Sub Mission1 その後の彼
――その後のケイジュ――
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、終わった、俺のネット活動。あの女、子供だと思って油断してた。まさかエゴに相談しに行くなんて…………………。クソックソックソォォォォォ!!!!!しかも内通者誰だ!!!あの時は大人数でお酒飲みながら通話してたからわかんねー。
あの後、ケイジュはボイスキングのリーダーに呼び出されて今後の活動について話し合った。とりあえず、今回の件は謝罪配信を行い、静観しようという結論に至った。
「僕はあの光景に耐えれなかった……」
――ケイジュの謝罪配信――
「今回の件でファンのみんなを裏切ってしまって本当に申し訳ありませんでした。今回の件で反省するために活動は休止します。また、戻って来た時にみんなを………」
コメント欄を見たケイジュの言葉が途絶えた。
【これからもついていきます!】
【うんうん】
【はい】
【裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者】
【大好きです】
【犯罪者www】
【うん】
【うんうん】
「っっ(パクパク)」
ケイジュは配信中だからしゃべらないといけないのに頭の中がアンチコメントでいっぱいになり、しゃべろうと口を動かしたが、言葉が出なかった。彼のコメントはほぼ擁護コメントばかりでアンチコメントは少なかった。しかし、少ないからこそアンチコメント(ノイジー・マイノリティ)が目についてしまった。
俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない
「っっっErase Bad Things(アンチ消えろ)!!!」
彼がそう叫んだ瞬間………彼の配信からアンチコメントが全て消えた。これが彼のメタアビリティ。彼は自分が気に入らないコメントを消すことができる。
「………はぁはぁはぁ」
彼は恐る恐るコメントを見た
【大丈夫?ケイジュ君】
【アンチのこと気にしなくていいよ!】
【ずっと応援してるから】
【大好きだから】
擁護に満ちたコメント欄を見たケイジュは笑いがこみ上げた。
「ハハハ、そうだよねぇ、みんな酷いんだよぉ、僕のこと叩いてぇ、僕はただ純粋にお付き合いしてただけなんだ!!!それなのに、それなのにぃぃぃ」
彼の配信を見ていたボイスキングのリーダーはまずいと思い、ケイジュに連絡したが、ケイジュは暴走してしまい、周りが見えず、気づかなかった。自身が言いたいことを吐き出し、配信は終わった。
その後、ネットでは彼を良くないと思う声が増え、グループからも脱退と告げられたが、彼は個人で自身の信者と共に優しい配信空間を作り、伸び伸びと活動しましたとさ、めでたしめでたし?




