恐喝現場。
久田美久は今後どぉなるんでしょぉか?
その日の放課後、久々?に高木君、佐藤君、鈴木君に会った。
「よぉ、相変わらず仲良さそぉだな。」
「うん、お陰様で…で良いのかな?」
「みんなが目を覆いたくなるくらい仲良しさんだよ!!」
鈴木君の冷やかしに、普通に答えたつもりだったけど、水野さんはノリノリだ。恥ずかしく無いのかなぁ?
「ホント、見てるコッチが恥ずかしくなるんだけど?」
「うん、オレも、なんか彼女とか欲しくなる…」
「うん、僕もそぉ思うよ。」
「「えっ!?」」
「えっ?」
高木君と佐藤君の呟きに僕も同調したんだけど、二人に驚かれた。
「あ、そっか、まだ付き合って無いって言ってたっけ?」
「うん、一応僕も男だから、その内男らしく言うつもりでは居るけど…」
と、高木君にそぉ応えたら、佐藤君が、
「…フられたりして…」
と、要らん茶々を入れて来る。
「ソレが一番怖いんだけど…」
少し弱気になってしまう。
ごすっ!!
高木君が佐藤君の頭を殴っていた。
「お前は不吉な事を言ってんなよ。」
「殴る事ねぇだろ?」
「普通殴るだろ!!」
「普通なのか!?」
とか言い合ってるよ…
「うん、普通だよ。」
こそっと呟いてみた。
「んな!?御堂まで!?コレっていぢめか!?」
なんて佐藤君が騒ぎ出した所に水野さんから、
「ただの当然の報復だと思うよ?」
と、強力なツッコミが入り、みんなで笑ってしまった。佐藤君だけは笑えてないみたいだけど。
「なるほどな…この疎外感、たったコレだけでも結構来るもんが有るんだな…御堂はコレを半年も味わってたのか…」
とか、佐藤君が言い出して、場の空気が冷たくなった。
「…やっぱり許せねぇ…アイツ等全員殴りたい…」
と、佐藤君は呟く。
「ソレは現実的ぢゃ無いよ?ソレに、一番の仕返しは、あの人達が助けを求めて来た時に、手を貸さない事なんだから、気長に待つのが一番だよ。」
と、僕は現実的に無さそぉな事を言う。
「ソレも非現実的だとは思うけど、他人に嫌がらせをした人はいずれ、自身に降りかかる困難をどぉするんだろぉね…」
「多分また他人になすり付けたりするんぢゃ無いかなぁ?」
水野さんの呟きに、一番有り得そぉな事を言う。
「だろぉな…救えない連中だよ。」
高木君が肯定の意を示す。
そんな感じで、五人で歩いていたら、公園で話し声が聞こえて来た。
「…飛んでみろよ!!」
「まだ持ってんだろ?」
「さっさと出せよ!!」
ぼかっ!!っと、殴る音まで聞こえて来た。
「なんだろ?」
と、僕はそこを覗いてみたら、松木が高木君達の学校の生徒に絡まれていた。
「あれ、松本ぢゃね?」
「だな…絡んでるのって…戸次達だぞ。」
「どっちの味方もしづらいな…」
佐藤君、鈴木君、高木君は絡んでる人達を知ってるみたいだね。
「あの三人って、クラスメイトかなにか?」
水野さんが三人に聞いていた。僕も少し気になった事だ。
「隣のクラスのヤツ等だな。」
「入学早々揉めて、それ以来たまにケンカしてるヤツ等だよ。」
「絡まれてるヤツは中学の同級だったヤツ。御堂に要らん事してた中の一人だな。」
鈴木君と佐藤君の説明で絡んでる三人がどんな人か解った。
「絡まれてるバカは知ってるよ。高校で同級だから。御堂くんに絡んでたよ。」
と、水野さんは追加情報を出して来た。
「御堂、どぉする?」
高木君が僕に聞いて来た。助けるか見捨てるか、はたまた…
松木は既に泣きそぉなんだけど…
「そぉだね…」
僕は一考する。ココでアイツを助けるメリットが何か有るのか?アイツも一応復讐してやりたい相手だし、どんな方法が堪えるのか…前に水野さんが少しいぢめたから溜飲は下がってる…でも、自分で手を下して無い…つまり…
「…僕一人でアソコに行って良いかな?」
僕は高木君に告げた。
「一人で?大丈夫なのか?」
「危なくなったら助けてくれると嬉しいけど…ダメ?」
「いや、お前なら助けるけど…」
「なら決まりだね。アイツにも地獄を見て貰わなきゃ。」
僕はそぉ言うと恐喝現場に足を踏み入れた。
「アレ?松木ぢゃん?そっちは友達?僕にも紹介してよ。」
僕が声をかけると、松木と恐喝三人組が僕の方に顔を向けた。
「…御堂…」
松木はポツリと僕の名前を呼び、すがる様な目を向けて来た。
「なんだてめぇは?救世主かなんかのつもりか!?」
「てめぇもカモられに来たのか?」
「おら!!見せモンぢゃねぇんだよ!!」
と、三人組は僕にスゴんで来た。
「あれ?松木の友達ぢゃ無いんだ?何してたの?」
「えと…ソレが…」
松木は言い淀んでいた。普段、僕に強気で居るのに、恐喝されてますって現場はさそかし不愉快だろぉね。
「見て解んねぇのか?」
三人組の背の高いヤツが聞いて来る。
「解ん無いから聞いてるんだけど?松木が何かやらかしたの?」
「コイツ、松木ってぇのか?」
「あ、あだ名だよ。本当は松本って言うんだけど、なんか抜けてるから、横棒を一本抜いて松木ってね。」
「あははは!!そぉなのか!?そりゃ良いや!!コイツ、オレ達にケンカ売って来たんだよ。」
「あぁ、そぉなんだ…ソレぢゃぁ、何をされても文句は言えないよね?」
「だろ?で?お前何なの?」
さて、ココからが本番だよ!!松木をハメてやる!!
松木はどおなるんでしょぉか?




