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気付き。

柴田先生に合掌!!

しばらく教室は盛り上がったり盛り下がったりを繰り返し、下校時間を過ぎた頃、教師が一人教室に入って来た。


「皆さん!!静かにして下さい!!」


今年からこの高校の数学教師になった新卒の女教師だ。セクハラとか大丈夫なのか?あんな露出度の高い服で…ってか、所々破れてるよ?変なシミも有るし…うん。変なツッコミは止めておこぉ…ツッコまれた後だろぉから…


「先生!!どぉなってるんですか!?」

「もぉ安全なんですか!?」

「柴田先生は!?」


教師が入って来てから皆んなして質問攻めを始めた。静かにして無きゃ説明も出来ないってのに…


「混乱している方々を鎮めるには訳者不足ですわね。しかも、事が終わった後な感じのままって云うのも頂けません。あんな如何にも襲われましたと云う格好のままとは…」


久田はかなり冷静だな…両親の事が有ったからか、ヤケに冷静だ。本来なら誰よりも取り乱していてもおかしく無いと思うんだが…

この辺が女性は強いって云われる所以かな?


「そぉだな…この混乱を鎮めるには、何か想定外の事が無いと…」


僕が久田にそぉ言っている時、

パンパンパン!!

乾いた大きな音…爆竹が破裂した様な…そんな音が三つ…教室内の視線がそちらに向いた。

音の正体は拳銃…相田がどこから入手したのか、引き金を引いていたみたいだ。


「静かにしろよ。そんな騒いでちゃ先生も説明出来ないだろ?」


相田もかなり冷静で、先生に拳銃を渡しながら皆に静かにする様に促していた。


「ぢゃぁ、先生あとはよろしく。」


と、相田は自分の席に戻った。

なんか少しだけカッコ良く見えるな…

その後先生の説明が入ったけど、要約すると、学校は完全に解放され、安全になっている事、街の方も少しずつ落ち着きを取り戻しており、もぉ少しで安全が確保されるだろぉ事、安全が確認され次第下校しても大丈夫との事だった。

そして、多くの男子生徒が席に着いて、先生の話を聞いている最中、目付きが変になり、腰が引けていた…気持ちは解るよ?

歳上美女のあんな姿を見せられては思春期男子には刺激が強いね。

中にはスマートフォンで写真や動画を撮る始末…皆んな、そんなんぢゃモテ無いよ?

先生の言葉を聞き、みんな携帯電話やスマートフォンを見出した。情報収集は当然だね。

そんな中、僕の携帯電話にお爺様から着信が入り、廊下に出て電話に出た。


「はい。静也です。」

『おぉ!!静也!!無事だったか!?今、そっちの状況の報告が有ってな、心配しとったんぢゃ!!』


なるほど、これだけの事になっていれば、流石にお爺様も心配するか…多分テレビでも緊急放送とかしてるだろぉしね…


「はい。申し訳ありません。アレほどの大口を叩きながら、人員の先走りに気付かずに、この様な事態を引き起こしてしまいました。今回の責は全て僕に有ります。」


この期に及んで久田の両親に責任を押し付けるなんてしたく無いし、既に死んでるからね…


『ふむ…思ったより冷静なのだな。安心したぞ。して、ココからどぉ挽回するつもりぢゃ?』


そぉ、今回の事で相当数の死者や被害者をだしている。コレを挽回するのは至難の業だけど、


「はい。坂下当太の首、取ってご覧に入れます。」


宣言してしまった。もぉ後戻りは出来ないな…お爺様に宣言した事で、坂下当太を殺害する事は決定事項になってしまった…


『ふむ、お前が手を汚すのか?』


お爺様の懸念は解る。一条に連なる者がそんな事をするのかと…


「はい。おそらく、他の人だと、こちらで起きた事件の様になりますので…」


そぉ、操られたりしたら自殺とかさせられる可能性も有る。ならば僕が手を下す!!


『それほどの相手か?勝算は有るのぢゃな?』


お爺様も警戒を強めているな。ここは強気に出るしか無い。


「はい。久田夫妻をはじめ、今回の被害者の皆さんの仇も取ります!!」


コレで失敗したら何にもならないな…


『うむ、朗報を待っているぞ。』


と、電話が切れた。

ふぅ…緊張したなぁ…

それにしても、一刻の猶予も無くなって来たぞ…高木君達を巻き込むか?いや…僕一人が少年院に入れば済む話だな。

あんなヤツでも死なせれば逮捕…いや!!直接手を下さなくても、何とかなるんぢゃ無いか?…そぉなると、居場所をまず特定しないと…

僕が廊下で一人考えていたら、


「…御堂…少し良いか?」


何を思ったのか、松木(松本)が話しかけてきた。


「ん?どぉしたの?何か僕に文句が有るの?」


まだ松木からちゃんとした謝罪が無いから、僕からの風当たりは強くても仕方無いよね?


「いや…も、文句ぢゃ無く…コレって。今回の事件なんだが、坂下が絡んでるんぢゃ無いかと思ったんだが…」


おや?思ったより賢いのか?何か理由が有るのかな?


「なんでそぉ思う?」


僕の問いに松木(松本)はさも当然の様に、


「坂下が指名手配された後にアレだけの事が起きて、指名手配が解除されたら落ち着き始めた…これに因果関係が無いとは云えないだろ?」


…確かに誰でも気付く内容だね…


「…ふぅ…で、松木はどぉしたいの?」


そぉ、コイツの意志がドコを向いているのか不明なままにしておくのは少々危険かな?

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質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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