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プロローグ 12月25日

はじめての異世界ものなので面白くないと思いますがアドバイスなどあればコメントでお願いします。

紗季原さきばら みなと はごく普通の高校生。彼女が17年間なしのぼっちなゲームオタクだ。



「はあ…今日は学校休みだし何しようか」



湊はベッドから起き上がりテレビをつけた。



「今日は12月25日!待ちに待ったクリスマスです!」



厚着をしたアナウンサーが言う。



「もうこんな季節なのか…」



クリスマスは家族や子供、カップルなど誰もが楽しめるはずの素晴らしいイベントである。

湊は少し期待しながらスマホを手にとった。



「おめでとうございます!1000万円当選しました!!」」



スマホのメールボックスは迷惑メールで埋まっていた。



「デートの誘いメールなんてくるはずないよな…」



湊はスマホをポケットにしまい服を着替えて少し離れたショッピングセンターに向かった。



「何が待ちに待ったクリスマスだ、ただの休日じゃないか」



17年間彼女なしのぼっちの末路がこれだ。



「今日は新作ゲームの発売日だぞ?買うしかないだろ」



辺りは雪で一面真っ白。小学生の子供達が雪合戦をして遊んでいた。



「小学生は元気だな…」



湊にとってクリスマスはこの日に新作ゲームが発売されるということだけが楽しみであった。



「よし、着いたぞ」



湊はゲームカセット、お菓子やジュースを買い、ショッピングセンターをあとにした。



「最後の一個だったとか今日は運がいい」



家に帰る途中、何組かのカップルを無意識に睨見つけていた。



「今まで何度も彼女を作ろうと努力したさ…けど、努力した結果がこれなのよ」



買ったゲームを早くプレイしたいのか気づけば早歩きになっていた。



「お、ここ近道がありそうだな」



湊は近道と思われる細い路地裏を見つけ、早歩きでその狭い道に入っていった。



「こんな近道あったなんて、もっと早く気づくべきだった」



順調に湊は狭い路地裏を進んでいく。



「グゥゥグゥゥ…」



少し進むと何かを威嚇するような声が聞こえた。



「犬でもいるのか…?結構大きそうだが…」



少しずつ鳴き声が漸近してくるのが分かった。


「おい…大人しく頼むぞ…犬は苦手なんだ…」



すると、目の前に現れたのはとても大きな赤い首輪をつけた化け物のような犬が湊の前に現れた。



湊は恐る恐る、威嚇する犬を横切ろうと息を凝らす。



「勘弁してくれ…家に帰ってゲームがしたいだけなのに…」



「グゥゥ…ワンッ!」



化け物犬が湊に向かって吠えたのだ。



「…うわぁっ!!」



威嚇に驚いた湊は雪のせいで少し滑りやすくなっていた地面によりバランスを崩し、勢いよくコンクリートの壁に頭を強打した。



「う、うぅ…」



そのまま地面に倒れ意識が朦朧していく。

すると前の方から女の子の声が聞こえてきた。



「サンター!!どこなのー?」



その化け物犬の名前なのだろうか、名前を呼ぶ声が少し遠くから聞こえた。



「グゥ…キャンッ!キャンッ!」



先ほどの獣のような鳴き声が一変した。

飼い主と思われる同じ高校生くらい女の子が鳴き声を聞いてこちらに向かってきていた。

そして、女の子は頭から血を流した湊に気づく。



「きゃっ!大丈夫ですか!!?すぐに救急車呼ぶので待っててください!!」



その女の子はとても慌てた様子で携帯電話で助けを呼ぶ。



「た、たすけ…て…」



この一言を最後に湊は目を瞑ったーー。

ありがとうございます。

是非次もお読みください!

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