概要・国家設定
以前別作品扱いで投稿していたものですが、あまり見てもらえていないのでこちらに投稿することにしました。
見覚えのない方はどうぞご覧下さい。
登場国家
日本国
この物語の主人公と言える国家。いわゆる現代現実の日本国その物の能力を持つ。
急遽並行世界の中世~近代レベルの文明にある地球に転移してしまった結果、食料と資源の確保を急務として行動を開始する。
その中で未開拓のアメリカ大陸を発見し、本来の地球の歴史ならばヨーロッパからの移民で行われるはずだった開拓を、非常事態という名目で日本国の主導で執り行なうことになる。
現地の先住民族達と友好関係を築こうと奮起し、相手が低文明の存在であっても礼儀、礼節を守ろうとする姿勢から、地球の歴史のように奴隷制を強いる、或いは侵略を行なうこともなく大陸の部族たちに次々と受け入れられる。
その結果まず北部、中央アメリカ大陸を支配下に置くことに成功し、暫定的にではあるが、『日本国北米州』と『日本国中央米州』として制定し、領有を宣言、先住民の協力の下に移民と開拓を開始する。
転移まではいわゆる普通の人間ばかりが住む国家だったが、転移後はアメリカ大陸に在住していた亜人類たちを吸収、更に移民に際して積極的な子づくり政策を推し進めたために総合的には転移してからわずか2年余りで20万人以上の人口増加となる。
開拓と同時に原住民たちを日本式、ただし原住民の守るべき部分を残しつつ教育していき、日本に徐々に馴染ませていく。
この世界では隔絶した技術力と国力を誇り、この国に敵対することは国家の存亡を意味する。
国防部隊として自衛隊、沿岸警備隊として海上保安庁を所有するが、領有することになる大陸があまりにも広大になるため、急遽予算を編成し増員、関連施設の建設、兵器の量産に追われることになる。
余談だが、大陸を制圧することになったために、自衛隊のために広大な演習場を確保することができたことも非常に有意義となっており、これまで高い費用をかけてアメリカまで遠征して行なっていた様々な演習を行えるようになっている。
また、この世界が中世~近代の地球に近いレベルの文明力でありながら野心的な国が多く、国家の安全を脅かされる可能性が非常に高くなることから、国産新兵器の開発も推し進めることになる。
アメリカ大陸(後に日本国米州と命名)
日本が最初に接触する大陸。未開拓のアメリカ大陸その物だが、元の世界のアメリカ大陸と違い、最初に接触した部族は熊のような耳と体毛、鹿のような角と体毛を持った亜人類たちが住んでいた。
日本と接触し、自分たちがまだまだ文明レベルの低い存在であることを認識するが、そんな自分たちを対等に扱い、色々なことを教えてくれる日本国の領有下に置かれることを受け入れる。
熊のような耳や鹿のような角などの身体的特徴を持つが、性格は穏やかで友好的。どちらも腕力に優れているため土木関連の企業で雇われ、活躍するようになる。
友好関係構築後は好条件で日本の企業に雇われ、自らの手で大陸を開拓していく。
また、先住民は日本によって農業や漁業、資源の採掘方法を教わったことで、この大陸その物が日本の生命線となる。
中央アメリカ部分では農業が盛んになり、多くの現地民が農業に従事するように、北アメリカでは酪農や畜産業が盛んになる。
北部……カナダのある部分の海洋民族には、下半身がタコのようになっているスキュラと呼ばれる種族が暮らす地域もあり、その摩訶不思議な生態に日本の学者たちは興味をそそられ、オタクたちは人外娘たちの大量発生に狂喜乱舞することになる。
中央部……先述の通り熊のような耳や鹿のような角を持つ民族が暮らしており、その文明レベルはヨーロッパ人が上陸する前のネイティブ・アメリカン以下で弥生人並み。
南部……下半身がイルカのようになっている人魚族や、鳥のような羽毛を持つハーピー族など、多種多様な種族が生息している。
どの部族とも日本は友好関係を構築し、様々な産業を発達させることとなる。
後に南アメリカ大陸も領土に収めて『日本国南米州』と名付けられる。
登場予定兵器
要撃練習機 『FT―4』
概要・航空自衛隊の中途練習機として開発された川崎重工業のジェット航空機『T―4』を、限定的に戦闘における運用を可能にした機体。
ブルーインパルスでも使用されており、既に212機生産されている。
日本が転移した直後、日本の技術が他の大陸諸国よりも隔絶していることを衛星写真で知った時、諸戦力物量の不足が挙げられた。それを解消するべく、まずは『航空機の多目的運用』思想の下、『T―4』練習機を戦闘が可能なように改造した。
まずは既存配備されている一部を改造し、固定装備として12.7mm重機関銃を、更にシステムの改良で翼下にパイロンを設置し、誘導弾を2発ずつ搭載可能にした。
純粋な国産機で生産速度が速く、他の戦闘機に比べれば一括発注することで他の航空機よりも安価なことから、転移直後の戦力不足を補うために一気に量産された。
非音速機としては相応の速度を出せること、練習機として運動性能も高められていたことから、ドッグファイトの性能も要求できている。
また、誘導弾使用のために、機内環境を一部改造し、1人乗りにした代わりに電子機器を増加したことで、2種類の誘導弾の運用を可能にした。
性能
最高速度 マッハ0.9(時速約1000km)
実用上昇限度 14000m
最大航続距離 1300km
搭載兵装 12.7mm重機関銃(航空機搭載用改造型) 装弾数・500発
近距離空対空誘導弾(AAM―5)、(AAM―3)
国産戦闘機『F―3』
概要・『F―2』戦闘機の後継機として、転移直後に考案され始めたマルチロール戦闘機。
目標能力は防空・対艦任務。
当然のことながら『F―35Bライトニング』及び『X―2先進技術実証機』をベースに、こちらも高性能なステルス性能を保有する多目的戦闘機としての運用を想定して設計を始めている。
『F―35B』との共通点として、地上配備型の『A型』、垂直離着陸が可能な『B型』、空母艦載機型の『C型』の3種類存在する戦闘機というコンセプトを持つ。
日本が転移後に配備する予定の空母打撃群での運用も想定し、艦上搭載も可能な様に設計するとのことであり、洋上における制空戦闘力として期待が寄せられる。
また、『F―2』との違いの1つとして、対地攻撃用ロケット弾の搭載を取りやめたことである。
性能
最高速度 マッハ2.0
搭載兵装 中距離空対空誘導弾(AAM―4)
近距離空対空誘導弾(AAM―5)
新型中距離空対空誘導弾(AAM―6)
新型遠距離空対空誘導弾(AAM―7)
空対艦誘導弾(ASM―3)
JDAM
LJDAM
20mm機関砲(装弾数850発)
国産戦闘機 『F―5』
概要・日本が転移後、これまで日本の空を守ってきた『F―15J改』が老朽化してきたことを受けて、これまで以上の性能を持つ新たな戦闘機を保有するべきだという意見が生じたために開発が進められることになった新型戦闘機。
性能及び外見のモデルはアメリカの戦闘機『F―22』であり、推力変更ノズルや高性能なステルス能力、それでいて超音速巡行能力を保有する制空型戦闘機として開発を進めることになる。
また、誘導弾などの兵器を含めてアメリカなどの諸外国が一切関わらない初の国産制空戦闘機開発となったため、マスコミなどには『零式制空型戦闘機』、通称零戦の名称を広めることになる。
余談だが、何故『F―4』でないのかといえば、日本の航空自衛隊には『F―4EJ』こと『F―4』ファントムが配備されていたから紛らわしいということと、4という数字が『死』を日本語で意味する言葉であるから忌避されると判断した結果である。
性能
最高速度 マッハ2.5
搭載兵装 中距離空対空誘導弾(AAM―4)
近距離空対空誘導弾(AAM―5)
新型中距離空対空誘導弾(AAM―6)
新型遠距離空対空誘導弾(AAM―7)
空対地誘導弾(JASSM)
20mm機関砲(装弾数950発)
この後も時々新しい国家や兵器などを更新し、ここならいいだろうと思ったタイミングで書き込みます。
これは月2話の枠ではありませんので、この後ももう1話今月は投稿します。ご安心ください。