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将来の展望。

刺されたら痛いより熱いって感じがするんですよねぇ…

結局、父さんと風呂に入り、背中の流しっこをした。女の子同士なら絵になるんだろぉけど、おっさんと男子高校生の風呂とか…絵面がキツいな…おえっ!!

風呂を上がり、宿題を、しながら父さんと話をした。


「それで…本当に大丈夫なのか?」

「ん?何が?」

「学校とか…まぁ、色々だ。」

「もぉ心配は無いよ…何とかする方法を思い付いたからさ。」

「なら良いんだが…もぉ怪我とかしないでくれ…」

「うん…もぉ心配させない様にするよ。」

「あぁ、健康で居てくれたらソレで良い…」


父さんの言ってる事はなんとなく解る。多分、ソレが親の考え方なんだろぉ…それより…


「僕は将来、弁護士になろぉと思うんだけど、やっぱり大変なのかなぁ?」

「ん?弁護士か?ま、大変と云えば大変だが、ま、やり甲斐は有るぞ。」

「そっか…うん、やっぱり司法試験は受ける事にするよ。その…色々、アドバイスとかして貰えると嬉しいんだけど…」

「そぉか!!よし!!解らない事、疑問に思った事、司法試験のアレコレ!!オレに出来る事はなんでもしてやる!!なるべく帰って来れる様にするからな!!」


なんか前のめりになってんだけど!?そんなに寄らないで欲しいんですけど!?


「…で!!いつ司法試験は受けるつもりだ!?」

「えっ?いつって…そりゃ大学とか、弁護士事務所で下働きしながらとか考えてるけど…」

「なんだ!?今年は受けないのか?」

「えっ?」

「司法試験は、申し込みさえすれば、誰でも受けられるんだぞ?」

「そぉなの?ぢゃぁ、高校在学中には一度受けてみよぉかな…」

「よし!!手続きは父さんがしといてやる!!来月を目処に色々教えてやるからな!!」


と、父さんはヤル気に満ちてしまった…

予備試験を、クリアしたら本試験?に臨めるらしい…かなり勉強期間を短縮出来るし、早い段階から弁護士として活動出来る様になるのかな?あ、でも、経験を積まなきゃ何にもなんないか…


「いや、来月って、期間短過ぎない!?」

「そぉか?うん…そぉかも知れないな…なら、学校の勉強はソコソコにして…ちょっと待ってろ。」


と、父さんは二階に上がって行き、数分でリビングに、戻って来た。


「コレを…書き写せ!!」


って持って来たのは六法全書…分厚過ぎない!?


「…えと…コレを書き写すって事?」

「あぁ、一年有れば書き写せるだろ?今年受けるなら要点だけで良いかと思ったが、一年有るんだ、書き写せば、頭に残る。そぉすれば試験に受かり易くなるぞ。」

「そっか…なるほど…解った!!しっかり読んで書き写すよ!!」


と、終わった宿題を整理して、早速六法全書を書き写し始めた。

前文からして難解な言葉遣いをして、曖昧な部分が多いのが解る。内容はどぉとでも取れるし、時限立法とかで解除も出来ないか?


「あぁ、日本の憲法や法律にはそんな曖昧なのが多いぞ。だから法曹界は頭を抱えてるんだよな…」


とは、僕の質問に答えた父さんの言だ。しかも、罰則の無い法がチラホラ見受けられるけど…なんで法に規定してるんだろ?


「それらは、他の犯罪行為に鑑連するモノが多く、不利な証拠となる事が有るからな。こんな法律違反をしてるそんなヤツだからこんな大それた事もして当たり前だ。みたいな論法が普通にあるぞ。」


って事らしい…ほぼ言いがかりだよね。

その日はそんな感じで終わって行った。

初日から飛ばすのもバカらしいからね。明日もこの続きをするかな。

そして、翌朝、父さんはスーツ姿で朝食を摂る…


「今日も仕事?」

「あぁ、昨日やり残した仕事が残ってるし、今日は午後から当番弁護士になってるからな。」


当番弁護士は、刑事事件やなんかで警察に連行された人が弁護士を要求する事が有り、その対応をする人が当番弁護士と呼ばれる人達だ。


「そっか、ぢゃぁ、解らない所が有ったら、書き出して、また今度、質問するよ。」

「あぁ、そぉしてくれ。」


父さんは、一条の顧問弁護士に加わってから、人気に火が付いて、今やこの地方では一番の弁護士と云われてて、その為多忙なんだよね…僕はソコまで忙しく無い弁護士を目指そぉ!!

そして、父さんは仕事に行き、


「あ、お義父さん、おはよぉございます。もしかして、日曜にもお仕事ですか?」

「やぁ、おはよぉ、翔子ちゃん。色々やらなきゃならない事があってね…のんびりしたいけど、中々ね…」

「そぉですか…解りました!!静也くんの事はお任せ下さい!!わたしが側に着いてますから!!」

「おっ?そぉしてくれると助かるよ。よろしくね。」

「はい!!」


って、玄関先で、父さんと水野さんの話し声が…普通になんて会話してんだか…安心って何がだよ!?昨日、父さんと話しして、水野さんとお風呂を妄想して、治らなかったし、変に意識しちゃいそぉで怖いんだからね!!それに、僕も男なんだから、いつ狼になるか解らないぞ!!

とか思いながら、僕は玄関に行く。


「おじゃましまぁす…」


って、既に水野さんは玄関に入ってるし…


「い、いらっしゃい…」


い、いかん!!変に意識したせいで、マトモに顔を見れないんだけど…!?


「御堂くん、おはよ。何してたのかな?」

「えっ?うん、朝食食べて、今から勉強でもと思ってた所なんだけど…」

「そお、丁度良かったわ!!わたしも宿題をしたくて来たんだよね。一緒にしよ?」

「うん、さ、どぉぞ…」

「はぁい!!」


勝手知ったる…って感じに上がって来るけど、スカート短過ぎませんか!?中身見えちゃうよ!!

静也君はかなり優秀なんでしょぉね。

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