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身の上話。

柴田は何を語るんでしょぉか?

「では柴田先生、ココからは録音しますので、正直に答えて下さいね?」

「解った。」


と、返事を貰い、


「僕が強姦魔だと柴田先生に言ったのは誰ですか?その時の状況をお聞かせ下さい。」

「オレにキミが強姦魔だと言って来たのは久田美久だ。キミの将来をめちゃくちゃになる様に退学にしてくれと頼まれた。その時の状況は学校の理科実験室の準備室で、久田美久に誘われて抱いた後だ。」

「生徒と肉体関係を持ったと?」

「そぉだ。上手くイケば、ずっとオレの性欲処理をしてくれるとの事で、申し出を受けた。」

「それは教師としてどぉなんでしょぉか?」

「教師とて、一人の男…アレ程可愛い女の子に迫られれば断り切れないのは道理だ。」


って、開き直っちゃったね。まぁ、三十過ぎのおじさんからすれば、アレでも可愛い女の子扱いなんだね。


「僕の将来が真っ暗になったら貴方はどぉ責任を取って下さいますか?」

「…責任は取れないし、取らない。」

「それは人としてどぉなんでしょぉか?」

「仕方無い事だ。」

「そんな事で生徒の将来を潰して貴方は何とも思わ無いのですか?」

「生徒一人の将来より、自分の将来の方が大事だ。」

「今録音してますが、コレが表に出ると柴田先生の将来は真っ暗になりますが、構いませんか?」

「それは出さないでくれ。」

「ソレは出来ません。そぉしないと、僕は強姦魔のレッテルを貼られたままになるんですが?」

「ソレはオレが何とかする。」

「解りました。明日、何も無かったらこのデータは学校、教育委員会、警察、僕の父母に送り付けますね?」

「解った。」


と、約束して、その日はお帰りして貰った。

僕は会話の内容をパソコンに移し、そのままCDにして、保存した。

そして、宿題を終わらせ、寝た。

翌日、学校に行こぉと、玄関を開けた瞬間、ごちっ!!っと、ドアが何かにぶつかった。


「あいったぁ〜…なんでドアが開くのよ?」


って、頭を押さえた女の人が…どこの美女だよ!?って…母さんか…


「おはよ。そんなトコでどぉしたのさ?仕事は?」

「ふにゅ?あ〜静也だぁ〜少し見ない間にカッコ良くなったねぇ…流石ウチの子だぁ!!偉いぞぉ。」

「あのね…朝から酔ってない?」

「そんな事無いよぉ〜!!取り敢えず、ままはおねんねするから、あとはよろしくぅ〜!!」


って、僕に抱き着いて…もぉ寝息立ててるよ…仕方無い、寝室に投げ込んどくか…

さて、気を取り直して学校に行くか…と、玄関を開けたら、呼び鈴を鳴らそぉとしている水野さんとバッタリ…


「水野さんおはよぉ。」

「あ…お、おはよぉ…」


と、朝の挨拶を交わし、なんとなく一緒に歩いて行く。


「あ…あの…御堂くん…」

「なに?」

「あの…さっきの…綺麗な女の人なに!?御堂くん、抱き着かれてたし、家に上げてたし…お姉さんとか?」

「えっ?あぁ、見てたんだ…僕は一人っ子だよ。アレは僕の母親だよ。二ヶ月振りに帰って来たかな?」

「はぁ?アレがお母さん!?あんな若いのに!?」

「えっ?そんなに若いかなぁ…えと…そっか、普通に考えたら若い方かな?高校生の時に僕を産んだらしいから…」

「はぁ!?高校生で出産!?めっちゃ早く無い!?」

「そぉかなぁ?早い人は中学生でも出産してるらしいぢゃん?」

「そんなの特殊なケースぢゃん!!」

「まぁ…うん、そぉかな?」

「あ、そぉすると。お父さんって幾つ?」

「確か…四十くらいだったと思うけど…」

「…それはそれで若いね…」

「でも、法的には母さんの両親、僕から見れば祖父母の許しが有れば問題無い事だし、二人の結婚は、その祖父母が強引に進めて、父さんが逃げられない様にしてから強引に婚姻届出して、父さんを軟禁して、僕が産まれたらしいよ?」

「んな!?そんな事ホントに有るの?」

「まぁ、父さんが弁護士で、祖父母の問題を解決したのが切っ掛けで、祖父母から信頼を勝ち取って、母さんも一目惚れだったんだって。」

「うわぁ…強引なお爺ちゃんとお婆ちゃんなんだね…」

「うん、コイツだけは逃したらダメだって思ったらしく…」

「すこぶるお父さん、気に入られたんだね。」

「うん、今や弁護士の中でもトップクラスの忙しさらしいよ。過労死が心配なレベルだよ。母さんもだけど…」

「そぉ云えば、お母さんって何か仕事してるの?」

「うん、お爺ちゃんの会社で働いてて、日本と外国を行ったり来たりらしいよ?」

「お爺ちゃんってどんな会社してんの?」

「あぁ、イチジョーって聞いた事有る?」

「えっ!?イチジョーって…まさかあの!?」

「あのって?」

「貿易や物産で有名な所だよね?」

「うん、僕が中学に上がったくらいから母さんも、お爺ちゃんの仕事を手伝う様になって…ソレで両親共ほとんど家に居ないんだよね。」

「うわぁ…めちゃくちゃスゴい家なんだね…」

「ま、僕にはほとんど関係無いかもかな?」

「なんでよ!?」

「イチジョーは叔父さんが継ぐから、僕が就職してもタダのコネだし、みんなに迷惑になるかもだからね。僕は僕で、なんとかしてみたいって思ってるよ。」

「うわぁ…しっかりしてるねぇ…」

「そぉでも無いよ。将来がまだ決まって無いんだよね…何がしたいかよりも何が出来るか…ソコを模索中なんだ。ま、弁護士免許は取るつもりだけどね。」

「うんうん、目標が有るだけスゴいよ。」


と、話してたら駅に着いて、そのまま学校近くの駅に着き、そのまま登校した。

有名企業の後ろ盾が有ったんですね…

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