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圧(プレッシャー)。

静也は何を考えていたんでしょぉか?

何も考えず動いた僕は、伯父様からの圧に思考を巡らせ始めていた。

相手は死すら覚悟の上でココに来ている。

お爺様も伯父様もそれを汲んでの判断を下す時に僕が待ったをかけた…流石に許されざる事だろぉし、相応のモノを出さなければ、僕も久田一家も立つ瀬が無い…

となると…


「どぉした?何も言えないか?なら退がっとれ。」


お爺様からの圧は伯父様からの圧とは比べ物にならない程に強かったが、僕は退がらなかった。


「やはり引けません。」


僕はお爺様の目を見据えて、ハッキリと言った。


「ほぉ?ならば、我々を納得させられる何かが有るのだな?」


今度は伯父様から圧がかかる。

母さんは事の成り行きを見てるだけだ。


「納得…頂けるかは解りませんが、僕から一つ要望が有ります。」


僕は今度は伯父様の目をしっかり見据えて口を開いた。

伯父様は顎をしゃくり、先を促して来た。


「今回の僕の問題についてまず説明させて頂きます。まず、原因として、久田美久がとある同級生に愛の告白を受けらそれを断った事に端を発します。」


僕の説明にお爺様も伯父様も、母さんや彩奈までもが聞き入っている。


「その、断る時、久田美久が僕の名前を出したから、その告白をした者の攻撃対象に僕がなった…そぉ云う事です。」


原因を話した所で、


「あの…静也様、ソレが何故、美久が静也様に矛を向ける様な事になったのですか?」


久田の父は当然の事を口にした。


「簡単な事です。その相手が催眠術や洗脳と云った手法で久田美久を操った…それだけの事です。事実、久田美久の洗脳ないし、催眠が解けた後、久田美久本人に聞きましたし、解ける前後で、人が変わった様に見受けられます。」


久田が何度もの堕胎を繰り返していたり、売春や、その元締めみたいな事をしてた事は伏せて説明した。


「…して、その相手とは?」


お爺様もかなり気になっている様子で、話を急かして来た。


「坂下当太と云う男です。僕の提案は、その坂下当太の居場所を特定し、僕の前に連れて来る事。その一点です。」


久田一家にも後で[神眼]を使って何をされても大丈夫な様にしておいてやらないとね。

お爺様は暫く考えて、


「…静也は、自分のケツは自分で拭けと云う考え方なのぢゃな?」


この言葉の意図する所は何だ?下手な考えで取り違ってたら大事おおごとだな…なら、言葉そのままの意味に受け取るか…


「はい。ココで相応の罰を与えるのは、双方に取ってもそれで終わりとなり、問題解決には程遠いかと思います。それならば、問題を解決した上で、相応の罰をと考えます。」


ま、罰何て不要だと思うけどね。


「…龍一郎、お前はどぉ判断する?」


お爺様はこの場の採決を伯父様に丸投げしたのか?意見だけ聞きたいのかな?


「そぉですね…静也の器を計る試金石になるのではないですか?」


あの…ね?伯父様?僕の器ってめっちゃ小さいですよ?お猪口の高台こうだい程度しか無いですよ?


「なるほどのぉ…本人はイヤだイヤだと言うとるが、彩音の息子ぢゃからなぁ…」


なんかお爺様がニヤニヤしてるんですけど!?


「はい。彩音が首を縦に振ればオレの席なんて今すぐにでも譲るんですがね…」


えっ?いや、母さんも今の生活が気に入ってるとか言ってますけど?


「ま、彩音は人を見る目に特化しとるから、人事部と海外との取引の掛け持ちがベストぢゃしな…それは無いぞ。問題は、孫達の適正ぢゃからな。静也!!」


うわっ!?いきなり何ですか!?


「は、はい!!」


一応返事はしたけど、僕に何をさせたいんですか?


「久田の件お前に一任する。好きにしろ。」


お爺様…その心は?なんて聞けるハズも無く…


「はい、必ずや御納得頂ける様に致します。」


と、頭を下げる。

そこから僕の好きにしろとの言葉通り、久田一家には僕の部屋に来て貰い、早速[神眼]の餌食になって貰い、僕以外から操られない様に先手を打つ。


「静也様、両親にも気を遣って頂いてありがとぉございます。」


久田は僕の前に正座して、座礼しつつそんな事を言う…ブラウスが少しはだけて、浅葱色のブラが見えるんですが!?ってか、かなり大きいぞ!?何がって?それは言わぬが花と云うヤツで…


「気にするなよ。僕の為だからさ。」


今回は本当に自分の為なんだよね。坂下当太の捜索も行き詰まってるし、お爺様の権力ちからを借りればすぐに解決出来そぉなんだけど、後が怖いしね。


「…はい、そぉ云う事にしておきます。」


顔を上げた久田の顔はほんのり朱が差して見えた。

その後、久田の両親を交え、ある程度の予想を話したり、容姿についても話した。


「…それ程に目立た無いなら、探すのは困難ですね…」


久田父は完全に頭を抱えてしまった。


「そぉ?逆に見付け易いと思うわ。特徴が無く、見落とし易い容姿、そして女好き…逆に注意していれば、見付け易いと思うわよ。」


久田母はニンマリしている?まさかとは思うけど…


「お、お母さん?もしかして…」


久田は何か思い当たった様で、少し引いてる?


「もしかして…なぁに?」


ずずいと久田母は久田に詰め寄った。


「坂下は熟女より、ロリコン寄りだと思うんだけど…」


アレ?なんだろコレ?母娘百合?ってくらいに近いんだけど!?


「大丈夫よ。私は小学生にでも見せかける事が出来るから!!」


小学生に見せかけなくても良くないですか?かなり無理が出ると思いますが…

久田父も少し…かなりドン引いていた。

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罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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