでは最後に一言応援してくださっている皆さんにメッセージをお願いします!』

『はい!わたしは、ここに全てをかけてきました!アイドルになりたくて今まで全力を尽くしてきました!私がデビューメンバーに必要とされるように、頑張ってきました!ぜひ私をデビューメンバーに選んでください!』

再度イチゴは深くお辞儀をした。


『イチゴさんありがとうございました!』

このスピーチでイチゴの本気でアイドルになりたいという気持ちが俺の胸に突き刺さる。


『それでは続いてキナコさん前の方へどうぞ!』キナコは大人っぽく色っぽい目が特徴的な美人さんだ。


『キナコさん!意気込みのほうはいかがですか?』

『すごい緊張してるんですけど、ここまで来たら自分のやれる精一杯を出していきたいなって思うので温かく見守ってください!よろしくお願いします!』


『はい!それでは参りましょう!キナコの最後の120秒スタートです!!』

キナコは音無しだが豪快なダンスを1分間踊りきった!音がなくてもまるで音が聞こえているような感覚に包まれるような見事なダンスだった!


その後の1分間で

『初めましてキナコです!北海道出身の18歳です!私はダンスが得意なので即興で踊ってみました。どうでしたか?

そしてもうひとつの特技が英語です。

これらも活かして世界に羽ばたいたアイドルになります!最後に私の思いを届けます。

ここまで見てくださって本当にありがとうございます!私はちょっと真面目すぎるところがあって自分を出すのがすごく苦手です。


でもこうやってステージに立っていると

心の底から楽しいなって思います。

そしてそんな不器用すぎる私だからこそ

一生懸命何事も頑張ります。

そんな私だから表現できることもあると思います。夢に向かって最後まで私らしく駆け抜けたいと思いますので、どうか投票よろしくお願いいたします!ありがとうございました!』


画用紙に書いた日本語の訳を見せながら流暢な英語で自己紹介をしてみせた。

というのも、この新アイドルグループは国内だけではなく世界に進出するアイドルとしても注目を浴びているプロジェクトだからなのだ。

英語はもちろん、フランス語や韓国語など他の候補者にも外国語が得意な子も多い。


『キナコさんありがとうございました!

How are you feeling now?(きぶんはいかがですか?)』

司会の方が英語でキナコにうかがう。


するとキナコも英語で

『I'm Very Very Happy!(とても嬉しい!)』

と返した。


『どうでしたか?120秒は!』

『緊張はしたんですけど、後ろの方で手を振ってくださる方がいたりして、すごい元気をもらいました!それではキナコさん!

ラストジャッジに向けて一言お願いします!』


『はい!最後まで自分に出来ることを自分らしく頑張りたいと思います!

一生懸命真っ直ぐに駆け抜けます!

応援よろしくお願いします!』


『キナコさんありがとうございました!

もうすでに世界を見据えた120秒でした!』


俺、この夢を追いかけて一生懸命必死に頑張っている姿にすごく弱いんだよね(>ㅿ<;;)

しかも16とか17歳の子達がよ?

まだ2人目だけど俺もうこの時点で泣きそうなんだけど笑


『続いてはココアさん!よろしくお願いします!ココアさんはこの120秒!意気込みいかがですか?』


『練習してきたことを出せるように頑張ります!』


なにやらぬいぐるみを抱いて一緒に前に出てきたココアは17歳なんだけど、どこか貫禄のある落ち着いた雰囲気をみせる女の子なんだよなぁ。

見た目的には壇れいさんを幼くしたような宝塚系の顔をしている。

これまでバレエの発表会など大きな舞台に何度も立っていることもあり、こういう場には少し慣れているのかもしれない。


『それでは参りましょう!ココアの最後の120秒!スタートです!』


『皆さんこんにちは~!

北海道と言ったらでっかいどう!

北海道から来ました17歳のココアです!

私はファイナルステージファースト審査でアリエルのPart of Your Worldを歌わせていただいたんですけれども、その時にこのセバスチャンはおうちでお留守番だったので今日は連れてきました~!

それではこのセバスチャンにいくつか質問をしていきたいと思います!』


するとココアはセバスチャンに向かって

『人間の世界はどう?』

と聞いた。


ココアは「うんうん」と頷いて、

『海の方がいいみたいです!

じゃあ私このオーディション受かると思う?』


またココアは「うんうん」と頷いて

『頑張れば受かるそうです!』


というセバスチャンとのやり取りをした後、

『皆さんの投票が私の力になります!

今日は歌を歌いたいと思います!よろしくお願いします!』


ココアの美声が会場に広がる。

ココアは小さい頃からボイストレーニングに通っていることもあって歌がすごく上手だ☆

歌が終わり自己PRスピーチに入る。


『私はこのオーディションに命をかけて頑張っています!

皆さんに投票していただいてメンバーになって皆様に笑顔を届けたいと思います。

絶対に後悔はさせませんので、私に投票よろしくお願いします!』


『ココアさんありがとうございました!

120秒いかがでしたか?』


ココアは満足した顔で

『練習通りできたかなって思います。』

と笑顔で答えた。


『ちなみにセバスチャンは120秒スピーチをなんと言っていますか?』


セバスチャンに耳を傾けて頷くココア

『結構上手だったって言ってます笑』


『あ、セバスチャンはすっごい上からなんですね~笑』

その司会者とココアのやり取りに会場は笑いに包まれた。


『さぁ!ココアさん!最後にファイナルに向けてメッセージをお願いいたします!』


『はい!120秒の中でも言わせていただいたのですが、本当に皆様の投票が力になります!

私に投票していただいたら絶対に公開はさせないアイドルになりたいです!

投票よろしくお願いします!!』

ココアが深くお辞儀をした。


『ココアさん!ありがとうございました!』


『それではイチさん!前の方へお願いします!』

『イチさん!意気込みの方はどうでしょう!』


『頑張りまーす!』


『はい!それではまいりましょう!

イチの最後の120秒スタートです!!』


『皆さんこんにちは!私の名前はイチです!

私は今まで歌もダンスもやったことがなくて、どの審査においても心配な部分が沢山あったんですけど、持ち前の強靭なメンタルと、

いい意味で能天気な性格のおかげでここまで来れました♪

そして先程発表されたように、デビューの人数が11人なので、11人の中でも埋もれない個性を発揮できるように努力していきたいと思います!

私は自分が何かをして人が笑ってくれたら嬉しいので私がデビューした暁には、皆さんを笑顔にできるような楽しいグループにしていきます!

今日は皆さんに感謝の気持ちを込めてクルミを割ります!』

といって床にクルミを置くイチ。

そして頭を勢い良く床に置いたクルミに打ち付ける!


俺は一瞬!えっ!?直!?って思ったが、

無事クルミは粉々になり笑顔で立ち上がるイチ。

床に直置きはちょっと焦ったし心配になった^_^;


『えっ~と、なんだろう。

爪痕残せましたか~?だははははw』

いやぁイチちゃんは見てるだけで笑顔になっちゃうくらい可愛くて面白い^^


『イチさんありがとうございました!

イチさんもう一度カメラの方に割れたクルミを見せてもらってもよろしいでしょうか?』


自信満々にカメラに見せるイチ。


『これは粉々になってます!素晴らしい!

どうですか?今日の割れ具合は!?笑』


『完璧です!!笑』


『いかがでしたか?120秒は?』


『ちょっと長かったです(•ᴗ•; )』


『イチさんそれではラストジャッジに向けて

一言お願いします!』


『私を選んでくれたら絶対に楽しいグループにすることが出来ると思うので投票よろしくお願いします!』


『イチさんありがとうございましたー!

皆さんはクルミ割りをマネしないようにお願いします!笑』


『それでは次はリエさん!前の方へお願いします!

さぁ!リエさん120秒いかがですか?』


『緊張しすぎて手足も震えて体も硬くなってるんですけど、自分らしくリラックスして発表出来たらなって思います!』


『出し切っていただければと思います!

準備の方はいかがでしょう?』


『大丈夫です!』


『それでは!リエの最後の120秒スタートです!』


『こんにちは!アイドルオーディションプロジェクトのお披露目イベントにお越しくださった皆さん!配信画面の向こうで見守ってくださっている皆さん!ありがとうございます!

私はチアダンス部に所属していたので

今日は音楽は無いんですけどチアダンスを披露させていただきたいと思います!

よろしかったら皆さん手拍子をしてくださると嬉しいです!』


するとリエはマイクを一旦置いて準備する。

手拍子から始まり、リエは華麗で躍動感溢れるパフォーマンスを披露した。

パフォーマンスが終わり、マイクを持つと


『ありがとうございました!

まだまだ未熟な私なんですけど、笑顔とか踊りで誰かの心に一瞬でも輝きを届けられたら嬉しいです!』

リエちゃんはいつも誰かのことを考えて、

誰かが幸せになることを祈ってるよな♪

本当に優しい子なんだよね(*^^*)


『リエさんでした!ありがとうございました!ナイスチアでした!120秒いかがでしたか?』


『緊張しすぎて(>ω<;)120秒が180秒くらいに感じました(•ᴗ•; )』


『それでは!ラストジャッジに向けて最後に一言お願いします!』


『はい!上手く伝えられるか不安なんですけど、皆さんの今の日常半分と、これから結成されるアイドルグループの日常を半分こして、

今までにない広い大きな世界を皆さんとみたいなって思ってるので、ぜひ応援していただけると嬉しいです!』


『リエさん!ありがとうございました!!』


『続いてはペロさん!前の方へお進み下さい!』


すると、なにやらスタッフの方がテーブルをステージに用意した。

そのテーブルには割り箸の入った紙コップが2つ置いてある。


『ん?テーブルが登場しましたけども、

何が始まるのでしょうか~?

本当に皆さん色々な自己PRを準備されてきています!一人一人違う形での120秒のアプローチとなっております!』


それに合わせてペロは持ってきていた白衣を纏った。


『ペロさん!心境のほうはいかがですか?』


『すごく緊張してて(>ㅿ<;;)こんなに沢山の方が観に来てくださるとは思ってなかったので

もう心臓がバクバクなんですけど

精一杯頑張りたいと思います!』


『それでは準備の方が整ったみたいですので、ペロの最後の120秒スタートです!』


『ペロの研究所へようこそ~!

広島県出身、高校3年生18歳のペロです!

よろしくお願いいたします!

私は広島県で普通の高校生活を送っていて、部活動に所属しています!


所属している部活動は化学実験部です!

化学実験部では主にスライムを作ったりとかスーパーボールを作ったりしています!

今日は普段の私をお見せできたらいいなと思いスライムを皆さんと一緒に作りたいと思いまーす!

成功したら大きな拍手をしていただけると嬉しいでーす!!

それでは行きます!』


ペロはテーブルに用意されている紙コップを手に持ち、


『Aの紙コップには、お水と洗濯糊が入っています!Bの紙コップにはお水とホウ砂が入っています!

今日はこのスライムに色を付けたいので、今日は紫の絵の具を使おうと思いまーす!

紫の絵の具をAの紙コップに入れます!

そしてAの紙コップの液体とBの紙コップの液体を混ぜ合わせまーす!』


と言ってペロは2つの紙コップの中身をひとつの紙コップに入れて割り箸でかき混ぜる。


とここで時間切れ


『ペロさん!時間切れになってしまいましたけどスライムはどうなっていますか?』


『ちょっと成功なんですけどwてか、この2分で成功して意気込みまで話せる予定だったんですけどw』


まぁライブとはそんなもんであるwww


『これはちょっと残念でした!

さぁ!それでは最後ラストジャッジに向けて一言お願いします!』


『はい!本当はスライムが成功したら言おうと思ってた言葉なんですけど、

私はダンスも歌も未経験なんですけど、

このスライムのように

のびーーーしろが沢山あって、皆さんを笑顔にできるようなアイドルになれると思っています!

私はXの方で努力のペロって呼ばれていて現在もデビュー後も努力を欠かさず頑張れるアイドルになれると思います!

これからは皆さんの投票がすごくすごくすごく!重要になってくるので、皆さんこれからも応援してくれると嬉しいです!!』


『素晴らしいスピーチでした!

ペロさんありがとうございました!!』





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