表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
139/172

下着姿。

どんな内容で[神眼]を使ったんだろ?

実験の結果、[神眼]の命令の上書きは、かけた本人の[神眼]でしか無理で、[催眠術]や[即席奴隷]では上書きが出来なかった。

…父さん達に[神眼]を使う前…


「…御堂君、その[即席奴隷]って…」


能力名の印象が悪かったのか、宮乃杜がドン引きした感じで呟いた。


「し、仕方無いだろ?あの頃は[神眼]の使い方があんまり上手く無かったのに、時間も無かったから慌てて作った能力なんだよ!!言葉のニュアンスは悪いけど、最初に使った時から使って無いんだから!!」


僕は必死になって弁明した。その必死さが返って怪しいと云う事に、僕自身気付いて無かった…


「確かに言葉のニュアンスは最低だけど、使って無いなら良いのかな?」


翔子さんは、少し考えて、そんな結論を出した。

ま、[神眼]の下位互換だからね。使う意味が無いんだよ。

因みに、[神眼]の命令に対して、[催眠術]が効かないってのは、宮乃杜を実験台にしたんだけど、僕が下した命令は、思春期男子の欲望そのものだった。

その命令をした瞬間の翔子さんの表情かおは思い出したくも無い程にどんびきしていた。

宮乃杜は嬉々として命令に従ったから、翔子さんに僕は目隠しされたけど、


「翔子、何してるの?御堂君が見たいって言うからしてるのに!!」


少しぷんすこしている声が、不覚にも可愛いと思ってしまった。


「えっ?[催眠術]にかかってるからしてたんぢゃ?」


翔子さんの疑問ももっともだ。しかし、


「ん?[催眠術]は機能してるけど、[神眼]に打ち消されてるみたいだよ?逆らおぉと思えば逆らえるもん。」


あっけらかんと宮乃杜が応えた。

紛らわしい!!普通ならイヤがる命令にしたのに、意味なかったぢゃんか!!


「ぢゃぁ、何で命令通りに動くのよ!?」


うんうん。僕も聞きたい。


「御堂君になら見られても…ううん、見られたいんだもん。」


声が嬉しそぉなのが少し不思議なんだけど?ってか、もぉ目隠し外してくれても良いんぢゃない?


「だったらもぉ脱がないの!!って言うか、ドコまで脱ぐつもりよ!!」


ん?なんか翔子さんの焦りが大きくなったし、衣擦れの音が…


「ん?全部?」


宮乃杜は事も無げに言い放った。


「絶対ダメ!!早く着なさい!!静也くんに変なの見せないで!!」


変なのって…逆に気になるんだけど…


「えぇ〜?御堂君も見たいよねぇ?」


はい!!見たいです!!って口に出せたら良いんだけど…それを言うと翔子さんに目を潰されかねないよね?


「…翔子さんのなら…」


うわっ!?僕の口は何を言ってるんだ!?


「ちょっ!?えっ!?あっ…」


翔子さんはびっくりして、僕の目を塞いでいた手を離してしまった。

そして、一瞬見えたモノは、見事なスタイルを惜し気もなく晒している、清楚な感じの下着姿の宮乃杜だった。

なるほど…継父もあんなのを見せられては我慢出来ないってのが理解出来る。翔子さんより先に宮乃杜と知り合ってたら、虜になってた自信があるぞ…って、ガン見しちゃダメだろ!!

僕は慌てて後ろに向いた。

僕がいきなり後ろを向いた為か、翔子さんの胸に僕の顔が挟まった…いや、挟まるって程大きくは無いんだけどね。何が…とは言わない。


「きゃっ!?…もぉ…いきなりコッチ向かないの。イヤなモノ見ちゃったんだね?気にしなくて良いのよ。わたしのが良いんだよね?」


翔子さんは僕の顔を胸に抱き、そんな事を言った。


「ちょっ!?翔子!!イヤなモノってなによ!?」


宮乃杜の訴えは至極真っ当な事なんだけど、


「イヤなモノはイヤなモノよ!!わたしより大きな膨らみを見せ付けないで!!」


翔子さんは僕を離し、立ち上がり、宮乃杜と睨み合った。


「あら?翔子より大きな膨らみ?揉みたいの?良いわよ。」


宮乃杜の声が少し誇らし気になった。


「んな!?そ、そんな脂肪の塊なんて…良いの?」


ん?何だこの流れは?女の子同士でそれをするのか!?見たい!!めっちゃ見たいんだけど、僕は僕で、父さん達に[神眼]を使う為にリビングに行った。はい。宮乃杜の下着姿はしっかり脳内保存しましたよ。

パタン…僕の部屋のドアを閉めた後、


「うわっ!?何この柔らかさと弾力は!?け、けしからん!!こぉしてやるぅ〜!!」

「あぁ〜ん!!そんなに強くしたら痛いわよ!!もっと優しくしなさい!!」

「男共がコレを好きなの、解る気がするわ…」


もぉちょっと声のトーン抑えてくれないかな?

リビングに行き、父さんと爺さんに[神眼]を使い、そのまま部屋の前に戻ったら…


「ちょっ!?境子!?顔を埋めるなぁ〜!!」


攻守交代ですか?


「うわぁ…やっぱり翔子細いなぁ…この細さでこの大きさ…脱いだらスゴいってヤツだよね?もぉ御堂君には見せたの?」


見てない!!夢の中でだけだ!!


「み、見せて無いわよ!!多分ちゃんとは見られて無いハズだもん!!」


いえ、ごめんなさい!!バッチリハッキリお風呂で見てました!!


「ん〜ん?何かあったの?お姉さんに話してみなさい!!」


話さなくても良い事ってあるからね!?


「きゃっ!?ちょっ!?擽らないでぇ〜!!」


翔子さんの笑い声が響いて来た…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ