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親バカ。

水野さんは腹黒なのか!?

リビングに戻ると、なんか盛り上がってるぞ?


「ちょっ!?まま!?何言ってるのよ!?」

「あら?ホントの事ぢゃない?」

「なんかウチの息子がお世話になってます…」

「あらあら、良いんですよ。思春期にはありがちな事ですから。」


と、水野さんの声に水野さんのお母さんに謝る父さんに何やら返す水野さんのお母さん…何の話で盛り上がってんだ?


「みんなで盛り上がって何の話ですか?」


と、水野さんのお父さんが僕の知りたい事を書いてくれた。ありがとぉございます!!


「あのね、翔子が、静也君にお弁当作ってあげてたみたいよ。」

「ん?あの弁当か!?ほほぉ…静也君、美味しかったかい?」


あっれぇ〜?なんか頬が引き攣って無いか?どぉ答えても不正解な感じしかしないのは気のせいですか?

えぇい!!なる様になれ!!


「はい、母が作るのとまた違った美味しさが有り、とても満足させて貰いました!!」


よし!!母さんを落とさず、水野さんを持ち上げ過ぎず、それでいて大満足の結果を伝えられたと思うぞ!!


「娘の手料理なんて、オレもあまり食べられてないんだがねぇ…」


と言いながら、額に青筋を浮かべないで下さい!!やっぱりどぉ答えても不正解な質問だったか…


「もぉ…ぱぱ!!みっともないよ!!お義母様、冷蔵庫に入ってる唐揚げ出して貰えますか?」

「はぁい!!」


と、水野さんがお父さんを一喝し、母さんが冷蔵庫から、さっき直したばかりの唐揚げを出す。


「はい!!これ、後でぱぱにって思ってた唐揚げ!!」


どん!!と、音がしそぉな勢いで、水野さんがお父さんに唐揚げを食べさせよぉとしていた。


「こ…コレを翔子が作ったのか?」

「そぉだよ!!ほら、食べて!!」


と、水野さんはお父さんの口に唐揚げを押し込み出した。一つ…二つ…三つ…って…


「ちょっ!?水野さん!!押し込み過ぎなんぢゃ!?」


と、止めに入ってみて、お父さんの顔を見て諦めた…だって…幸せそぉなんだもん…なるほど…コレが世に云う親バカなんですね?


「ぶんぶん!!ぼびびびぼっ!!ばぶばびょぉぼば!!」


お父さん…口にモノを入れたまま喋らないで下さい。何を言ってるか解りません。お行儀が悪いですよ!!


「もぉ〜!!食べながら話さないの!!」


ほら、水野さんに注意されちゃったぢゃん…


「あらあら、水野さんにもそんな一面が有ったのね。完璧主義だと思ってたのに意外ね。」


と、母さんが微笑みながら、料理を並べ出した。こんな短時間で作ったのか!?我が母親ながらどんなスペックしてんだよ!?


「冷凍食品で申し訳ないけど、ツマミ程度に考えてくれると嬉しいわ。」


って、冷食かぁい!!心のツッコミも疲れるなぁ…


「あの…母さん?いつも冷食ぢ「無いよね?」


恐る恐る聞いてみた。


「そんなワケ無いでしょ?この人と二人暮らしを始めた時に少しお世話になったのよ。隆也さんは忙しいし、私は料理出来なかったから。」

「そっか…まぁ、そぉだよね。」


片や多忙な弁護士、片や生粋のお嬢様、自炊とか不可能な組み合わせ!!


「えっ!?でもお義母様のお料理、とても美味しかったですよ!?」

「あら?ありがとぉ。静也が産まれてから、実家の料理人さんに色々と教わったのよ。離乳食とかの冷凍食品が無かった時代だったからね…」

「あっ…」

「ソレで料理修行を始めて、二年でお墨付きを貰ったわ。」

「わぁ…わたしにも是非教えて下さい!!」

「あら?翔子ちゃんにはお母様が居らっしゃるでしょ?お母様には教わらないの?」

「いえ…ままにはずっと教わってますが、御堂家の味を早めにマスターしたくて…」

「まぁ!!なんて良い娘なんでしょぉ!!良いわ!!私が日本に…この家にいる間に出来るだけ教えるわ!!早速泊まり込みましょ!!水野くん!!良いわよね?」

「えっ!?ダメですよ!!何か有ったらどぉするんですか!?」

「そぉなったら静也が責任を取るわ。」


んがっ!?いきなり話が僕に降りかかって来たぞ!?


「責任取ってくれるよね?」

「男なら当然だよな?」


何故か水野さんのお母さんとお父さんが喰い気味に詰め寄って来た。

ココは…と、覚悟を決めたら、


「大丈夫ですよ。その時は…私が責任を持って告訴しましょぉ。未成年とは云え、既に罪を問える年齢です。トコトン追い込みます。」


って、父さん!!何言ってるのさ…あ…ブランデー吞んでんぢゃん!!酔ってんのかよ!?


「父さん!!絶対酔ってるでしょ!!そんな告訴される様な事にはならないから!!よしんば何かしたとしても、ちゃんとするから!!」


思わず叫んでいた。乗せられたのかも…


「…だ、そぉですが…如何です?」


アレ?父さん冷静に何言ってんですか?


「隆也さんはどんなに呑んでも、ほとんど酔わないわよ。」


って、母さん…僕は知らないですよ?


「ふむ、まぁ…責任をしっかり取って貰えるなら…」

「良いと思うわよ?」


と、水野さんのお父さんとお母さんはアイコンタクトを取り、


「なら…お邪魔でない範囲でお願いします。」


って、水野さんのお父さんは母さんに頭を下げていた。

これって、両家公認で間違いを起こしても良いって事ですか!?

アレ?変な方向に話が進んだぞ?次回はエロ展開!?

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