表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万屋配信者エゴ  作者: 82
7/25

Mission7 長引くのはどっち



 エゴはずっと友達がいなくてぼっちだったため、情報は人からではなく、ネットから得ていた。しかし、ネットでもモモンガを飼うことが流行っているとトレンドにも上がっていなかったはずだが、人から言われると自信がなくなってしまうのである。



 (あれ、俺の常識古いのか……?いや、俺は周りに信用できるやつがいねぇ、俺の世界では俺がルール、俺だけを信じろ!)



 「「エ……エゴさん?」」



 【はよしろ】、【回線悪い?】、【おーい】



 エゴはこのクソしょうもないことに1分間ほど気を取られ、周りからの声掛けでやっと意識が戻った。



 「!いや、ちょっと電波が悪かったみたいだ、っておい!ケイジュ!モモンガを飼っている人が多いなんて噓をつくな!!そんなわけないだろう、情報通の私が知らないなんてありえないからな!」



 「え…まだその話し?てか呼び捨て?(ドン引き)」



 「とりあえず!このモモンガとケイジュ君の飼っているモモンガの柄がそっくりだということだ、まぁこれは信憑性がさっきのギターと比べると格段に落ちるからここで終わりだ!」



 【グダグダで草】、【情緒不安定?】、【牛乳飲め】



 「リスナーも黙れ!生配信だからグダることだってあるんだよ!まだ証拠はあるから黙ってろ!」



 【コメ欄うるさいー】、【w】、【はーい】



 「え、まだあるんですか?僕リーダーに呼ばれているのでそろそろ解放して欲しいです」



 「これで最後だから時間はかかんねぇよ、…むしろボイキンの会議の方が長引くかもな」



 エゴは最後の言葉はマイクに乗るか乗らないかくらいの大きさで言った。そして、自身の鞄を漁りだした。そう、ルイからもらったボイスレコーダーだ。



 「今から流したいものがある、聞こえにくいかもしれないから各々音量調節よろしくな」



 そして、エゴはボイスレコーダーを流した。



 「………ボイキン伸びてるよね!」



 「いやいや、そんなことないから、アハハ」



 「いやいや、周りの女の子みんな君たちの話で持ち切りだよ!特にケイジュ君♡寄ってくる女の子多いでしょ?それとも特定の彼女でもいるのかな?」



 「いやいや、忙しすぎて彼女つくる暇もないよ~」



 「マジ!?俺なんか女の子遊びまくってるぜ!」



 「俺も俺も!」



 そんな感じのお話が10分続いた。割愛します。



 「ケイジュ君のその指輪女の子だよね!」



 「!あー、ばれちゃった、まぁここの人達ならいっか同業者ばかりで言う人いないだろうし、実は一応います(笑)」



 「やっぱりな!その指輪のAって相手の名前?」



 「そうそう!お揃いにしようってうるさくてさ~、ハハハハハ!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ