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土下座。

大男との対決…どぉなるんでしょぉか?

どたぁ〜っ!!


「ぐがっ!?」


僕に掴みかかって来た大男は顔面から床に突っ伏していた。

なんの事は無い。

僕は[速度ジュース]の能力を解放して、掴みかかって来た大男の腕を躱し、脚を引っ掛けてやっただけだ。


「てめぇ…何しやがったぁ!!」


大男が身体に見合った大声でそんな事を言って来た。


「そんなの、腕を躱して脚を引っ掛けただけなんだけど?バカなの?」


僕は正直に答えてあげたんだけど…


「てめぇ…死んで後悔しやがれぇ〜!!」


って、今度はグーパンチだよ…

がしぃ〜!!

僕は[頑丈ジュース]の能力を意識して使い、大男パンチを受けてやる。


「んな!?なんでだ!?」

「何を驚いているのさ?」


まぁ、驚くだろね。

僕達の中で一番大柄だった侑さんも一発で伸されてるのに、この中で一番小柄で左腕を三角巾で吊ってる僕が平気な顔をしてるんだから。


「いや、当たり所が悪かったんだ!!」


大男は叫んでパンチのラッシュを仕掛けて来た。僕はソレを全部[頑丈ジュース]の能力で受けてあげる。

ごんごんごんごんごん…グシャっ!!


「うぎゃぁ〜!!」


僕を殴り続けていた大男は左手を抱え、もんどりうっていた…

多分、最後のグシャっって、拳が砕けたのかもね…


「ねぇ、どぉしたの?もぉ遊んでくれないの?僕は何もして無いのに…」


少し怯えた表情の大男が僕を見る。


「クソがぁ〜!!」


大男は叫んで僕にタックルをぶちかまして来たけど、僕は[怪力ジュース]の能力でソレを右腕一本で受け止めてあげた。


「何がしたいの?僕を楽しませてくれないの?」


僕は大男の顔面を掴んでいる右手に少し力を込めて、握り込んでみた。

ミシミシと大男の顔に指がめり込む感覚が指先から伝わって来る…なんだよこの気持ち悪い感触は…僕の顔が少し歪んだのが自分でも解る…


「ひっ!?」


大男は目を見開き、僕から離れて、背後に座り込んだ。


「力比べはもぉ終わり?次は何をするのかな?」


僕はニッコリして大男に近付いた。


「ひっ!?か…勘弁してくれ!!オレは頼まれただけなんだ!!」


大男は大きな身体を縮こまらせて、綺麗な土下座をしていた。


「勘弁してくれって…僕は何もして無いと思うんだけどなぁ?君が一方的に僕を殴り続けてただけだと思うけど…その認識に間違いないよね?」


僕の言葉に大男はコクコクコクコクとヘッドバンキングの如く頷いて肯定してくれた。


「なら、勘弁してくれってのは変だよね?」


コクコクコクコク…またヘッドバンキングしてるよ…ロックな人なのかな?


「なら、君は何て言うのが正しいのかな?」


僕の問いに大男は綺麗な土下座をして、大きな身体を縮こまらせて、


「お友達や貴方を殴ってどぉも済みませんでした!!」


やっぱり声も大きいね。


「良く出来ました。花丸をあげても良いんですけど、最初に僕が言った言葉、憶えてるかな?」


僕の言葉に大男は身体をビクンと震わせていた。


「あ、謝っても赦さないと仰っておられました…」


あっ、憶えてたんだ…


「良く憶えてたね。忘れてるかと思ってたよ…さて、どぉしよぉか?どんな罰がイヤかな?一番イヤな事をしてあげるよ。」


僕はにこやかに言ってあげた。


「し…死ぬのが一番イヤです…」


まぁもっともな意見だよね…だったら…


「流石にソレは出来ないよね?僕も殺人犯にはなりたく無いからさ。」


僕がそぉ言うと、あからさまにホッとしているのが手に取る様に解る。


「…でも、バレなきゃ犯罪にはならないよね?」


この言葉がトドメになったのか、大男は泣きながら、


「そ、ソレだけは勘弁してくださいぃ〜!!」


と、泣きながら懇願して来た。


「ふぅ〜ん…でもさ?止めてって言われても、君達は女の子達にヒドい事して来たんだよね?」

「…はい…」

「だったら、何をされても文句はないハズだよね!?」


僕はニッコリ笑い、大男の頭を叩いてみたら、気絶されちゃったよ…どぉしよっか?

僕は取り敢えず侑を起こし、大男は侑さんが倒した…僕が攻撃されそぉになった時、隙を見て倒して拳を砕いた…そんな筋書きだ。

コレなら、侑さんの面目も保たれるし、僕の能力についても隠せるからね。

侑さんに[神眼]を使って、そぉ記憶操作をして、他のみんなも起こしてあげて、どぉするか相談した。

取り敢えず、携帯電話やスマートフォンはトイレの水タンクに沈め、犯罪者達の車に犯罪者達を運び、幽霊マンションに連行する事に決まって、手分けして犯罪者達を運び、車のドアを開けると…


「ふがぁ〜!?ふがふがふが!!」


縛られ、猿轡を噛まされ、泣いている女の子がソコには居た…


「あ〜…その…なんだ。もぉキミは助かるから、取り敢えず冷静に話を聞いてくれると助かるんだが…良いか?」


戸次君がそんな説得力の無い事を言ったけど、女の子は、フガフガとかぶりを振って抵抗している。

うん、流石に戸次君みたいながんめんきょうきさに近い人が言っても説得力は皆無だよね?


「大丈夫だよ。暴れなくて良いからね。キミを攫って来た悪人はやっつけたから、騒がないで欲しいんだ。今からこの車で少し移動して、コイツ等から色々聞き出すから、ソレまで辛抱してくれるかな?」


僕がそぉ言葉をかけると、女の子はコクコクと首肯してくれた。


「何でオレの時はあんな取り乱してたんだ?」

「…やっぱ顔だろ?御堂は善良な一般市民で、お前は極悪人な面構えだからさ…」

「…他人の事言えるツラになって言えや!!」


なんか戸次君と高木君が言い合いしてるけど、[神眼]で取り敢えず言う事を聞いて貰っただけなんだよね。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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