出会い1
遅くなってしまい大変申し訳ありません。
またいつ投稿出来るか分かりませんが出来るだけ
はやく投稿できればと、思います。長くなりましたが、これからもよろしくお願い致します。
「ひ…とみ…さん…」
「どうした?遊輝?」
「わ…たし、がっこう、いき…たいです…!」
「……」
私の名前は天草 瞳という。
この街で警察官をしている。私が遊輝に出会ったのは、ある日の事だった。
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「ねぇ、ほんとに廃工場なんかにいるの?」
そう言ってくるのは私の同僚である平沼 美鈴という。
私達は今、高校生ぐらいの女の子が、車に無理やり乗せられていた、という通報を受け、犯人を探しているところだ。
「あぁ、恐らくな。」
「その理由は?」
「今回の犯人は、強姦目的だろう。そういった場合は人が寄り付かない場所が、犯人にとって理想的な場所になる。」
「この街の近くで、そういった場所はその、廃工場だけだったからだ」
「なるほどねぇ……あっ…見えてきたわよ」
そう言って平沼は顔を引き締める。
私も意識を切り替えよう。強姦など同じ女である
ため許せるはずがない。一刻も早く犯人を捕まえねば。
「急がなくては……」
そう呟いた私は、アクセルを少し踏み込んだ。
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廃工場に着いた私達は、早速、突入する準備をしていた。
「私が犯人を抑える。平沼は少女の方を頼む」
「わかったわ」
ハンドサインでの合図と共に私達は廃校所に突入した。
「警察だ!動くな!」
男が酷く驚いた様子でいる。近くに少女の姿も確認出来た、どうやら当たりだったようだな。
「フッ…!」
私は男との距離を一気に詰め、そのまま腕を掴み足を払い変則的な一本背負いの形に持っていき_
「セイッ…!」
「ぐぇ…!」
_投げた。そのまま腕を捻りあげ、手錠をかける
「9時25分、強姦未遂の容疑で逮捕する!」
私は平沼の方に呼びかける。
「平沼、そっちはどうだ。」
「えぇ、平気そうよ、ただ気絶してしまっているわ」
「そうか……なら男の方は他に任せて私達は少女を病院に送り届けよう。」
「えぇ、わかったわ」
そうして私達は少女を車に乗せ、病院へと送り届けた。
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それから、病院から連絡があったのは二日後のことだった。
どうやら彼女が目を覚ましたらしい。私と平沼は
少女に話を聞くために再び病院へと向かった。
しかし、通されたのは少女の所ではなく医師の所だった。
「すみません、まずは彼女の病状について説明させて貰わなくては行けなくて、あっ…申し遅れました、私は彼女…遊輝さんの担当医である桑山 光と申します。」
「そうですか…こちらこそよろしくお願いします。私は桜田市警察署の雨草 瞳と申します。」
「同じく、桜田市警察署の平沼 美鈴です」
「それでは、説明させていただきますね、まず、
彼女の病状についてですが……」
そこから1時間ほど桑山先生の説明があった、
要約するとまず、重度の対人恐怖症、これは、自分は親に捨てられてしまった、と彼女が言ったそうだ、信頼していた家族からの裏切りに人を信じれなくなってしまったことが原因ではないかとのことだ。
そして、男性恐怖症。これはあの事件が原因だであると言える。こちらはそこまで重度ではないそうだ、視認したり、喋るのも大丈夫だが、触られるのはダメなようだ。
それと、自律神経失調症や、言語障害、記憶喪失なども起きているという
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「ねぇ…これ聴取できるのかしら」
「分からない、だが、行くだけ行ってみよう」
そう言って私は彼女のいる扉を開けた。
そこにはとても美しい少女がいた。
腰までかかる濡れ羽色の黒髪、少しつり上がっているが優しさを帯びた目、口も鼻も小ぶりで、
「可愛い」と言うよりかは「綺麗」といった方が
相応しい。廃工場は暗く顔もよく見ていなかったが、ここまでとは思ってもいなかった。
そうして私が彼女に見惚れていると、
「なに惚けているのよ、私が話聞いてくるから
そこで見てて」
「あ、あぁ…わかった」
あんた話し方怖いからね、と言いながら少女に話しかける。
「遊輝ちゃん?よね?私は桜田市警察署の平沼 美鈴っていうの、後ろにいるのも一緒で、雨草 瞳っていうの。」
「けい…さつ…?」
「そう、二日前のお話を聞きたいの、いくつか質問させてもらってもいいかしら?」
「ふつ……か、まえ………ッ!?」
少女の顔が恐怖に歪んだ__
「あっ、あぁぁぁ!?いっ、いやだ!やぁっ!
ッ!?ご、ごめんなさい…ごめんなさい…殴らないでぇ……!」
肩を抱き小刻みに震える少女、泣き叫び、顔は恐怖に歪んでいる、平沼は狼狽えてしまっていた。
私は少女の方に近づく
「ッ!?こっ、こないでぇ…!」
「遊輝、大丈夫、大丈夫だから」
そう言って私は、彼女……遊輝の頭を撫でる
「えっ……?」
殴られると思ったのだろう、私に撫でられ驚いた顔をしている。
「大丈夫、もう、大丈夫だから」
「う、う”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ん”!!あ”ぁ”ぁ”ぁ”…
ひっぐ…うぅ……」
「ん、とと」
遊輝は私に抱きつき泣き叫ぶ、ただそれは先程までのものとは違い、安心がみてとれた。
しばらくそうしていると泣き疲れたのか遊輝は眠ってしまった
「ん…おか…さん…」
「はは、あんたお母さんだと思われてるわよ」
「む、これでも21なのだが…」
えっ…嘘……、という平沼に拳骨を落としながら、
私は腕の中にいる遊輝を見る、この子の母親であれば、まぁ悪くは無いな、そんなふうに思えてしまった。
サブタイにやっと…プロローグ以外が………
……登場人物や団体などは、フィクションです。