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プロローグ
2048年12月某日某所、、、
その日は、雪が降っていた。雪の勢いは左程強くなく、積もるまでもなかった。外では雪が降る中、寒さに慣れていない中東の人々は、さっさと家の中に入ってしまって、家族団欒を楽しんでいた。
それとは対照的にある少年は一人で寒い外の中、佇んでいた。
彼の目は、生気が宿っておらず、死んだ魚のような目であった。
その目には、全てを灰にする炎が映っていた。
炎はまるで何者も寄せ付けないように見えた。炎の勢いは時を経るごとに増し、彼の家族だった物も包み込もうとしていた。そして、彼の家が燃え落ちる頃には、彼の大切だった物は全て灰となり、彼の髪の色が黒から白に変わっていた。
稚拙なものですが、楽しんでくれたら幸いです。




