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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【春のトランスセクシャル】

TS勇者と彼女を前衛にしたくないパーティーメンバー

●ここまでのあらすじ●


勇者リィンハルトと四人の仲間達は、魔王エルデガンドを討伐すべく、魔界へと乗り込んでいた。


だが、道中に敵のヤバめな呪いを受けたり、死の淵を彷徨ったり、岩に刺さった伝説の武器を抜いたり、幻の霊薬を飲んだり…………


……しているうちに、何故か勇者がトランスセクシャった。


ーー以下本編ーー


「うおおおおおお!私は剣士マックロイ!誰よりも前線に出て敵を屠り、焼き尽くす男!!さぁ、私か貴様か!どっちが先に燃え尽きるかなっ!!」


「どおおおおおおっ!ばっかお前、どうしてそういつも先走るのぉぉぉ!ああもうっ、突っ込み過ぎっ、アホっ、おバカッ!このゴリラ!バーサクゴリラぁ!癒せ、レライブ(初級回復魔法)ッ!」


「おぉ!リィン回復ありがとうっ!」


「もぉぉ!どういたしましてぇ!」


緋き焼滅のマックロイは、大剣を担いで今日も先陣を切る。敵に突っ込んで、敵を真正面から炎刃でぶった斬る。その灼熱の炎刃はどんな硬い敵も焼き切り、その剣圧による爆風は数多の敵を屠る。

ただし高防御力の彼とはいえ、明らかに敵陣に突っ込み過ぎなので、当然幾らかのダメージは入っているが、そこはリィンハルトがプンスカしながら回復してくれるので、ニッコリだ。


「フハハハハッ、我は斥候のメルギルスッ!斥候職は火力が無いといつから錯覚していた?馬鹿め!確かに防御力は紙だが当たらなければどうということは無いッ!」


「なぁぁあああああっ!馬鹿あああああああ!お前はほんっと馬鹿あああああああ!防御クソザコなんだから、無闇に斬り込むなよぉぉぉお!!なんなの!?そのカッコイイポーズしないと生きていけないの!?あーもぉ!護れ、レヴィアアイギス(上級防御呪文)!!」


「フハハハッ、リィン助かる!」


「ああもぅう!いいってことよぉ!」


昏き絶影のメルギルスは、二刀小太刀を構えて敵を切り裂く。彼を只の斥候職と侮るなかれ、彼が放つ高速の二刀は、高密度の闇属性が付与されており、どんな防御も紙のように切り裂く。同時に彼は神速と呼べるほどに速い。とてつもなく疾い。防御無視の超高速斬撃。それを受ける敵に、成すすべはない。

だが、本人も言っている通り、彼の防御力は紙。だけどリィンハルトがとっても心配しながらバリアを張ってくれるのでメルギルスは、ニッコリだ。


「行くぞっ!!俺は魔術師ゼノドア!!魔術師が後衛?そんな事を誰がきめたッ!!今時の魔術師ってのはなぁっ!!前線でぶっぱなすんだよぉぉぉぉぉおおおお!!」


「にゃあああああああああ!?後衛!?お前は後衛なんだよちくしょおおおおおおおおおお!!??退がれよばかかあああああああああ!!いや、ゼロ距離射撃が浪漫なのはわかるけどさああああ!!もぉー!疾れ、シルファルド(中級加速呪文)ッ!!」


「おお!速い!流石俺のリィンだ、感謝する!」


「ちきしょう!良かったねっ!」


蒼き雷轟のゼノドアは、自身に肉体強化と防御呪文を施しながら前線へ突っ込む。そして魔法をゼロ距離ぶっぱして、敵陣をメタメタにしている。雷系魔法を主軸としながらも、あらゆる系統の魔法を扱えるゼノアドにはスキは無い。スキは無いが偏りはあるので、その偏りをリィンハルトが補助魔法で埋めてくれている。

そんな、自分をいつだって気にしてくれるリィンハルトに、ゼノドアはとってもニッコリだ。


「はぁああああ!跪け魔物共よっ!余は僧侶アレックス!殺戮神官アレックスだ!!道を開けろっ!!挽肉になりたくなかったらななあああああああ!!」


「お前はさあああああ!ほんとさあああああああ!せめて自分の回復くらいしてよもおおおおおおおお!!僧侶の役割ってなんだか知ってるぅ!?あと殺戮神官を自称するのは、ほんとどうかと思うよ!?もぉぅ!漲れ、ライヴァンハート(中級活性呪文)ッ!!」


「よっしゃああ!漲ってきやがった!助かるぜリィン!お前がいてくれて良かった!」


「あぁ!もぉ!いいよ、もぉっ!」


煌き聖燐のアレックスは、神聖魔法を漲らせて特攻し、神聖魔法を込めた拳を敵顔面にめり込ませ、神聖魔法ビームをぶっ放して、ただひたすらに無双していた。もう、回復なんて知ったこっちゃない感じで、縦横無尽に暴れ回っている。ちなみに、一人称が余なのは、実は彼が第一王子だからだ。

そんな彼は放っておいても自分で回復するので、とりあえず生命力を底上げするバフはかけとくリィンハルト。

なんやかんやいっても構ってくれて心配してくれるリィンハルトに、やっぱりアレックスもニッコリだった。



こんな感じの勇者パーティー。

これはリィンハルトが女性化して以来、一切彼女を前衛に立たせなくなった…


「もぉっ!ばかぁ!お前らほんといい加減にしろよぉおおおおおおお!」


…そんな勇者御一行の一幕である。



独自コンペ【春のトランスセクシャル】開催中です、詳細はシリーズのところをご覧ください。


どうか感想お願いします!

十本の中で感想の数が最も多いものを連載しようと思っています!

どうぞよろしくお願いします!


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