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平和な一日。

水野さんの今日の用事は?

「ぢゃぁ、お邪魔しまぁす。」


そぉ言うと、勝手知ったるって感じで上がり、水野さんはリビングに一人で行った。

女の子ってみんなこんな感じか?いや!!三年くらい前、涼子ちゃんが来た時は、一々案内した様な…

ま、いっか…


「ほらぁ〜御堂くぅ〜ん!!早く早くぅ〜!!」


と、水野さんの声がリビングからしてくる。


「はいはい。」

「はいは一回!!」

「はぁい!!」


と、リビングに行くと、水野さんは、ソファーに座って、僕の勉強中のノートを見ている…スカートの中身!!僕は見てないからね!!コレは見せられてるって云うんだからね!!


「御堂くん…」

「はい?見てないからね?」

「ん?なんの事?」

「あ、いや…ははははは…」

「それより、これ…」


と、僕のノートを取って、こっちに見せて来た。


「あぁ、ちょっと思うところがあって、司法試験受けてみよぉかと思ってね。」

「ふぅ〜ん…もぉ将来の事考えてるんだ…」

「いや、全く…資格なんて邪魔にならないからさ…持ってて損は無いでしょ?」

「確かにね。わたしも何かしてみよぉかなぁ…」

「うん、良いと思うよ。僕も出来る範囲で良いなら協力するし。」

「うん、何かあったらよろしくね。」


と、お昼まで、二人で勉強をした。僕は六法全書の書き写し、水野さんは宿題だ。


「そろそろお昼だけど、どぉする?母さんの作り置きだけしか無いけど。」

「お義母様の作り置き!?食べる!!」

「ぢゃぁ、ちょっと待ってて。」


と、僕は冷蔵庫から作り置きを出してレンジでチンをして、ご飯と一緒に食卓に並べる。


「うわぁ…やっぱり美味しそぉ…」

「ぢゃぁ…」

「「いただきます!!」」


二人で手を合わせてご飯を食べた。


「ん〜…美味しい…」

「うん、久し振りだから安心するなぁ…」

「えっ?安心?」

「えっ?あ…そっか…ウチは普通の家と少し違うからか…」

「そぉだよ!!こんな豪華なご飯なんて、何かお祝い事!?って感じだもん。」

「そぉだよねぇ…放っとかれたら、僕はほとんど食べないからなぁ…」

「ダメだよ!!ちゃんと食べないと!!」

「そぉなんだけど…一人だとメンド臭くて…」

「そんなだから男の子なのにそんなに細いんだよ!!」

「ゔっ…高木君達みたいに大きくなれてたら…」

「もっと自信持ててたかもね。」

「うん…ま、仕方無いね。」

「かな。さて、片付けよっか。御堂くんはそのままで良いよ。」

「ぢゃぁ、お願いしよっかな?」


と、後片付けを水野さんに丸投げした。

ソレから、勉強を続けるんだけど、


「…ねぇ、ココなんだけど…」

「ん?あぁ、ここかぁ…ここは…ほら、文面の前に答えがあるんだよ。」


と、教えてあげるのは良いんだけど…近過ぎない?左腕に幸せな柔らかさを感じるんだけど!?


「あ、そっか!!うんうん、コレで…良し!!」


と、少し難しい問題も解けたみたいだけど、距離!!


「それにしても…なんでこんな解り難い文章を問題文にするかなぁ…」

「そりゃ、解り易い文章だと、問題にならないでしょ?」

「そぉなんだけど…」

「ぢゃぁ、水野さんはどんな内容だと良いと思う?」

「そりゃぁもぉ、恋愛小説とかでしょ!!それなら興味を持って問題にも取り組めるよ!!」

「恋愛モノ好きなの?」

「そりゃ、嫌いな女の子は居ないと思うよ?」

「…そっか…僕にはまだ良く解らないなぁ…」

「ぢゃぁ、御堂くんはどんなのが良かった?」

「ん?そぉだなぁ…爺ちゃんの影響かもだけど、時代小説とか好きだなぁ…」

「えっ!?歴史物!?」

「ん〜それよりチャンバラモノかな?」

「ぷっ!!あははは!!」


いきなり、水野さんは笑い出し、脚をバタバタさせない!!紫色の微妙に隠し切れてるかどぉか解んない大きさの透けてるモノが見えてるから!!しかもお尻を隠すつもり無いでしょ!!


「イメージと全く違うぅ〜!!」


今度はうつ伏せになって床を叩き出した。

そこまで笑わなくても…


「だったらどんなのが似合うと思ってたのさ?」


僕は笑い転げる水野さんに質問を投げ掛けた。


「う〜ん…そぉだね…推理モノとか?」

「あぁ…あんまり好きぢゃ無いなぁ…」

「えっ?そぉなの?」

「うん、なんか、良く考えられてて、面白いのは面白いんだけど、それまで全く出て来て無かった設定が動機だったりするのが気に入らないし、偶然の出来事が罠だったりするのも気に入らないし、顔を隠した怪しい人が居たとか云う情報が出てたり…怪しいならちゃんと見とけよ!!とか思っちゃうんだよね…」

「あぁ…なんかそれ解るかも…トリックもこじつけな感じのがあるよね。」

「うん、極め付けがそれだよね!!」


と、最後には推理小説ディスりに発展してしまった…

午後三時くらいになって、水野さんの宿題も終わり、僕も一息吐く事にした。


「今更だけど、その髪留め、スゴく似合ってるね。」

「ん?あははは!!ホント今更だよ!!」


水野さんは僕の左腕に右腕を巻き付けて笑いかけて来た。


「うん、まぁ…その…あまりに可愛かったから言いそびれちゃって…」

「んがっ!?御堂くんて、そんな感じでいつも女の子口説いてたんぢゃ…」

「えっ?女の子を口説いた事なんて無いよ?思っても無い事は言わないからさ…」

「ふぅ〜ん?ホントかなぁ?」

「あのね…いぢめに遭って、人間不信にもなって、異性との会話も水野さんが半年以上振りなんだよね…」

「うそ!?そんなになの?」

「そんなにだよ?水野さんはどぉ?」

「どぉ?って…あれ?そぉ言われると、あんまり考えて無かったよ…ほら、わたしの場合は神眼で周りも操れたから…」

「こわっ!!僕を操らないでね?」

「いざとなったら操るよ!!」

「いざって…どんな場合か気になるんだけど…」

「それは、その時になるまでは秘密です。」


と、そこははぐらかされた…

うん、たまにはこんな日常も、良いかもね。

水野さん、身長の割にセクシーな下着ですが…なんなんでしょぉか?

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