集中治療室。
あれ?久田美久もお爺さんの家に来るんぢゃ無かったっけ?
翌日、お爺様と龍一伯父様、彩奈や、執事さんや使用人さん達には操られない様に[神眼]をして、更に翌日…
「…えっ!?それは本当なのか!?」
その日の夜。皆んなで団欒の時を過ごしていたら、翔子さんのお父さんの携帯電話が鳴り、席を外してから数分後、水野さんは電話口で驚いた声を上げていた。
会社で何か問題が有ったのかな?
「水野部長、何か良く無い事でも有ったの?」
母さんも心配になったのか、水野さんに聞いていた。
「えと…はい…会社は関係無いのですが、息子が事故に巻き込まれたらしく、意識不明の重体だそぉで…」
その声に反応したのは、翔子さんのお母さんだ。
「息子!?侑!?侑二!?」
翔子さんのお母さんが詰め寄り、縋る様に聞いていた。翔子さんも声には出して無いが、水野さんの側に駆け寄っていた。
「侑だ…今の電話は侑二からだ…」
その言葉を聞いた翔子さんのお母さんはその場に泣き崩れ、翔子さんも「お兄ちゃん…」と、声にならない声で泣き出した…
「それは一大事ぢゃな。今は病院か?直ぐに行きなさい!!」
お爺様は心底心配をした様子で、車の手配を急がせてくれた。
「あの、侑さんとは僕も知らない仲では無いので、一緒に行かせて貰ってもよろしいでしょぉか?」
僕はお爺様や他の皆んなに聞こえる様に嘆願した。
「そぉか…心配か?」
「はい!!」
おじいさまさの質問に即答した。
「なら、静也も行って良いぞ」
お爺様許を聞き、僕も荷物を纏める。
荷物を纏め、外に出ると、既に車が待っていた。
運転手として待っていたのは、元ラリーのパイロットをしていた人だった…なんか嫌な予感がする…
「坊ちゃん!!もぉ出ますよ!!」
「はい!!」
僕は開けられていた後部座席の助手席側に乗り込み、ドアを閉めた。助手席には、翔子さんのお父さん、後部座席の運転席側には翔子さんのお母さん、真ん中に翔子さんだ。ドアを閉めたその瞬間、ギャキャキャキャキャぁ〜!!と、けたたましいタイヤ音を響かせて、車は走り出した。
嫌な予感は的中!!四リッターターボのハイパワーがモロに僕達を襲う。
公道までの曲がりくねった道の門は全て開かれていて、十分かけて上がって来た道をわずか一分で下り、公道に出た…
「も、もぉ少しゆっくりでも…」
翔子さんのお父さんが運転手にそぉ言うけど、僕は知っている…この人、エンジンのパワーを限界まで使わないと気が済まない人なんだ!!
公道に出て数分で高速道路に乗り、往路で四時間の道を、一時間半で走り抜けた!!
助手席の翔子さんのお父さんはシートベルトを必死に掴み、翔子さんのお母さんは神頼み…翔子さんは僕にしがみ付いている。
翔子さんのお母さんは事故をしない様に神頼みしてたんだろな…
高速を降りてからの運転はごく普通で皆んな安心してたみたいだ。
「…もぉ少しこのままで良いかな?」
翔子さんは僕にしがみ付いていた事に気付いて、そぉ言って来た。
侑さんの事も心配だろぉから、僕は頷いて了承の意を伝えた。
病院に着いたのはそれから十分後、病院に着いた僕達は、急いで夜間受け付けに行った。
「すみません!!水野タスクの家族ですが、侑はドコに!?」
水野さんは、さっきまでの運転の勢いのまま詰め寄っていた。
早る気持ちは抑えられないみたいだ。
「み、水野侑さんですね?少々お待ち下さい。」
受け付けの人は落ち着いて調べてくれる。
待ってる間、イライラが溜まっているのか、右足の爪先がカツカツと地面を叩いている。
「お待たせ致しました。二階、ナースセンター横の集中治療室に居られます。」
受け付けの人の声を聞き、
「ありがとぉ!!」
一言だけお礼を言って、水野さんは駆け出していた。
僕達もそれに続き、エレベーターに乗り、二階で場所を確認し、ナースセンターに急ぐと、
「オヤジ!!母ちゃん!!翔子!!コッチだ!!」
侑二さんと涼ねぇが集中治療室の前に居て、家族を呼んだ。
僕もそれに従い、侑二さんの方に行く。
「アニキは、これまで、悪い連中から逆恨みをされてたらしく、闇討ちに遭ったみたいなんだ…」
侑二さんはそぉ説明してくれた。
なるほど、侑さんは曲がった事が嫌いな感じだから、悪い連中を見逃せ無かった…ソレが仇になって返って来た…
ん?ソレって、侑さん、悪く無いよな?
「そ、それで容態は!?」
水野さんは、原因より今の状態が気になっているみたいだ。僕も気になるんだよね…
「あぁ、今の所、命に別状は無いだろぉとの事で、骨折が何ヶ所も有るから、そっちが問題だって…」
侑二さんの説明で、死ぬ事は無いだろぉと解った事で、翔子さんのお父さんもお母さんも翔子さんも脱力した感じだ。
「済みません!!一緒に居た私が人質なんかにならなかったら…」
涼ねぇはそんな事を言いながら頭を下げていた。ん?良く見たら、涼ねぇの服は所々破れていて、顔にも殴られた様な跡が…
「…いや、君の所為ぢゃ無いさ。」
水野さんはそぉ言うと、ポッケからハンカチを取り出し、涼ねぇの涙を拭いてあげた。
「そぉだよ、近藤は悪く無いだろ?悪いのは逆恨みして来たヤツ等なんだ…」
侑二さんも涼ねぇの肩をぽんぽんと叩いて慰めていた。ん?二人も知り合いなのかな?
「…それに、通報されなかったら、近藤もどんな目に遭わされてたか…」
あっ!!人質に…とか言ってたし、服もビリビリだ。攫われて強姦とかされてたかも知れない。そぉ考えると、通報者に感謝だね。
そぉ思ってたら、
「おっ?コッチだな…」
聞き憶えの有る声がした。
高木君、鈴木君、佐藤君の三人が病院にやって来ていた。
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