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センスデメリット

び、微妙だった。

雑務適正で主人が持つスキル(戦闘に使うスキル以外)を召喚モンスターが使えるのはいいが、レベル半分の効果だとは…。


生産技能スキルの効果はレベルにより作成出来る種類と、作成物の成功率に補正がある。

LV1だと初期的なアイテムと武器防具などが作れる。

成功率に関しては、標準成功率が作成する物によって異なり、それにLV1だとプラス10%の補正がかかる。

LV10で成功率0%の作成物でも100%作れる事になる。ちなみに失敗すればゴミになる。


では、ウディの場合は半分なのでLV1で5%の補正がつく事になるな。

しかし、作成出来る種類は半分になってないようなのでまだ救われる。私と同じ物が作れる。


よし、じゃあ私も何かを作成してみよう。

まぁ、試しなので何でもいい。ポーションを作るか?


「よし、ではこの調合セットで…」


ウディが無言で見守る中、ポーション作成に勤しむ。

奴から手渡された材料を加工すると、一度光を放ったあとアイテムが出来上がった。


「おっ、出来たな。何だかウディが作ったのと違って液体入りの瓶じゃないな?固形物だ」


ははっ。ウディよ、そんなへしょげた顔をするな。

君と違って私は成功率プラス10%なのだ。標準成功率100%を超えてしまって通常より良いものが出来たのかもしれない。

やれやれ、出来る女は辛いな。さて…出来上がったアイテムは…?


「ふむふむ、何が出来たのだ?…ん?…………ゴミ」


何故だーーーーー!!

何故なのだ!?

私の方が成功率が高いのだろう!?何故、ゴミが出来上がる!

はっ、そうか!元々ポーションは成功率が低いのかもしれない。

標準成功率が5〜60%なら私でもウディでも失敗する時は失敗する。


「何だ、そういう事なのか。よし、次をよこせ。次の材料だ」


ウディに命じて材料を用意し、サクサクと次の調合に取りかかる。

よーし、次は成功するゾ。


「今度こそ〜、よしっ!ほら出来た、ゴミっ!…何故なのだー!」


怒り心頭で地団駄をゲシゲシ踏んでいると、ウディがジェスチャーで何かを伝えようとしてくる。

何なのだ。今、私は忙しい。


どうやら、私自身のステータスを見ろと言っている。

ウディが指差すところを次々と注視し、タグをめくっていく。

ウディが指し示したのは、センス【エンプレス】の部分だ。おや?前には無かったセンス効果の説明書きがある。


「なになに…えーと。センス、エンプレスの効果…」



[エンプレス]

アイテムドロップ率2倍

生産の成功率半減(new!)

女帝の眼力(相手ユニット一時行動不可)



なぬー!

生産技能の成功率が半減、とあるではないか!

これのせいで失敗していたのか?…え、これって文字通りだと、仮に標準成功率70%のアイテムが生産技能スキルで80%の成功率になっていたとしても、40%…。

ウディが5%しか補正されなくても75%なのに比べて、圧倒的に低いではないかー!


…はっ!そういえば。

弟が去り際にアルカナの副次効果について何かを言っていた様な…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「……あっ、そうだ。このゲーム、なんでか強力な能力には反面のデメリット能力みたいのがセットにされてるから気を付けてね。じゃぁっね〜」



………とか何とか言ってたのがこれかっ!?

もしかして、アイテムドロップ率2倍の反面デメリットかっ!?


ええいっ!もう良い。

気を取り直して、そして気晴らしするために、狩りにいくっ!そうするっ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は、憂さ晴ら…もとい…心機一転、ゲームを楽しむためにまたもや森に戻っている。

切って切って切りまくる、のだ。


よし、見つけたっ!スライムだゾ。

少々歯ごたえが足りないが、まぁ良い。


まだこちらに気付いてないスライムに後ろから切り掛かる。

!!?

何故だ!?切れない。いや剣がスライムに当たる前に、体が硬直して自ら攻撃を止めてしまう。


どうした!?どうしたのだ、私っ!?





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