無用な争い。
女の子の制服を着せられて、三人の美少女に揉みくちゃにされてビンビン物語り…どんな拷問だ!?いや…ご褒美なのかな?
くそっ!!動けない…いやソレよりも、こんな所で暴れん棒が覚醒してどぉするんだよ!?目の前の三人が喜んでるぞ!?
「わたし、経験無いんだけど…どぉしたらアレ、おさまるの?治るの?」
「放っといたら自然と萎むはずよ?」
「でも、静也様のあの状態…勿体無くない?」
「確かに…あのクソのと比べても大きいもの…」
「私もあまり記憶に残って無いけど、アレはスゴいと思うわ…」
宮乃杜と久田の目が怪しく光る…ココは逃げの一手しかないだろ?
「なぁ…これ、男女で逆の立場だったらどぉ思う?か弱い女の子に男が三人で囲んで、ぐへへへへってなってるんだぞ?」
「そ、そぉだよ!!二人共、静也くんをいぢめないの!!」
と、翔子さんは味方をしてくれるつもりみたいだ。
よし!!今の内に…[異能]発動!![言霊解除!!]
『[言霊]を解除します………成功[言霊抵抗]の異能を作成しますか?』
おや?アナウンスさんが何か提案とか珍しいな…よし!!作成します!!
『[言霊抵抗]作成しました。』
うん、コレで多分大丈夫だと思うぞ…
僕は手をグッパーしてみた。意識した通りに動く!!
「さて、僕は本当に着替えて来るからね!!」
僕は立ち上がり、部屋に駆け込んだ。
「あぁあ…勿体無い…もっと見ていたかったのに…」
「あら?水野さんも静也様のアレを見ていたかったのですね?解りますわ!!」
「うんうん!!解るぅ〜!!」
「わたしはそっちぢゃないよ!!静也くんが可愛かったから…!!」
「あら?あんな大きいモノが可愛かったのですか?」
「水野さん、そんな華奢で、アレが挿いるの!?」
階下から不穏な言葉が聞こえて来るけど、今は気にしない方が得策だよね?
僕は適当に部屋着に着替えてリビングに行った。
「…だぁかぁらぁ!!誰が最初とか無いの!!」
珍しく翔子さんが声を荒げているな…
「ぢゃぁ、三人一緒にするの?」
「ちっがぁ〜う!!」
肩を怒らせて、翔子さんが宮乃杜に怒鳴ってるな…何だろ?
「まぁ、ソレよりも、先にアレを入手しておく必要が有りませんか?静也様もこの歳でパパにはなりたくは無いでしょぉから。」
「ソレも大事だけど、そぉぢゃ無いんだってば!!」
久田の言うアレってなんだ?翔子さんは解ってるみたいだけど否定してるし…
「ぢゃぁ何よ?御堂君だって、健全な男の子なんだよ?やりたいお年頃でしょ?ソレを我慢させておくつもり?」
「ソレは無いですね。私も病気はしっかり治療してますし、昨日も検査しましたが、ドレも陰性出したので、ご迷惑はお掛けしないと思いますが?」
「ソレも大事だけど違うから!!」
宮乃杜に久田が同調して翔子さんも同調しつつ否定する…なんだこの会話?恐らくだけど、名前が出てるから僕が話の中心では有るとは思うんだけど…ここは深入りしたらダメな雰囲気だよね?
「…ったく…コレだからバージンは…だったら御堂君に決めて貰いましょ?ソレなら納得するでしょ?」
「…ぐっ…静也くんが決めた事なら…」
宮乃杜の言葉に、歯噛みをしながら翔子さんが血涙を流す勢いで、何かを納得した感じで、女の子同士の話は終わったみたいだ…
僕はその雰囲気を察してリビングに入った。
「お待たせ。仲良くしてた?」
仲良く出来て無い事は知ってるけど、まぁ何をいけしゃぁしゃぁと…自分で言ってて非難したくなるよ…
「めちゃくちゃ仲良くなったよ!!」
翔子さんは僕の右腕に絡み付き、久田と宮乃杜をニヤ付きながら見ている。
あっ…コレまだ仲良くなって無いパターンだよね?
「そっか。なら良かったよ。」
僕は気付かないフリをして、この話を流した。いや、絶対面倒な事になる予感がしたから…そして、僕は考えた内容を三人に話した。
「まずみんなに話しておかないといけない事は…この件で警察はほとんど動かないって事。」
「えっ?なんでよ!?」
翔子さんだけが驚いている。そして、
「でしょぉね…」
「警察も慈善団体ぢゃ無いものね。」
久田と宮乃杜は理解しているみたいだけど、
「なんで!?何で警察は動かないの!?」
翔子さんだけは驚いていた。
「被害者が名乗り出ないからよ。被害者が名乗り出ないなら、警察は動かないわ。被害者が居ないなら、事件は無かったと同じだもの。警察が事件と認知出来ないなら、警察は動き様が無いのよ。」
と、宮乃杜が説明してくれた。中々に的確だな。
「ソレに、私達が訴えたとしても、証拠が何も無いのよ?ただの妄想だと言われて、ソレでおしまいよ。」
久田が更に付け加えてくれた。
「そぉ云うワケで、今の時点ぢゃ警察は動かないよ。動いても見廻り強化くらきかな?」
僕も現実的な事を言ってみる。
「そっか…ぢゃぁ、どぉするの?」
「そこで、僕が考えたのは、翔子さんと久田で被害者を訪問して、どこで攫われたか、どこに連れて行かれたのか、何をされたのか…その辺の聞き取りをお願いしたいんだけど…」
僕は翔子さんに要望を伝えた。
「うん…ソレは良いけど…静也くんと境子は?」
アレ?来たの間にか呼び捨てだぞ?あっ、宮乃杜 の反応は…微妙だね…でも、打ち解けるのは早くなるかも…
「僕達はコレだよ。」
僕は自分のスマートホンを見せて説明した。
何を話し合ってたんだか…




