やさぐれ看護師がゆく(二百文字)
沢木先生のお題「やさぐれ看護師」に基づき、書いてみました。
律子は看護師。
医師の伊藤と付き合っていた。
ところがその伊藤は若い看護師の瑞穂に乗り換え、婚約までしてしまった。
律子は酒に走りホストに嵌り、結婚資金のための定期預金を解約して使い果たした。
ある日伊藤が律子を呼び出し、借金を申し込んだ。
瑞穂に指輪をプレゼントしたいのだが、金が足りないのだという。
律子は断ろうと思ったが、情熱的なキスをされ、つい貸してしまった。
その金はもう戻って来ないとわかっていながら。
お粗末さまでした。