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拉致。

他にクソマズいジュースを飲んだ人は現れるのか!?

翌朝、そろそろ学校に行こぉとしてたら、

ぴんぼ〜ん!!

と、チャイムが鳴らされた。朝から何だよ?

僕が外に出ると、


「御堂くんおはよぉ。」


と、水野さんが…


「あ、水野さん、おはよぉ…えと…」

「一緒に学校に行こ。」


と、何だ?コレがお誘いってヤツか?産まれて初めての経験だな…


「えと…僕で良ければご一緒願います。」


あまりに衝撃的な出来事だったので少し言葉が変になる。


「あははは、なぁに?その言葉遣いは?」

「あははは…なにぶん初めての事で、面喰らっちゃった…」

「えっ?そぉなの?」

「うん、友達って云える人は高木君達だけだったから…」

「あ…そか…ごめんね?」

「うぅん、気にして無いから、別に良いよ。さ、行こっか?」

「だね。」


と二人で通学路を歩いていたけど、高木君達には会えなかった…そりゃそぉか、学校の始業時間は一緒かも知れないけど、通学時間が違うからね。

僕達は駅まで二十分歩いて、電車で三十分、その後徒歩で二十分。

高木君は歩いて十五分。

家を出る時間が違うのも頷けるよね。

そんな事を考えながら取り敢えず駅に向かう。

そして…あ、昨日の…


「水野さん、アソコのヤツ等、昨日、高木君達がケンカしてた人達だ。もしかしたら僕を探してるかも知れないから先に駅に行って。」

「御堂くんは?」

「僕一人ならどぉとでもなるよ。」


僕はにっこり笑って水野さんと分かれる。

まず、水野さんが安全に通れるか確認する。その最中に録音の準備も忘れない。

水野さんはヤツ等を素通り…出来たぁ!!

なら僕も…


「よぉ〜…待ってたぜぇ…」


はい、無理でしたぁ!!コレが世に云うフラグ回収なの?

僕に声をかけて来たヤツは、僕の肩に手を回して来た。


「あの…僕は貴方方を知らないのですが…」

「ほぉ?知らないんぢゃ無く、忘れてるだけだろ?まぁ良いや…お前は今から死ぬんだからよ…」


と、僕はヤツ等の車に押し入れられた。


「あの…ドコに行くんですか?」

「あ〜?てめぇの死に場所だよ!!」


って僕は鼻っ柱に裏拳を入れられた。


「うがっ!!」


と、わざとらしく痛がって上げる。


「死ぬ前に痛てぇ思いは出来るだけしたく無いよな!?だったら黙ってろよ!!」


と、コレで彼等は殺人未遂拉致軟禁の証拠音声が録れたワケだけど…どぉなる事やら…

車が停まった場所は、僕が首を吊ろぉとした幽霊ホテルだった…なるほど…ココなら人が死んでもそぉそぉ見付から無いって事か…


「降りろ。」


って僕は引き摺り降ろされる。そして、幽霊ホテルの中3辺りに連れ込まれ、


「あの時、お前みたいな小虫が来なきゃ、あの三人になら勝ててたんだよ!!解ってんのか!?小僧!!」


と、鉄パイプで肩を殴られた。


「うん、そぉだね。十人以上でやっと勝ててたくらいだからね…キミ等がどれだけ弱いか良く解るってモノだよ。」


僕の言い方に少々ご立腹の様子で、


「てめぇ…確実に殺す…」


って、最初声をかけて来たヤツが、バタフライナイフだっけ?それを出して僕の方に構えた。

録音はココまでで良いかな?

僕はスマホを取り出し、録音を停止させた。


「何かしてやがる?」

「あぁ、気にしないで、ココまでの会話を録音してただけだから。」


と、正直に答えて上げる。


「はっ!!ならソレ毎殺してやる!!」


と、男が叫ぶと三十人くらいの不良さん達が出て来た。

コレは本格的に殺しにかかってないか?


「お前等!!やっちまえ!!」

「「「「「おぉ〜!!」」」」」


って、囲まれて殴りかかられる。

いやぁ…あのクソマズいジュース飲んでて良かったよ…

がん!!ごん!!どすっ!!ごきっ!!

囲まれた僕は成す術なくやられるがままになる。

でも、大丈夫。頑丈ジュースを飲んでるからね。とは云え、何か言い訳しないと無傷な理由が…そぉだ!!


「ぐかぁ!!」「あがぁ!?」


悲鳴をあげたのは僕では無く、殴りかかって来た人達だ。


「何かしたのかい?ハエが止まったくらいの衝撃はあったけと?」


僕は不敵な笑みを浮かべて聞いたけど。


「お、お前等何してやがる!?早く畳んぢまえ!!」


あの喚くしかしないヤツはどんなヤツなんだ?鑑定!!


[鮫島春樹・二十二歳・無職

幼少の頃から周りと馴染めず、いぢめに遭わない為にいぢめる側に立つハッタリと気の強さと人の弱みに付け込むのが得意。脅しの効かない相手は避ける傾向にあるが、引けないケンカも何度かして、人数頼りで勝って来た。噂が一人歩きして、カリスマ性を持つ。流星会と云う不良グループの頭領にもなっている。自分に攻撃しない奴にしか攻撃はしない。]


って…ただのクズぢゃん!!

と、僕がチェックしてる間にも僕は攻撃されてたみたいで、釘バットや鉄パイプや模造刀などの武器も散乱している。


「こんなので僕をどぉこぉ出来るって本気で思ってたの?ふざけてるの?そんな程度で良く僕を殺すとか言えたもんだね…」


僕が毒島の方に歩いて行くと、「ひっ!?」って、可愛い悲鳴を小さく上げながら後ずさる。

仮にも不良グループの頭領さんでしょ?なんとか一人で切り抜けなよ?

御堂君はどぉするつもりなんでしょぉか?

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