高木君の理解。
なんとかギリギリ更新間に合いました!!
「ふぅ…なるほどな…あぁ云うタイプの考えそぉな事だな…あっ!!まさか、涼子の件にも関わってるとか!?」
あっ、そこまでは僕も考えて無かったな…でも…
「直接関わってたかは解らないけど、無関係って事は無いと思うよ…」
僕もそれは考えてたよ。ってニュアンスを込めて話を併せた。
「…そぉか…なら、今まで黙ってたのは何でだ?オレとお前の仲だ。話してくれてても良かったんぢゃねぇのか?」
確かにこの話、しててもおかしくは無いんだけど…
「普通に話してたとして、信じて貰えてたか不安だし、何より話す必要性が無かったってのも有るかな?」
「話す必要が無いだと?」
あれ?なんか少し怒ってる?
「うん。いきなりそんな超能力みたいなモノが使えるとか言われて、すんなり受け入れて貰えるとも考え難いし、僕ならそんな人と友達で居続けられないと思う…」
普通は相手の頭を疑うよね?僕もそぉだし…
「…そっか…裏を返せば、お前はオレと友達で居続けたいから話せなかった…そぉ解釈して良いんだな?」
高木君の少し強い口調に、僕は首を縦に振って応えた。
「…ふぅ…解った。お前がオレを…オレ達を大事に思ってたから言えなかったって事だな?」
「うん。でも…」
僕は今回、説明した理由を告げ様としたら、高木君が僕の言葉を遮って言葉を発した。
「今回の出来事でオレ達に危険が有ると判断したから、納得した状態でその能力を使い守らせてくれと…そぉ云う事だな?」
流石に理解が早くて助かるよ。
「…その通りだよ。何も説明せずに能力をかける事も出来るけど、流石にそれは親友にするべき事ぢゃ無いと思ったから…」
僕は心の中を曝け出した。
もしこれで反発される様なら、無理矢理にでも[神眼]を使うけどね。
「…解った。やってみてくれ。その前に、どんな内容の事をするのか確認だけさせてくれよ?何も知らないまま身を委ねるなんて、いくら親友でもコワいモノが有るからな?」
そりゃそぉだね。僕でもその辺は多少は疑うし、慎重になるのは解るよ。
僕は翔子さんにしている[神眼]の内容を説明した。
「…なるほど…それなら人格や思想感情を阻害しないな…解った。やってくれ。」
僕は高木君に促され、[神眼]を使った。
「ぢゃぁ、するよ?」
高木君は首肯し、僕は[神眼]を使った。
これは僕が解除しない限り恐らく生涯に渡って有効だろぉから、これからの人生でも高木君にマイナスに働く事は無いだろぉ…
「終わったよ。どぉ?何か変わった事は無いかな?」
僕の声に高木君は反応し、手をグッパーとわきわきさせ、身体に異常が無いか確認し出した。
「特に変化は無い様だが…本当に大丈夫なんだろぉな?」
おっと?何も変化が無い事に、逆に不安になったかな?
「大丈夫だよ。既に実験済みだから。」
どんな実験だったかは秘密にしておく必要が有るけどね。
「そか…なぁ、コレって、鈴木や佐藤にも出来るか?」
ん?そのつもりでココに来てるんだけどな…
「…最初からそのつもりで居たけど?」
僕の言葉に高木君は少し考え、
「アイツ等には何も説明せずにやってくれるか?不安を煽りたくは無いし、こんな不可解な事は、知ってる人数は少ない方が良いだろ?」
うん。確かに秘密は守られてこそだけど、
「説明してからでも大丈夫だよ。その…説明した内容の記憶を消すのも可能だったから…」
コレは、父さんとじぃちゃんで実験したから大丈夫!!
「…だったら、なんでオレの記憶は消して無いんだ?」
その疑問ももっともだ。だけど…
「気兼ね無く相談出来る同性の親友って、何者にも変え難く、人生において、絶対必要なモノだと思うんだよね。」
高木君はかなり計算高い性格をしていて、短慮な事をしない事を知ってるから、頼り甲斐の有る人なんだよね。
「…なんか照れるな…はっ!?オレにそっちの気は無いからな!?」
高木君は慌ててお尻に手を当てて防御姿勢を取った。何からの防御かは云わないけど…
「僕にもそんな気は無いよ!!」
僕は慌てて叫んでいた。
高木君は僕の慌て様を見て笑ってたけど、大声を出した影響か、
「痛たたたたた…」
折れた鼻骨が少し痛かったよ…
「そぉ云やぁ、その顔はどぉしたんだ?」
今更ながら、高木君は僕のマスクに気付いて、指摘して来た。
「これ?警察の暴力で骨折しちゃってね…」
僕は派出所での出来事から、全てを話した。
「…なるほど…それで一気に不安になってオレにもその能力を使おぉと思ったワケなんだな?」
僕の説明に高木君はそぉ納得を示してくれた。
「うん。まぁ、今更感は有るけどね…」
確かに今更だよね。でも…
「ま、黒幕が判明したのも最近なんだったら仕方無い事か…」
あっ、僕の思ってた事を言ってくれたよ。
「…そぉなんだよね。それに、使わずに済むならそれに越した事は無かったからね…」
ホントそれだ。
「だな。今回は使わざるを得ないから仕方無くって感じか?」
「そぉだね。予防接種みたいなモノかな?」
そんな話をし、高木君が鈴木君、佐藤君、飛鳥ちゃん、弥生ちゃん、戸次君達に電話をしてくれて、何故か涼ねぇまで来て、涼ねぇと一緒に侑さんまで来たのには面喰らったよ…
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