占拠。
また遅稿…
皆さん熱中症にはお気を付け下さい。
特に九州や四国等西日本の方は雨が降ってない様なので、お身体にはお気を付け下さい。ら
その日は放課後まで翔子さんと宮乃杜の睨み合いは続いた…ホントにこれで仲良しに見えるのかなぁ?
「ホント、アソコまで仲良しだと微笑ましいな…」
相田には二人がケンカしている様には見えないらしい…
そして、事件はホームルームの時間に柴田先生から知らされた…
「何故か解らないが、警官同士で銃の撃ち合いが有ったらしく、帰る時は充分注意する様に!!」
警官同士の銃撃戦?何か映画やドラマの撮影?そんな風に思ってた事が僕にも有りました。
先生の話を聞いた皆んなが携帯電話を出し、検索し始めた。
「うわっ!?ホントだ!!ニュースでも大々的に取り上げてるぞ!!」
いち早く情報を見付けた松木(松本)が声を荒げ、周りにアピールをし出した。
ホントに警官同士で銃の撃ち合いをしているらしい。その事実はクラス中で共有される話題になった。
今日は異例のニュースばかり飛び交うな…
「…確かにおかしなニュースだな…警察官が警察官を射殺しまくって何になるんだ?」
相田ニュースを見て、呟いていた。
確かにこんな異常事態、そぉそぉ起きるモノぢゃ無いけど…これは異常に過ぎるぞ!!絶対何か有る!!
僕もニュースを見ながら考え出した。
「御堂君、これ、警官の目、座ってない!?」
宮乃杜が話しかけてきた。
宮乃杜の見せてきた動画を見てみると、確かに目が座った警官が銃を撃っていて、四発撃った後、自身の頭を撃ち抜いていた…
確か制服警官の持っている拳銃はニューナンブ…七ミリ弾の五連装…最後の一発は自殺用なのか!?
「うわぁ…この中を帰るとか…死にに行く様なモンぢゃ…」
僕は感想を漏らしていたけど、翔子さんがその声に反応して、
「…コレって、わたし達が操ってた時の人達の反応に近いかも…」
ボソっと溢した言葉に、一つの可能性が思い浮かんだ。
「坂下当太…ヤツの仕業なのか…?」
警官を電話のみで操って見せたヤツの事が頭に浮かんだ。
いやいや、もしそぉだとしてもこんな事をする意味は!?
そんな事を考えていた時、
どがん!!ガタガタガタ!!
校舎玄関から大きな音がして、校舎が揺れたのを感じた。
大型ガスが校舎に突っ込んで来ていた。
クラス中…と云うより、校内が悲鳴と怒号に満ち溢れ、ぱんぱんぱん!!と乾いた音も聞こえて来る。多分アレは銃声だ。平和なハズの学校でなんでそんな事が!?
教室の窓から身を乗り出して外を見ると、大型バスから出て来ているのは、どぉ見てもカタギには見えない人達が銃や日本刀を持ってバスから出て来ているのが見えた!?
いやいや!なんでそんな襲撃を受けるんだよ!?
「ま、まさか…アレも坂下の…!?」
久田が声にならない声を出した。
なるほど…確かにその可能性は高い。指名手配されたから、更なる混乱を招いて有耶無耶にしてしまおぉと思ったのかも…
そして、そこに誰かが通報したのか、警察も到着して、襲撃者達と…なんで協力して校舎を占拠しよぉとしてんだよ!!
「まさか、ぱぱのした行動が引き金に!?」
久田は頭を抱えて蹲ってしまった…
確かにその可能性は有る。いや、その可能性が一番有力なんだけど…これは少々やり過ぎだろ!?
学校襲撃の人数は少なく見積もっても二十人以上…その全員が銃や刀で武装してるとなると…校舎内に居るより…
「皆んな!!外に出た方が良い!!銃弾なんて、訓練してなければそぉそぉ当たるモンぢゃ無いぞ!!」
相田がそんな事を叫んだ。
コレは悪手だ。外に出るまでに襲撃者達に見付かるし、実際に銃を向けられてマトモな判断が出来るとも限らない…
「静也くん、どぉする?」
「集団だと狙わなくても誰かに鉄砲の弾は当たるでしょぉね…」
翔子さんと宮乃杜が心配そぉに言って来た。
宮乃杜の言う事はもっともだ…怪我程度で済めば良いけど、当たり所が悪ければ命にも関わるからね…
「…よし!!こぉしよぉ!!」
僕は閃いた一つの方法を二人に…あ、久田も居るから三人に話した。
「なるほど…それなら私の[心眼]でイケるわよ!!」
「その上で私の[言霊]が役に立つわね!!」
「私は…役立たずですね…」
翔子さんと宮乃杜は作戦を了承してくれたけど、久田は少し…いや、かなり落ち込んでるな…ココは何か役目を…
「久田はお色気を出して侵入者達を撹乱してくれ。」
僕は見ないけどね。
「はい!!喜んで!!」
…喜ぶんだ…あれ?なんか白い視線が…
「ふぅ〜ん…静也も長身でスタイル抜群な方が良いんだ…」
「侵入者の目を奪うってのは良いと思うけど…まさか自分が見たいからって理由?私も言われれば見せてあげても良いんだけど?」
なんで翔子さんと宮乃杜がそこで対抗意識剥き出しになるかなぁ…?
「いや…久田がする事無いって悲しそぉだったから…ね?」
僕は翔子さんと宮乃杜をなだめるのに必死になった。
女の子の対抗意識が何処に有るのか不思議でならない…
「…で、静也くんは何をするの?」
翔子さんは不思議そぉに僕を見るけど、
「僕は失敗した時の為に殿を勤めるよ。僕なら無傷で全員を無力化出来ると思うしね。」
鼻骨折を治すマスクをしたままの顔でニッコリ微笑んだけど、コレぢゃカッコ付かないかな…
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