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浮気性。

女の子を送る…送り狼になるのか!?

日が傾き、影が長くなった道を、僕は美少女と二人で歩いていた。


「えぇ〜!?あのいぢめ中学のいぢめられてた人だったんですかぁ!?」


話の流れで、僕がいぢめられていた事を話していた。


「まぁ、そぉだね。原因はよく解らないけど、何故かそぉなってたんだよね。」


真実は嫉妬と洗脳だったんだけどね…


「えぇ〜!?でも、アレってニュースぢゃ教員が扇動してたって云ってたけど…本当ですか?」

「あぁ…まぁホントだね。」

「うわぁ…最悪ぢゃないですか!!」

「そぉでも無いよ?友達は居たからね。ソレに、父さんが弁護士だから、あんな大々的な話題になったんだ。」

「うわぁ…一番敵にしちゃダメな人をいぢめてたってオチなんだ…」

「…そぉなるのかな?」

「なりますよぉ〜!!弁護士の父親が居る人をいぢめなんてしてたら、いずれ大きなしっぺ返しとか来るって解らないのかなぁ?」

「悪い事をする人って二種類居て、そこしっぺ返しすら計算に入れてやるヤツと、何も考えて無いヤツ。僕の時は全員が後者だったみたいだけどね。」


いや、坂下当太だけは計算ずくだったんだろな…未だに尻尾すら掴ませないんだから…


「おバカな人とお利口さんって事?」

「…辛辣な言い方だね…」

「だって、御堂さんの言ってる事を簡単に云うとそぉなるんぢゃないの?」

「…言われてみればそぉかもね…」

「でも、御堂さんってスゴいですね。クラス全体が敵になっても、一人で頑張ったんでしょ?」

「そぉでも無いよ?最終的には高木君達に助けて貰ったからね。」

「そっかぁ…友人って大事なんですね。」

「そぉだよ。一人でも居ると、支えになるからね。」

「そっかぁ…私にもそんな友達出来るかなぁ?」

「他人を思いやる気持ちが有ったら出来ると思うよ。」

「そっか…うん!!今からでも遅く無いですよね!!私頑張ってみます!!」


と、滝上瑞穂さんの住んでるマンションまで送り、そのまま分かれた。ウチとは通りが二本違うだけで、そこそこのご近所さんだったみたいだ。

ソレから一人で家路についたんだけど…誰かに見られてる?

僕は辺りを見回した。すると、空き地に三人の男の子が居た。中学生くらいかな?小学生ぢゃないよね?


「よぉ、お前、滝上とはどんな関係なんだ!?」


三人の中学生が僕を囲んで空き地に引っ張って行った。

彼等の云う滝上って、滝上瑞穂さんの事だよね?


「どんな関係?さっき知り合っただけの関係だけど?」


僕は正直に教えてあげた。


「ウソ吐くんぢゃねぇ!!アイツが初対面の男に、あんな表情かお見せるワケねぇんだよ!!」


ん?なんだこの子達?もしかして…


「まさかとは思うけど、キミ、彼女の事好きなのかい?」


僕の質問に、リーダーっぽかった男の子が顔を真っ赤にして反応して来た。


「んな!?そ、そんなワケねぇだろが!!お、オレはただ…そのなんだ!!そぉ!!同級生に変な虫が付かないか心配しただけなんだよ!!」


うんうん。その気持ち解るよ。


「そっか…ソレなら、僕に因縁付けるより、彼女が困ってたら手助けしてあげた方が良いんぢゃないかな?僕からは彼女に関わる事は無いと思うしね。」


コレは本心だ。この界隈で、強姦事件はもぉ起きないと思うから、僕は関わる気も無いからね。


「んな!?よ、余裕ぶってんぢゃねぇ!!」


がつっ!!

アレ?何が悪かったのかな?いきなり殴られたんだけど!?


「おら!!お前等もやれ!!」

「おぉ〜!!」

「うりぁ〜!!」


と、三人がかりで殴りられたんだけど、常時僕を守っている[頑丈ジュース]のおかげで、全く痛くないんだよね。

この子達は一体なんなんだろ?


「「「はぁはぁはぁ…」」」


男の子達は肩で息をしながら僕を睨み付けて、


「こ、コレに懲りたら二度と滝上に近付くなよ!!いくぞ!!」


と、三人は僕の前から去って行った。

いや、コレに懲りたらって…なんなんだ一体?まぁ、好きな相手に近付いて欲しくないって事かな?ま、放っといて実害は無いよね?

ソレから家に帰ると、ん?なんで鍵が開いてるんだ?泥棒か?

そっと扉を開けてみると、数人の話し声が聴こえる…四人?しかも、聴き覚えのある声…僕は意を決して、声を上げた。


「ただいまぁ…」


リビングから足音が響いて来た…


「おかえり静也。」

「母さん!?」


そこに居たのは、主張中のハズの母さん…


「おかえりなさい。」


と、当たり前の様にウチに居る翔子さんだった…なんか警戒したのがバカらしく思えるな…


「ただいま。まぁ、翔子さんが居るのは良いとして…母さんはまだ出張中ぢゃ無かったの?」

「早く帰れたのよ。そして、父さんに連絡したら、今日は遅くなっても帰るからって…だからコッチに帰って来たら、丁度翔子ちゃんにバッタリ会ってね。ソレで誘ったのよ。」


と、母さんの説明を聞きながらリビングに行くと、そこには久田美久と宮乃杜境子が…


「…えと…なんでこの二人も?」

「翔子ちゃんと一緒に居たからお誘いしたのよ?悪かったかしら?」

「…悪くは無いよ。皆んな友達だから…」

「へぇ…意外と浮気性だったのかな?」


母さんはなんて事を翔子さんの前で言うんだよ!?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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