プロローグ2
少し長めに出来ました。すこしだけシリアスが入っていますのでご注意ください。
「えっ...?」
この鏡に写っているのは俺なのか?鏡には高校生ぐらいの女の子がうつっている。
そういえば声もすこし高い気がする。混乱して鏡の前でボーっとしていると、
「遊輝、入学式遅れちゃうわよー」
という母さんの声が聞こえて来た。まずいこの姿のことなんて説明すればいいかわからない
とりあえず俺は、布団をかぶって寝たフリをした。
「遊輝、起きて...ってまだ寝てるの?いいかげん起きなさい!」
っと俺の布団を剥がそうとしてきた。まずい!心の中で叫ぶも時すでに遅し俺の布団は
いとも簡単にとられてしまった。
「はい、おはよう....って誰?」
訝しげに俺のことを見てくる母さんの視線に何か言わなきゃと焦る。
「遊輝のお友達?」
「ちっ違う...」
「じゃあ、誰?」
「おっ俺が遊輝。俺が鏡町遊輝だ!!!」
母さんは信じられないものを見るような目をしている。だから俺は母さんに俺が遊輝だと
信じてもらえるように今までの思い出なんかを覚えている限り喋った。
「はぁ...はぁ...はぁ...」
だけど母さんは
「そんな話しんじられないわ。どこの誰だかわからないけど出ていってちょうだい」
そう母さんは俺に向かって冷えきった声でいった...
主人公の名前に別段意味などはありません。