表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/172

女の戦い。

ゴールデンウィーク…あれ?時期がズレ過ぎてないか?

ま、仕方無いか…

ゴールデンウィーク前に母さんと顔を合わせる事が出来、[神眼]を使う事も出来た。これで母さんも無事だね。


「今年はお父さんが静也の顔を見るのを楽しみにしてたんだけど…」


母さんはそこで言い淀み、気を取り直して、


「そのマスクしたままだと、また嫌な顔をすると思うのだけど…外せるの?」


痛々しいマスク顔の僕を、母さんは悲しそぉな表情で見つめて来た。


「無理だね。最低ひと月はこのままで、洗顔もあまり激しく出来ないし、歯磨きもあまり…」


お医者さん曰くだけどね。痛くないなら何をしても…とは言われたけど、ほんの数日で骨折が完治とかは有り得ないよね。

だから、僕も無理だと伝えるのが関の山だ。ま、ホントは既に痛みは無いんだけどね。てか、完治させてるんだけど、自然を装う為にね。


「そぉ…なら仕方無いわね。それで、お父さんの所に行く準備は出来てるの?」


明後日からのゴールデンウィークを利用して、お爺様の所に顔を出しに行く事になっていて、今回は水野家の夫婦と翔子さんも行く事になっている。ついでに久田の家族も行くそぉだ。


「うん。僕はね。」


翔子さんは慌てて準備しているらしい。


「そぉ、翔子ちゃんはゆっくりさんなのかな?」


翔子さんの荷造りに興味があるのかな?


「気にしなくても大丈夫なんぢゃない?おじさんが先に連絡して、おばさんが準備してるんぢゃない?」


そぉ、本人が何もしてなくても、家族が居るからね。

ちなみに侑さんと侑二さんはバイトが有るので同行はしないらしい。


「自分の事は自分でして欲しい所だわ…」


おっと?言い方を間違ったかな?


「ま、おばさんも自分の事で手一杯だろぉから、翔子さんも自分の事はちゃんとしてると思うよ。」


僕は何も知りませんって感じで母さんに伝えた。


「ホントにぃ?」


母さんはジト目で僕を見て来た。


「多分ね…そんな細かい事まで知らないからさ…」


ま、普通に考えて、自分で用意はするでしょ。

そして翌日、ゴールデンウィーク前日、学校終わりに真っ直ぐ家に帰ったんだけど、


「えっ!?御堂君のお爺さんのお家に皆んな行くの?」


ゴールデンウィーク中に遊ぼぉと宮乃杜が持ちかけて来た所、僕達の返答を聞いた宮乃杜が驚いていた。


「まぁ、僕以外は仕事上の事だし、僕も一年振りだし…」


一条本家なんてほぼほぼ普通の人は縁が無い所で、アソコの客は政財界の大物がほとんどだもんね…


「そぉ…行くのは皆んな別々なの?」


宮乃杜は何か引っかかる言い方をする。


「そぉね。美久は別よね。」


ニヤリと笑みを浮かべ、翔子さんは答えた。


「美久"は"って…翔子と御堂君は一緒なの!?」


宮乃杜は、"は"を強調して問い返した。


「そりゃそぉでしょ?ウチのお父さんも初めてお呼ばれしたらしいから、ちゃんとした場所とか知らないもん。」


一条本家の所在地は公には秘密になっており、取材や仕事は別の場所でしている。

ま、お爺様に何か出来る人間が日本に居るとは思えないけど、万が一が有るからね。


「ぢゃぁ、御堂君が道案内?」


宮乃杜が僕の方を見る。


「…まぁ、そぉなるかな?お爺様の家って、山奥にポツンと有るから…」


ま、その山に入るのも、予定に無い人は入れないし、色々手続きも面倒だし、関係者で無ければ、ほぼ入山すら出来ない。予約していたとしても、門前払いがほとんどらしいからね。


「うぅ…い、一緒に行ったら、婚約とか、そんな事にならない?」


これは少し有り得るかな?

お爺様の鶴の一声って事も有るからね。

宮乃杜の言葉もあながち…


「そぉなったらなったでわたしは構わないけど?静也くんは?」


あっけらかんと翔子さんはそれならそれで構わないと言っているのと同じ事を言ってくれた。


「僕!?僕は…」


翔子さんを見ると、何やら期待した眼差しが…ここは漢として決めなきゃね!!


「…翔子さんならアリだね。」


言い切ってしまったな…まぁ、本心だから仕方無いけど…


「ほら!!わたしなら良いんだよ!!境子は無いって事よ!!」


無い胸を張り、勝ち誇る翔子さん…小動物が威張ってる感が強くて可愛いんだけど?

それから駅に着くまで、翔子さん、宮乃杜、久田の三人でわぁぎゃぁかしましく、ほのぼのはしなかった。


「もし、境子がわたしの立場に居たら、静也くんはどぉ?」


電車を降り、家路を急いでいる時、翔子さんがそんな事を聞いて来た。

これは多分、一緒に行くのが宮乃杜だったらって事だよね?


「ん〜…どぉだろ?アリかナシかで聞かれたら、ナシでは無いかな?勿論、翔子さんと知り合って無い状態だったらって前置きが必要だけど。」


一応翔子さんに気を遣って答える。正直、宮乃杜は身長も一緒くらいで、美少女とも云えるし、細身で守りたくなるタイプで、おっぱいの主張が…アレは魅力的だ!!


「なら良いんだけど、境子のおっぱいには魅力を感じないの?」


感じます!!めちゃめちゃ感じます!!でも…


「女の子の魅力って、そこだけかな?違うでしょ?ま、僕にはまだ早いって感じがするけど…」


そぉ、何をするにも、坂下当太をどぉにかしてからだ!!

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ