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いぢめられっ子の逆襲(仮)  作者: ちまき
僕の逆襲。
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異変の始まり。

今話で教師と学校は決着か!?

朝、僕はノートの切れ端を父さんに渡した。


「ん?コレは?」

「うん、ちょっと前に精神状態が悪くなってた時に書いたモノだから、気が向いたら見て欲しいんだ。」

「そぉか…」


父さんは朝食を食べながら僕の渡した紙切れ…そぉ、自殺しよぉとした時の遺書を読み出した。


「ココまで追い詰められていたのか?」

「ん…うん…」

「学校…一緒に行こう…」

「いや、学校の事は多分今日、警察が動いて解決するはずだよ。」

「ん?何か証拠を掴んだのか?」

「うん、あ、でも、父さんと母さんに対する名誉毀損の訴えは起こすべきだよね?」

「お前の録音がその証拠になる。学校側もその事に加担していたとなると…責任逃れは許さないさ。」


うわぁ…父さんは今の状態が、一番怖い…触らぬ神に祟りなしだよね?


「う…うん、その辺は父さんに全部任せるよ。僕はクラスでの立ち位置を見つけるからさ…」

「そぉか?無理をする事は無いんだぞ?」

「うん、ありがとぉ…」


父さんの気遣いがなんか嬉しい。

僕は朝食後、学校に向かった、月曜日に高木君達と会った場所で高木君、鈴木君、佐藤君に会った。


「おはよぉ…」


と、三人に声をかけると、三人も気付いた様で、僕に振り返り手を挙げて応えてくれる。


「おっす!!で、昨日の話だけど、ホントだろぉな?」

「ま、観ててくれたら解るよ。多分学校は大騒ぎだろぉね。」


高木君に意味深な事を言い、まだ話せ無いと意思表示をする。


「へぇ、なんかやけに強気だな工藤。」


って、鈴木君はまた間違ってるし、


「御堂だってこないだ教えて貰っただろ?」


って、佐藤君がツッコんでる。平和な朝だなぁ…

そんな通学路を歩いていると、手に仰々しい包帯を巻いたヤツが…見憶えのある顔だな…


「おい、伊藤、その手どぉしたんだ?」


佐藤君に伊藤と呼ばれた右手包帯男が振り返る。あぁ!!昨日も僕を殴ったヤツだね。

今までは痛かったけど、まぁ今は平気だよ?


「あ…いやその…腹立つ事があって壁を殴ったら当たり所がが悪かったみたいで、骨折してたんだ…」

「何だそりゃ?」


ホント何だそりゃだよ。よし、


「なに?僕は壁なの?ソレとも僕を殴った後に壁に八つ当たりでもしたの?」


と、爆弾を投下してあげる。


「ん?何だそりゃ?詳しく話して貰おぉか?」


佐藤君の目付きが変わる。


「こら、御堂!!変な事言うなよ、冗談でも言って良い事と悪い事があるだろ?」


って冗談扱いされちゃったよ…


「えっ?僕は冗談で殴られ続けてたの?」


と、追い討ちをかけてみる。


「伊藤くぅ〜ん、あとでじっくり話そぉねぇ〜…」


って、高木君が変な笑みを浮かべている。ごめんね。ちょっとしたお遊びなんだよ。

その後、教室に行くと、僕の机に花が一輪、花瓶に入れて、置かれていた。コレも冗談なのかな?


「へぇ〜…これはこれは…誰がやったのかなぁ?」


って、鈴木君がコメカミに青筋を浮かべて言っている。机には死ねだのカスだのと罵詈雑言が並んでいる。

うんうん、僕でもコレは引くなぁ…みんな暇なのかな?

高木君も佐藤君も覗き込み、流石に怒ってるなぁ…


「なぁ…オレ達が知らない間ずっとこんな感じだったのか?」


と、高木君がコメカミに青筋を立てて怒ってるよ…


「ん〜ココまで机に書かれてるのは久しぶりかな?」

「って事は…今までにも有ったって事か…?」

「うん、まぁ…」


高木君にそぉ答えた。


「吉村は知ってるのか?」


佐藤君が聞いて来た。


「知ってるし、多分首謀者が担任だよ。」


僕は呆れた口調で言ってみる。


「よし!!来たら血祭りに上げてやる!!」


って鈴木君が気合を入れてるけど…


「ごめん、担任は今日は来ないよ…今日だけぢゃ無く多分ずっと…」

「何でだよ?」


気合いの入った鈴木君にどぉ答えたもんか…って悩んでたら、

キーンコーンカーンコーン

ってチャイムが鳴り、体育教師が教室に来た。


「ほら、席に着けぇ!!」


と、一喝し教壇に立った。


「えぇ〜、今日は吉村先生がお休みなので、オレが朝礼をする事になった。」

「何でお休みなんですかぁ?」


久田美久が質問している。


「さぁ、詳しくは聞いて無いが、有給ぢゃねぇかな?」


ま、警察沙汰とは言えないよね?それから出席を取り、校長と教頭も今日は居ない事を伝えて、朝礼は終わり、体育教師は教室を出て行く、僕はソレを追いかけて。


「ちょっと良いですか?」

「何だ?」

「不思議には思いませんか?」

「何がだ?」


気付いて無いのか?


「アンタと、とある関わりの有る三人が学校に来てないんだよ?何か引っかからない?」

「何の事を言ってるんだ?本格的にバカになったのか?」

「バカはアンタだよ?ガラを躱して高飛びするなら今の内って言ってんだけど?ま、そんな事をしたら首謀者の一人ですって言ってる様なモノだけどね。」

「…何の事だか解らんな…」


体育教師はそぉ言うと踵を返して去って行った。その足取りは決して軽くは無かった。


「何の話をしてたんだ?」

「内容がちんぷんかんぷんなんだが…」

「解る様に説明してくれ…」


佐藤君、鈴木君、高木君に詰め寄られ、僕は調べた内容を不審がられない様に話した。そして、多分、近藤涼子ちゃんの自殺に関与している可能性が有る事を伝えた。


「なんだと!?」

「本当なのか!?」

「冗談ぢゃ済まない話だぞ!!」


三人にいっぺんに言われて少し気圧されるけど、


「事実、担任は警察で取り調べの真っ最中だろぉし、校長と教頭は出頭命令でも貰ったかもね。少しでも頭が回るなら身を隠すくらいはしてるかもね。」


と、僕は微笑みながら伝えた。

あ、二日前誕生日だったわ。

って、コレ書いてるのはまだ六月なんだけどね。

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