表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/172

セクハラ。

さて…学校ではどんな感じになるんでしょぉか?

「一緒に来ても良かったの?」


僕は一緒に保健室に行く水野さんに聞いてみた。


「仕方無いんぢゃ無い?御堂くん、わたし以外に安心出来る人居ないでしょ?」

「確かにそぉだけど、神眼の能力を使えば…」

「そんな、見境無しに使ってちゃボロが出るわよ。便利な能力な分、慎重に使った方が良いわよ。」

「なるほど…考えもしなかったよ…」

「って云うか…腕は痛く無いの?」

「大丈夫だよ。痛みにも耐性が有るから。でも、全く痛くないワケぢゃ無いんだけどね…」

「まったく…便利な身体で羨ましいわ…」

「ん?どこか痛いの?」

「男の子には解らない痛みが女の子には毎月有るのよ…重い時は学校を休みたいくらいだわ。」


ん?男には解らない、毎月ある痛み?あ…


「女の子の日ってヤツかぁ…漫画とかでたまに出て、めっちゃツラいって書いてたなぁ…」

「変なトコだけ察しが良いんだね…」


って、軽蔑する感じのジト目で睨まれたよ…


「あ…えと…それより、水野さんこそ僕なんかに付き添ってて、クラスに帰ってから何か言われたりしない?」

「あら?心配してくれるの?」

「そりゃそぉだよ。クラスで唯一マトモに話せる相手だし…巻き込んでるみたいで気が引けるよ…」

「ふぅ〜ん、御堂くんみたいな人でもそんな気、回すんだ?」

「みたいなってなんだよぉ?」

「知〜らない!!」


と、保健室に着いちゃった。


「今度じっくり聞かせて貰うからね?」

「そんな小さな事、男の子が気にしちゃダメだよ。」


って、鼻で笑われたよ…聞き流しとけって事かな?

ガラガラ…


「おはよぉございまぁす。」


ドアを開けながら、水野さんが挨拶をしたので僕もそれに倣う。


「おはよぉございます。」


保健室には保険医の吉高先生が居た。


「あら?こんな時間にどぉしたのかな?」


保健医さんが聞いて来たので、


「ちょっと色々ありまして…左腕を痛めました…」


と、ホントの事を説明してみる。


「ちょっと診せて貰えるかな?」

「はい。」


吉高先生の言葉に素直に従い、上着を脱ぎ、腕を捲ってみせる。


「ちょっと腫れてるわね。熱もある…痛みは?」

「かなり強いですね。」


吉高先生は僕の腕を取り押したり引いたり…


「あの…痛いんですけど…」

「その程度の痛み?」


しまった!!痛みの耐性が入ってた!?

僕は慌てて痛みの耐性を切ってみた。すると…これ…かなり痛いんだけど!?


「いや…心配かけたく無くて…」

「あら?男の子ね。一応病院に行きましょぉか?」

「はい…」

「あ、貴女はもぉ教室にお帰りなさいな。」

「…えっ?あ、はい…では、あとはお願いします。」


吉高先生に言われ、水野さんは保健室を出て行った。


「彼女良い娘ね。」

「そぉですね…優しい女の子(ひと)ですよ。」

「あら?付き合っては無いの?」

「誰と誰がですか?」

「キミとあの娘…」

「付き合っては…無いと思いますよ。仲良くはしてますけど…」

「あら?そぉなの?」


ん?なんか声のトーンが変ぢゃ無いか!?


「なら、私が喰べちゃっても、問題無いわよね?」

「ん〜多分問題有ると思いますよ?法的に…」

「あら?そぉなの?それぢゃぁ法的に良いってなるまで待つしか無いわね。」

「そぉですよ。」


って…いきなりなんなんだ?この反応は?


「でも…よくよく見れば見る程良いわね…」


って舌舐めずりし出すし…なんだこの状況!?


「あの…吉高先生?」

「だぁめ、二人きりの時は真弓って呼んで…ううん、もっとこぉ…おいとか、お前とか…そんな感じが嬉しいわ…」


って話が見えないんだけどぉ!?


「…あの…それはそぉと、病院に連れて行って欲しいんですけど…」

「…はぁ…そぉね…せっかく楽しめると思ったのに、この、腕ぢゃぁね…仕方ないわね…その代わり、治ったら…楽しませてよね?」


うん、この人にはあまり近付かない様にしよぉ…なんかコワい…

ソレでも病院には吉高先生に、連れて行って貰わなきゃなんだよなぁ…

車の中でも吉高先生の攻撃は止まらず、胸元パッカ〜ンって開けてたり、さっきまでと違ってミニスカートだし…パンツ見えてますよ?ワカメちゃんですか!?


「あら?ギアレバーと間違っちゃったわ。」


って…間違うワケ無いでしょ!?

にぎにぎモミモミして来るし…欲求不満なのか!?こぉ云うセクハラって男性教師の特権ぢゃ無いんですか!?いや…特権ぢゃ無いか!?


「間違ったんなら離して貰えませんか?」

「えっ?なんで?」

「爆発したらどぉするんですか?」

「あら?爆発しそぉなの?そぉね…男の子だものね…仕方無いわね…あとで楽しみましょ?」


って、ウインクして来やがった!!やっぱこの女は危険だ!!水野さんに相談…しない方が良いかな?

そぉして病院に着くなり、吉高先生は受け付けと交渉し始めた。


「急患よ。電話して来たから状況は解ってるわよね?」

「はい、先にレントゲンを撮ってからになります。」


と、僕は吉高先生に、連れられて、レントゲン室で両腕の写真を撮られ、待合室で暫く待つ事になった。


「御堂君、痛みはどぉ?」

「はい、少し収まってはいますが…」

「そぉ?こっちはどぉ?」


って、股間に手を伸ばして来やがった!?


「先生みたいな美女が、そんなはしたない事するべきぢゃ無いですよ。」

「あら?美女とか嬉しい事言ってくれるわね。」


って、ここはそぉ云う事する場所ぢゃ無いと思うんだけど?そんな感じですったもんだしながら待ってたら、診察室に呼ばれた。


「うんうん、見事に折れてるな。どこかにぶつけたか?」

「いや…蹴られて…」


お医者さんに素直に応えたら、吉高先生が、


「蹴られたですって!?誰によ!?」


って、喰ってかかって来た。


「ちょっ!?まっ!?」

「吉高先生落ち着いて下さい!!」


僕が悲鳴を上げたら、お医者さんに止めて貰えた。

その後、ギプスを巻いて貰い、


「ぢゃぁ、一ヶ月したらまた来てね。痛み止めは要るかい?」

「いえ、大丈夫です。」


と、処方はお断りした。


「おっ?さすが男の子!!ぢゃぁ、一ヶ月は無理をしない様にね?」

「はい。」


と、返事をし、一ヶ月ギプス生活を余儀無くされた。帰りもずっと吉高先生にセクハラをされました…クソ!!ベッドでして欲しいな…

骨折しちゃいましたね。痛みにも耐性が有って良かったですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ