ロリコン。
彩音さんはどんな説明をするのか…めっちゃ気になる…
父さんと男同士の話をしていたけど、喉が渇いてリビングに行く。
「おや?隆也さん、静也、二人してどぉしたのかな?一杯やりますか?」
伯父様が僕達を出迎えてくれた。バスローブ姿でお酒…ブランデーかな?を呑みながら。
「いや、今日は遠慮しとくよ。明日は帰るからね。」
父さんはやんわりと断っていた。
「そぉですか?なら、静也は良いだろ?」
…なんで僕に振って来るかな?
「伯父様、僕は未成年ですよ?まだ呑めませんから。」
僕もやんわりとお断りし、冷えた麦茶を父さんと僕の分を用意する。
「そりゃそぉか…うん。酔ってたら既成事実も作れないからな。」
伯父様の言葉を聞いて、僕は力が抜けるのを感じた。
父さんもテーブルに頭を打ち付けていた。
似た者親子かもね…
「龍一君、ハッキリ言わせて貰うが、静也にはお付き合いしている娘が居てね…」
「そんなの関係無いですよ。彩奈との間に子供さえ出来れば良いのですから。結婚?そんなのに縛られていては一条は成り立ちませんよ。」
父さんが言い終わる前に伯父様が自論を展開させていた…結婚をそんなのって…
「いやいや、男ならそれでも良いかも知れんが、彩奈ちゃんは女の子だよ?静也も多分まだ女を知らないんだし、そんな初めて同士でとか…」
お言葉ですが、僕と翔子さんも初めて同士なんですが…
「そんなの関係無いですよ。静也との子である事が重要ですから。静也が誰と結婚しても大丈夫です。ま、それは一条として…ですから、彩奈がどぉ思うかは別ですが…」
うんうん、そこが大事なんですよ。それと、僕の意志も…
「それはダメだろ?静也は種馬ぢゃ無いんだから…静也の周りには今でも複数の女の子が居て、そこそこ以上にモテているし、コッチに来ていた水野さんの娘さん…あの娘は彩音も気に入っているし、水野さんからも、静也ならと言われててね…ま、二人の行く末までは解らないけど、二人が幸せならそれで良いんだ。だから、彩奈ちゃんとそんな事にはならないよ?」
ぶはっ!?本人の前で何て事言ってんのさ!?翔子さんのお父さんも何を考えてるんですか!?
「なって欲しいんだけどなぁ…」
伯父様も諦めて下さい。ってか、小学生で既成事実とか作ろぉとしないで下さい!!
「…あの…大正や昭和ぢゃ無いんですから、法的にも本人の意志に反する結婚や出産は良く無いと思うのですが…」
平成の今、強引な許嫁とかは認められるワケ無いよ…本人達が納得して…とかなら有るかもだけど…
「ん?あぁ…そぉだな…隆也さんと彩音の時は、二人が乗り気だったからなぁ…あれ?あの時の彩音はまだ中学生だったな…まさか、隆也さんて…ロリコン!?」
あっ!!言われてみればそぉ言われても仕方無い年齢差だ!!
僕も父さんを覗き込んだ。
「ちょっ!?二人共そんな目で見るなよ!!否定まではしないが、彩音は当時からしっかりした考え方が身に付いていて、とてもその年齢通りには見えなかったんだよ!!」
否定しないんだ…まぁ、日本人の男性はロリコンが多いって話だから父さんは正常なのかな?
「だとしても、やはり見た目は年齢通りだったよね?」
うわぁ…伯父様、掘り下げるなぁ…
「…正直初めて抱いた時はめっちゃ興奮した…」
うわぁ〜!!親のそんな個人情報なんて知りたく無いぃ〜!!
「そんな血を引いている静也なら、小学生の彩奈に興奮して既成事実を…」
「「作らないから!!」」
伯父様の言葉に、僕と父さんの声が見事に重なった。
「…そぉか…ん?そぉ云えば、一緒に来ていた娘さん…彩奈より身長が低かった様な…」
あっ…言われてみれば、翔子さんって身長も低く、これでもかってくらいに細身だったよ…見た目は小学生と云っても過言ぢゃ無い!?
「…確かに…言われてみれば…」
あれ?父さんも同意しちゃった?
「静也もロリコンなんぢゃ…?」
いや…父さんも伯父様も、そんな変質者を見る様な目を向けないで!!
そんな感じで盛り上がって?たら、母さんと彩奈がリビングに来た…既成事実に関しての説明は終わったのかな?
「あっ!!ぱぱ!!」
彩奈は伯父様に駆け寄り…
「彩奈ぁ〜!!」
がすっ!!
綺麗な飛び蹴りが伯父様の股間にクリーンヒット!?アレはツラいぞぉ…
「うぐぅっ!?あ、彩奈…何で…!?」
伯父様の断末魔の声を聞いた彩奈はプンスコ怒っている。
「ぱぱのバカ!!きせいじじつなんて、まだわたしには早いよぉ!!」
彩奈は泣きながら奥に消えて行った…多分部屋に戻ったな。
悶絶し、ジタバタする伯父様を他所に、
「ほら、静也は彩奈ちゃんを慰めてあげて。」
母さんは、ココからは大人の時間よ?と言わんばかりに僕の背を押して、彩奈の後を追う様に仕向けて来た。
仕方無く、僕は彩奈の部屋に向かった。
こんこんこん…
ドアをノックして、彩奈の反応を確かめる。
「彩奈、入って良いかな?」
ドアの外から声をかけると、彩奈の声が帰って来た。
「静也お兄ちゃん?」
「そぉだよ。」
中から彩奈が反応し、僕は外から返事をした。
カチャ…
ドアが開き、彩奈が真っ赤なトマトみたいに頬を染めた彩奈が顔を出し、
「…ど、どぉぞ…」
と僕を招き入れてくれた。
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