手料理。
ホントの事は言わない方が良いのかなぁ?
その日の宿題を終えたのが十八時、僕は目指す大学も職業もかなりハイレベルな所に置いている。
あのジュースの力を使えばどんな難関な大学も楽勝だろぉけど、ソレぢゃ僕の力にならない。努力は報われなくても、ウソは吐かないからね。
そぉだなぁ…余った時間に更に勉強するのも良いけど、身体を鍛えてても損は無いよな?
そぉ思い立ち、ジョギングと、筋トレと柔軟体操くらいはしよぉと思い、着替えて家を出たら、
「あれ?水野さん?こんな時間にどぉしたの?」
「み、御堂くんこそどぉしたのよ?」
「僕?勉強で疲れたから身体を動かしてリフレッシュしよぉかと…」
「そ、そぉ?まだご飯食べて無いんでしょ?」
「えっ?うん…」
「その…良かったら作ってあげよぉか?」
「えっ!?そんな…悪いよ…」
「良いの!!男ならこんな時甘えるモノなのよ!!」
って叱られたゃったよ…
「ぢゃぁ…今日はお願いします…」
「はい!!お願いされました。嫌いなモノとか、アレルギーとかある?」
「特に無いかな?」
「解ったわ。何時間くらいで帰って来るの?」
「そぉだなぁ…一時間くらいかな?」
「そぉ、ぢゃぁ十九時くらいにまた来るわね。」
「うん。解ったよ。」
と、ラフな格好をした水野さんと分かれ、僕は近所の運動公園でジョギングと、筋トレと、柔軟体操に励んだ。こんな事しなくても充分過ぎる力と速さが有るんだけど、柔軟性だけはなんともならないからね。あと…太りたく無いから…と、運動も終えて、家路に着く事にした。水野さんの手料理かぁ…今の味の解らない状態が続くのはちょっとイヤだなぁ…あ!!そぉだよ!![異能ジュース]の力を使って、味覚を取り戻せば良いんだよ!!
僕は[異能ジュース]の力を使い、味覚を取り戻す事にした。集中集中…
『異能ジュースの、力で味覚を取り戻しました。』
って、頭の中でアナウンスが…よし!!これで味も楽しめるぞ!!
…このアナウンスって誰なんだろ?
そんな事が有りながらも家に着いたらちょぉど、お出かけするのかな?って格好をした水野さんとバッタリと会った。
「うわっ!?御堂くん汗だくぢゃん!?」
「えっ?あぁ、やっぱり運動して汗かくと気持ち良いよね?」
「そぉなの?私には解らない所だわ…それより…私がご飯作ってあげるから、その間にお風呂に入って来なさいね?風邪引くわよ?」
「うん、ぢゃぁお言葉に甘えよぉかな?」
と、水野さんを家に上げ、僕はキッチンに水野さんを案内してお風呂に入った。
なんかこんな事久しく無かったな…父さんも母さんも居たら外食になるもんなぁ…
手料理かぁ…なんか良いな…味も解る様になったし…食べ過ぎ注意だな。
と、身体を洗い終えて、シャワーの水を浴びる。
これで汗が引くのが解る。ホントは身体の芯から冷やしたいんだけどね…
「御堂くん?もぉすぐ出来るよぉ〜!!」
って水野さんの声が聞こえて来た。
「はぁい。もぉすぐ出まぁす!!」
なんか新婚さんみたいだな…あ、なんかニヤケそぉ…
お風呂から出てると、美味しそぉな匂いが…ウチでこんな匂い初めてなんぢゃ…
テーブルに着くと、
「はいどぉぞぉ。」
と、出されたのは、クリームシチューだ。ふぅ〜ん…あの短時間で作れたとなると…根菜類は使われて無いかな?
「えと…水野さんの分は?」
「あ…そぉだね。ぢゃぁ一緒に食べよっかな。」
と、もぉ一皿注いで来た。
「では、改めまして…頂きます。」
「はい、どぉぞ。」
と、一口食べてみる。なんだこれ?全部の味が解るんだけど…でも、その上で全ての味が絡み合って、何とも言えない旨さを出してるぞ!?
「うわっ!?これ…スゴく美味しい!!初めてここまで美味しいクリームシチュー食べたよ!!」
「ちょっ!?そこまで褒めなくて良く無い!?」
「イヤイヤ、洋食なのに醤油が味の決め手になってるのが面白い!!インスタントのコーンスープとスキムミルクの相性も良いよ。バターぢゃ無くマーガリンなのもなんか新鮮だね。」
と、感じた味を上げて行くと、
「御堂くん…どんな舌してるのよ…?安くて美味しいモノをって頑張ったのに全部当てるとか…」
「僕も驚いてるよ…何で解ったのか…正直に云うと、僕はあの、クソマズいジュースを飲んでから味が解らなくなってたんだ…」
「それが何で解る様になるのよ!?」
「水野さんの手料理だからかもね…」
「ちょっ!?まっ…」
水野さんは耳まで真っ赤にして俯いてしまった。
何かマズい事言ったのか!?取り敢えず謝らなきゃ!!
「あの…その…ね?」
「し…仕方無いなぁ…」
「えっ?」
「たまに、こぉして作りに来てあげる!!」
「えっ!?そんな…」
「い・や・な・の?」
なんか詰め寄って来られたけど…
「い、イヤぢゃ無いです!!」
と、答えるのがやっとだった。
「よろしい。」
って、満面の笑みで答えてくれた。怒ってるって感じは無いよね?
そして食べ終えてから、食器を洗い、食器乾燥機に入れて、食器洗いは終わったけど…まだ水野さんは荷物を持ってるけど…
「ねぇ御堂くん?」
「は、はい!!」
「今日の宿題はやった?」
「うん、帰って来てすぐにしたけど…」
「だったら…教えて!!解んないトコが有るの!!」
「なんだ、そんな事ならお安い御用だよ。」
と、数学と科学と化学…理数系は苦手みたいだね。
宿題が終わったら水野さんは帰って行った。
マンションの入り口までは送って行きましたよ。近場とは云え、女の子の一人歩きは危険だからね。
ぜってぇ口説いてますよね!?本人はそんな事考えて無いみたいですけど…




