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我慢。

父親に話す内容を母親に話しちゃったよ…

母さんは携帯電話を取り出し、どこかに電話をし出した。


「あそこの幽霊ホテルに犯罪者を捕まえているわ。えぇ、ソイツ等を連れ出して尋問なさい。えぇ、大丈夫よ。警察はヤツ等と繋がっているみたいだから、その事もきっちり吐かせてあげて。そぉそぉ、違法な拷問はしない様にね。警察が一条に楯突いた証拠だから。ソレを理由に納税拒否とか言えば、警察も動かざるを得ない状況になるわ。一条関係だけで国家予算の半分になるのだから。そぉよ。末端まで納税しないと言って上げなさい。警視総監にも連絡するのを忘れないでね。えぇ、責任者は私よ。お父様?一応話はしておくわ。ぢゃぁ取り掛かって。」


いつもながらぱっぱっと仕事を進めるよなぁ…僕も見習わないと。

ソレから母さんはもぉ一回電話をしていた。


「あっ!!ぱぱ!!あのね!!コッチの警察が静也の言う事を無視して、犯罪者を野放しにしてるのよ!!ヒドくない!?」


母さんは一気に捲し立てていた。


「えっ?あっ、そぉね…女子中高生を攫って、強姦して、ビデオを撮って売ってたみたいよ。」


何かお爺様に質問されたんだろな。事件の内容を話し出し、その後、母さんのした対処法も説明していた。


「ねぇ、アレって、まさか…」

「会長に連絡されていると思います。この件は一条グループが動く事になりそぉですね。」


宮乃杜の質問に久田が丁寧に答えていた。


「そぉすると、私達のした事って、無意味だった?」

「いえ、私達のした事と、その報告書を提出すれば、会長からの覚えもめでたくなるかと思いますよ。今後の人生でプラスに働く事は請け合いです。」

「そっか…無意味ぢゃ無いなら良かったよ…」

「はい。一条グループに就職希望なら、宮乃杜さんは、顔パスで内定でしょぉ…但し、その後は貴方の努力次第ですけどね。」


久田は厳しい事を言ってはいるが、アレは事実だな。


「…となると…彼女、水野さんも?」

「…そぉですね…」


久田の言葉があまり歯切れが良くないな…ま、翔子さんが就職を希望したら、口利きくらいはするけどね。


「…うんうん、そんな感じにしてるよ。そぉ?ぢゃぁ、あとはよろしくね。そぉそぉ、この件は静也と沢山の友達が関与してるから、そこも考慮してあげてね?えっ?いや…うん…一応聞いておくけど…解ったわ。うん、顔出しに行くからね。またね。」


と、なんか解らない話をして、母さんは電話を切った。


「母さん、お爺様は何て?」


僕は話の内容を確認してみた。


「ぱぱ、めっちゃ怒ってて、総理に文句言うってさ…」


あっ…この件、政府が動くんだ…思ったより大事おおごとになって来たぞ…


「それから、ゴールデンウィークに、関わったお友達、全員連れて来なさいって。多分お小遣い貰えるわよ。」

「「「えぇ〜!?お、お小遣い!?」」」


驚いたのは僕では無く翔子さん、宮乃杜、久田だ。


「なんでお爺様が?」


僕の疑問はお爺様が皆んなを連れて来る様にと言った所だ。


「一条グループが解決に向けて動いたとして、その話は良い宣伝になると思わない?」


あ、なるほど…流石お爺様だ。この件ですら商売に利用するんだな。その上で、翔子さん達みたいな美少女をコマーシャルとかで利用したりしたら、更に売り上げとか上がりそぉだな…

いや、ダメだな…翔子さんに人気が集中したら一緒に居られなくなるよね。


「あれ?となると、高木君達もって事!?」

「そぉね。関わった全員って言ってたわ。」

「…あまり素行は良くない人達なんだけど?お爺様、平気かなぁ?」

「程度にも因るけど、高木君くらいなら大丈夫でしょ?子供の頃から知ってるからね。」


母さんもこぉ言ってるし、大丈夫だろね。


「明日にでも伝えておくよ。」

「ソレが良いわ。」


母さんも自然な笑顔を見せてくれた。

母さんも高木君を可愛がってたからなぁ…どこか嬉そぉだ。


「あの、お義母様。そぉなると、わたし達は今後、どぉ動けば…」

「そぉね。明日には検挙が始まると思うし、背後関係まで行くとひと月くらいで終わると思うから、なるべく大人しくしておくと良いかも知れないわね。犯罪者を下手に刺激しない様に心がけると良いわよ。」


なるほど。完全に手を引いて大人しくしてろって事か。ま、ソレに越した事は無いかな。


「あっ!!そぉなると、父さんに話は…」


僕は父さんに相談すると伝えていたんだけど、母さんが全部終わらせた感じになってしまったから断りを入れなきゃ!!


「そっちも任せて。隆也さんとはゆっくりまったりお話をするから。」


母さんはにっこり微笑んで、少し頬を染めた。


「やっぱり仲の良い関係なんですね。」


翔子さんの声が明るいな。


「そぉね…他の所は解らないけど、たまにしか一緒に居られないから、いつまでも恋人気分で居られるのが良いわね。うん。隆也さんにまだ恋してる…そんな気持ちかな。」


恋人ね…頼むから僕の前でいちゃいちゃしないで貰えると嬉しいんだけどね。


「ずっと一緒に居ない方が良いんですか?」

「そぉね。いくら大好きで、夫婦とは云っても四六時中一緒だと息が詰まるもの。」


うん。ガールズトークに突入する雰囲気だな…

僕は部屋に行き、着替えをする事にした。


「話に混ざらないのか?」

「そぉでは有りませんが、静也様はまだ片腕の様なので、お着替えを手伝わせて頂ければと。」

「不要だよ。それに、僕が何も気にしてないとでも思ってる?」

「………」


久田は何も答えない…表面上だけは仲良くしているフリをしているけど、やはり僕からの心象は最悪なんだよ?


「ほら、今の君は痴漢か覗き魔だよ。皆んなと話してな。」

「…はい…失礼致しました…」


と、久田はリビングに戻って行った。

いやね…客観的に見たら、充分美少女なんだよね…

今の久田からは剣が取れてるから、その分魅力的になってて、僕が我慢出来なくなったら、喜んで世話をしそぉな雰囲気なんだよね…

我慢する方の身にもなれよ!!

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罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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