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割合。

水野翔子は何故セクシーな、下着を身に着けるんでしょぉか?

「ねぇ、一緒にお風呂入ろっか?背中流してあげるよ?」


宿題も終わり、一息吐いた水野さんがそんな事を言い出した。


「いや…なんでそんな発想出てくるのさ?」

「えっ?だって、御堂くん、肩とか動かしにくいでしょ?」

「…そりゃそぉだけど…そんなのどぉとでもなるよ。」

「あっ…それはそぉだろぉけど…」

「それに、そんな事は結婚してからにした方が良いよ?」

「ふへ!?」


水野さんは変な声を出し、斜め下を見詰め、ブツブツ言いながら、頬を染めた。

なんだ?何か怖いぞ?


「えと…水野さん?」

「はへっ!?あ…なに!?」

「えと…大丈夫?」

「えっ!?あっ!?うん、ちょっと考え事をしてたみたい…」


何を考えてたんだか…聞くのが怖いんだけど!?


「そぉ?ま、取り敢えず送ってくよ。すぐそことは云え、女の子を一人で外に放り出すのは気が引けるからね。」

「そぉ?うん、ぢゃぁお願いしよぉかな?」


と、二人で玄関を出た時、呼び鈴を押そぉとしている三人組が…


「「「「「あっ…」」」」」


僕と水野さん、高木君、佐藤君、鈴木君の声が重なった…

ひゅぅ〜…

少し気不味い空気を夕方の涼しい風が吹き飛ばしてくれた。


「えと…うん、さ、帰るか!!」

「だな!!」

「そぉするか。」


と、踵を返して高木君達は去って行こぉとした。


「ちょっ!?待ってよ!!何か誤解があるんぢゃ無いの!?」


僕は思わず三人を呼び止めていた。


「えと…うん、わたしはこのまま帰るから…」

「あ…うん、ぢゃぁ、また明日…」

「うん、また明日ね。」


と、水野さんは帰って行った。


「良かったのか?」

「コレからデートとかぢゃ無かったのか?」


佐藤君と鈴木君は聞いて来た。


「いや、今日は一緒に勉強してただけだよ。」

「「勉強!?」」


佐藤君と鈴木君の声が重なった。


「ホントにそれだけだったのか?」


高木君が聞いて来た。


「うん、それだけだよ?」


僕は本当の事を答えた。


「男と女が一緒に居て…」

「勉強しかしてなかったとか?」

「健全なんだが、逆に不健全ぢゃね?」


佐藤君、鈴木君、高木君の意見は同じみたいだね…


「だったら、他に何をしろと!?」


僕は思わずツッコんでいた。

玄関前から、近所の公園に場所を移して、話の続きをする。


「何をするって…ナニをするだろ?」

「…だな。」

「うんうん、あれだけ可愛い娘を相手に勉強だけどか有り得ねぇよなぁ…」


鈴木君、佐藤君、高木君が同じことを思ってて、ハッキリとは言わない事…ん?あっ!!


「や、えと…そんな事をするのは少し控えたいんだ…水野さんは多分、相手が誰でもイヤだと思うんだよね…」

「ん?何か有ったのか?」


高木君が違和感に気付いたみたいで疑問を口にして来た。


「ん〜…僕も詳しくは解らないけど、多分…彼女もいぢめに遭ってたと思うんだ…」

「ん?煮え切らないな?水野さんに聞いたのか?」

「聞けないよ。それに、女の子でいぢめに遭ってたとなると、性的な事も有ったと見るのが妥当ぢゃ無い?」

「…確かに…」

「そんな彼女に欲望をぶつけたら、どぉなると思う?」

「…そぉだな…確かに直接聞くのも憚られるし、ナニをしよぉとした瞬間、嫌われるだけだな…」


と、高木君は納得したけど、


「なんで水野さんがいぢめられていたと思うんだ?」


と、佐藤君が聞いて来た。


「時々見せる表情が、何かそんな感じに見えてね…確信は無いけど、何となく…ね。」

「その何となくが全く解らん…」


と、佐藤君は理解出来ないみたいだな。


「ま、そぉ云う事なら、直接聞くのはダメだよな…オレ達は何も知らないし、聞いてない。それで良いよな?」


鈴木君はそぉ結論付けてくれた。


「うん、そぉしてくれると、僕も助かるよ。」


と、鈴木君にお礼を言う。

納得出来てないのは佐藤君だけみたいだね。そんな佐藤君に鈴木君が、


「おい、お前にもツツかれたくない部分って有るだろ?」

「ん?あぁ…そりゃ有るけど…」

「水野さんもソコはあまりツツかれたく無いだろぉって事だよ。」

「そっか…隠しておきたい事って事か…解った、今話した事は忘れる事にする。」

「あぁ、それで頼むぞ。」


と、佐藤君もなんとか納得してくれた。

鈴木君、ありがとぉ!!


「しかし、お前も難しい娘と付き合ってるんだなぁ…」

「えっ?別に付き合っては無いと思うけど…?」


高木君は何を言ってるんだ?


「何!?あんな距離近くて付き合って無いだと!?それは流石にダメだろ!!」

「えっ!?」


高木君の声に、鈴木君まで反応して来た。


「もし、本当に水野さんがいぢめを受けた経験が有るんなら、それを受け止めて支えられるヤツが側で寄り添う必要が有るんだぞ?」

「そぉだ!!それが出来るのは、いぢめから立ち直ったお前だけだぞ!!」


高木君と鈴木君はそんな風に力説して来た。ただ、佐藤君だけは違うベクトルで、


「お前がイヤならオレが彼女を口説くぞ!!」

「「「いや、なんでだよ!!」」」


僕と高木君と鈴木君は同時にツッコんでいた。

しかし、僕は少し考えてしまった。

水野さんの隣に、僕以外の男が居る様子を…あぁ…絶対イヤだな…


「おい、御堂?どぉした?」

「えっ?何が?」

「なんか険しい表情かおしてたぞ?」

「あ…イヤ、何でも無いよ。」


高木君にはそぉ答えたけど、明らかに苛立ちだよな…ほんの一週間程度の関係なのに、僕の中で、水野さんの存在が明らかに他の人とは違う割合を占めていたんだな…

とは云え、今はまだ、その時ぢゃ無い…まずは久田美久を何とかしてからだね!!

僕は決意を固めた。

男同士での会話のが安心する人多いですよね?何でだろ?

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