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そこそこの家庭からそこそこの地位を得る 現実主義異世界ファンタジー

俺の名前は成清誠司、親父が税理士母が教師のそこそこの家庭で育った高校生2年生だ。小学校、中学から成績は常にオール4学年で1位を取ったこともないが平均より下回ったこともない、どこにでもいそうな高校生。容姿もそこそこでモテないこともないが凄くモテることもない。ちなみに最近彼女と別れたが隣の席の女の子と毎日連絡を取り合ってるので対して女性に困ってもいない。

このまま俺はそこそこの大学に進学、そこそこの会社に就職し結婚そして子供ができ死んでいくのだろうと安易に想像できる。今更学力で学校1位をとって東大を目指そうとも思わないし、スポーツでプロになろうとも思わない。多分自分は何でも一流になる素質はないのだと思う。そこそこはできると思うが。

「はい今日の授業はこれまで」

いつも通り授業が終わり部活の時間になる。

俺は野球部に所属しているポジションはショートで打順は5番をまかされている。そこそこチームは強い。夏は県大会準決勝まで勝ち上がった。本気で来年は甲子園ねらって練習している。

いつも通り練習をこなし19時ごろ帰宅する。その日もそんな平穏な日々だった。

家までは電車で15分、駅から歩いて15分だ。駅から降り自宅へ歩いていたその時、ドサ、背中から激しい激痛が走りそのまま意識を失った。

次に目を覚ますとそこは今までに見たこもない神秘的な神殿?の前に寝ていた。体を起こしあたりを見回す。

「ここはどこ?」

すると天空から背中に羽の生えた絶世の美女が降りてきた。夢の中なのかとも頭では考えたが何故か現実におきていることだと理解できた。

美女は俺の前に降りてきて話し始めた

「あなたは通り魔に後ろから刺されすぐに絶命してしまいました。」

何を言ってるのか分からなかったし理解できなかった。意識を失う前の記憶は確かに背中からの激痛だった。

「ここはどこですか?かえれるんですか?」

美女は悲しい顔をして答える

「ここは天界です。残念ながら元の世界には帰ることはできません。あなたは死にました。後ろから刺されすぐに絶命したため受け入れることは難しいかもしれませんが。」

理解はできた、どうやら犯人の顔も見ないままあっさり死んでしまったようだ。

「この後どうなるのですか?」

死んでしまった悲しみ両親、友達色々なものが思い浮かんだが押し殺して質問した。

「あなたは寿命の94歳の前に死んでしまった、本来なら後ろの神殿で裁きを受け天国か地獄に行きます」

美女は後ろの神殿を指差し答えた。

本来ならという言葉が気になった!俺はどうやら例外のような言い回しだ。

「あなたには寿命をまっとうしてもらいます。不足の事態で寿命をまっとうできなかったものは別の世界で寿命をまっとうしてもらう救済措置があるのです。しかし0歳からやり直してもらいますが94歳の寿命の17年をあなたは消費しています94-17で77歳まであなたは別の世界で生きられます。」

なるほど転生ってやつだ理解できた。77まで生きれたら上等だ!俺は長生きでよかった。

「わかりました、どんな世界に転生するのですか?」

美女は笑って答えた

「やはりあなたは頭が良い!理解が早い!!剣と魔法の世界です!前世で生きられた世界よりは危険が多いですがその分楽しいことも多いはずです。詳しいことは赤ちゃんからやり直せますのであちらに行って学んでください。ちなみにファンタジー小説ありがちなチート能力とかもありませんので頑張ってくださいね。あなたの今のスッペクそのまま転生されます。それでは早速転生させます!!」

いきなり俺は光につつまれた。展開が早すぎる!

「待ってください!!!あなたは何者ですか?」

美女がとびきりの笑顔で言った

「私は風の女神マーシャ、あちらの世界でも信仰してくださってる人はいますよ!もうすぐに死んじゃダメですよ!』

そして俺の意識はなくなった。

気づいたらそこは中世ヨーロッパのような雰囲気の家の中だった。どうやら女神が言っていたように赤ちゃん転生している。大きな暖炉が近くにある。ベッドも良いものを使っているのが分かる。これは親ガチャ成功とゆうやつでは!!!

「うぎゃーうぎゃー」

なるほど声を出そうと思っても出せないな!!

すぐに金髪の美女が歩み寄ってきた。

「オシリスどうしたのー?おっぱい欲しいのー?」

その後のことはあんまり覚えてない!最高だった笑

どうやら俺は子爵家の長男として生まれたようだ!5つ離れた姉と1つ上の姉がいるようだ。2人とも将来美人になることが約束されたような整った顔立ちをしている。

女神が言ったように前世のスッペクそのまま引き継いでるようでそこそこの家に生まれたらしい。まだ赤ん坊だから分からないが顔もそこそこ学力、体力もそこそこだろう。

しかし、前世での俺は何でも一番になれなかった半端ものだった。一度死んだ身今度はトップ目指して頑張ってみようと思う。女神はチート能力がないと言ったが俺にはどうやら前世の記憶が残っている!前世の記憶を参考にして赤ん坊からやり直せば何かの1番になれるかもしれない!これから頑張るぞ!!!

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