急展開。
スマートホンには何が表示されていたのでしょぉか?
僕が見せたスマートホンには、[彼氏の前で彼女を輪姦されて処○喪失!?彼氏も一緒に犯し出す!?]との文字と、カップルらしきモザイクのかかった高校生?っぽい男女の写真が…
「今、これが人気有るみたいで、コレを狙うのもアリかなって…」
僕の提示したスマートホンの画面を三人の美少女が覗き込む…
「コレって…」
「最悪な状況なんぢゃ…」
「御堂くんもこぉ云うの興味あるの?」
翔子さんは口を押さえ、久田は頭を抱え、宮乃杜は興味津々…三者三様で微笑ま…しいのかな?
「コレの囮に、僕と宮乃杜が行くって云う感じがベストだと思ってね。」
この言葉が何を意味するか、発した時の僕は気付いて無かった…
「し、しずやくん?境子としたいって事?」
「「えっ!?」」
翔子さんの言葉に、久田と宮乃杜が反応した。
「そ、そんな…私ではお役に立てないのですか!?」
久田が泣きながら訴えて来る。
「いや…そのね?私は御堂くん、良いと思うけど…他の人と一緒にって…そんな癖は無いんだけど…御堂くんがそっちが良いって言うなら…」
宮乃杜は照れながらモジモジしつつそんな事を曰う。
「ちっがぁ〜う!!三人共考えて!!僕としては、翔子さんをクサレなヤツ等の目に映したくも無いし、触らせたくも無い!!久田はちょっと今回は役に立てないのは仕方無い事だから!!そぉなると消去法で宮乃杜さんになるんだよ!!」
一息に捲し立てたけど、
「ま、まぁ、わたしみたいな美少女は狙い易いとは思うけど、そんな変質者に近付かなく無いし…仕方無いかもね!!」
翔子さんは照れながら踏ん反り返る。
「や、役立たず…役立たず…」
久田は座り込みブツブツ呟いている。
「なるほど…確かにソレが一番なのかも…」
宮乃杜は顎に手を当て、考えながら納得しだした。
落ち込む久田に翔子さんが[神眼]を使い、久田を落ち着かせてくれる。
「確かに静也くんの言う通り、変質者達をどぉにかするには良い選択なのかもね…」
納得しちゃったよ…
「…でも!!なんでわたしとぢゃダメなの!?」
そこ喰い付くのか!?
「さっきも言ったぢゃん…僕に取って、一番大事な翔子さんを危険な目に合わせられないもん…それに、被害者からの聞き取りと心のケアには翔子さんが一番だと思うからね…」
心のケア…[神眼]でならどぉとでも出来るハズだ。しかも、男の僕より、女の子の…しかもいぢめを乗り越えた翔子さんだからこそのモノが有るだろぉからね。
「…まぁ…うん、そこまで言われたら…あっ、美久は能力を持たないからわたしと行動させるんだね?」
「まぁね…あっ、もし、そっちが変質者に狙われたら、翔子さんだけでも逃げてね?」
「美久は?」
「…最悪見捨ててでも…仇は取るからさ。」
「でも、今の美久は友達になれると思うんだけど…」
「そぉだね…中学の時に、今の状態だったら好意を持ってたかもね…でも、翔子さんに出会てば、悲しい思いをさせてただろぉから、今の状況は良かったんだよ。」
「…何が有ってもわたしに惹かれてた?」
「…そぉなるね。」
見つめ合う、僕と翔子さん…あ…ダメだ…流されちゃうかも…
「うん、二人の事は良く解ったわ。でも、そぉ云うの、見せられるコッチの立場とかも考えて欲しいんだけど?」
宮乃杜が声をかけて来た。
「あ…その…うん、今日の所は解散して、明日の放課後から作戦開始しよぉか?」
「ふふふ…そぉね。ソレが良いと思うわ。ぢゃぁ、私はソコの役立たずを連れて帰るから、遠慮無くさっきの続きをしてちょぉだい。」
と、宮乃杜はウインクして来た。
余計な一言を…意識して、続きとか出来ないっての!!
未だ放心状態の久田を抱え、宮乃杜は帰って行った…
「美久も境子も見た目は美人さんだし、スタイルも良いから、犯罪者達も興味持つよね?」
「ん?まぁ…そぉかも…」
「静也くん!!行ってみよ!!なんか胸騒ぎがする!!」
翔子さんは僕の手を引き、外に連れ出した。
「ちょっ!?ちょっと待って!!」
僕はしっかり戸締りをして、翔子さんの後を追う。
少し走ると、二人に追いついた。丁度いつも通る公園だ。
「どぉ?何か感じる?」
「…特には…変な気配とか、邪なモノは二人には向けられて無いかな?」
探し当てた二人は並んで歩いている。久田はなんとか持ち直したのかな?
二人は何やら話しながら歩いている。
「ん!?なんか有るのか!?」
僕には何か引っかかるモノが有った。
「どぉしたの?」
翔子さんが声を上げた時、宮乃杜と久田の前にワンボックスの車が止まって…
「ヤバい!!」
僕は直感で走り出した。
やっぱり車を使ってたか!!でも、どんな方法で獲物を探してるのか…今はソレはどぉでも良い!!二人を助けなきゃ!!
車から四人の男が出て来て、宮乃杜と久田を拐おぉとしだした。
「『大人しくしなさい!!』」
宮乃杜の声が響き、男達の動きが止まった!!
丁度良い!!この隙に…
「二人共しゃがめ!!」
僕は宮乃杜と久田に声をかけ、男達を視界に入れる事が出来た。
[神眼]発動!!
「全員その場から動くな!!」
僕の[神眼]の効力が宮乃杜の[言霊]に上乗せされて、宮乃杜と久田を拐おぉとした四人は身動きをしなくなった。
あれ?よく見たら、朝に見た連中ぢゃ無いか!?
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