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対策。

催眠術にかからない様にするには、相手を信用しない事、コレが本来の対策なんですけど…

確かに宮乃杜の言う通りだ。僕に出来る予防線を張る必要が有るけど…


「そぉね…まずは、私達が[催眠術]にかからない様にする必要が有るわよね?何か良い方法は無いかな?」


宮乃杜の言葉に、翔子さんが反応した。


「わたしと静也くんはお互いに[神眼]を掛け合ってるわ。でも、あの時は[神眼]の対策だったから…」


そぉ、[神眼]への対策はしてある…でも、[催眠術]に対する対策はしていない…


「なら…「他者に操られてはならない。」とか、そんな内容だとどぉなるのかな?」


そんなの、試してみるしか検証のし様が無いよなぁ…


「それなら、静也くんに[催眠術]をかけて貰えば良いんぢゃない?」


僕に[催眠術]なんて使えないんだが…


「あっ!!ソレ良いわね!!翔子が私に[神眼]を使って操られない様にして、その上で[催眠術]をかけて貰えば、結果は解るでしょ?」


翔子さんも何故か乗っかるけど、


「あの…僕は催眠術なんて…」


…使えないと言おぉとしたら、その言葉を遮ったのは宮乃杜だった。


「…使えるわよね?[異能ジュース]の能力で。」


あ、そっか…ソレなら何とかなるかな?


「どぉだろ?少し試してみるよ…」


出来るだけ[ジュース]の能力は使わない様にって意識してたし、最近ぢゃ無意識にオフってたから、あまり考えて無かったよ…さて、集中して考えよぉ…[異能ジュース]の効力で[催眠術]生成!!

[異能・催眠術を生成しました。催眠術は声や相手の視界内である一定の動作等で効力を発揮します。]

と、頭の中に例の声が聞こえて、声だけの時の合言葉と相手の視界内で取る動作も頭の中に見えた。

なるほど、コレを相手に向けてするのか…なんか少しイモ引くなぁ…


「…なるほど…声だけでの催眠術は永くても一時間程度、目の前で、動作も込みだと三日程。そして、一時間以内に相手にある行動を取らせれば継続して催眠状態の維持も出来るみたいだね。多分久田がかけられた[催眠術]はまずは声だけで、その後動作も込みの強力なモノをかけられたんだと思う。一週間引き篭もって、鏡も見てなかったとしたら、自分で自分に[催眠]をかけるって行為が出来なかったから、三日程で勝手に解けて、残りは自己嫌悪とか、そんな状態が続いたんだろね…めっちゃ同情するわ…」


僕は知り得た[催眠術]の情報を伝えてみた。


「…何日も引き篭もって自己嫌悪かぁ…」


翔子さんも鎮痛な面持ちで横になってる久田を見やった…


「…今の御堂君への態度からして、引き篭もってる間に自殺とかしてても不思議は無い状態だったのかな?」


宮乃杜は少し踏み込んだ事を言う。

確かにソレは有っても然るべき事柄だけど、僕の考えでは、自殺をする事は無かったハズだ。

一条に仕える立場ならば、自殺するくらいなら敵と差し違うくらいの気概が有って然るべきだし、敵を殺害した後に自殺は有るかも知れない。

ソレ以前に、状況を両親に相談もするだろぉ…

そぉする事に因り、明確に敵を認識して、ソレを僕に知らせる。ソレが第一になるだろぉ…


「久田に限っては、ソレは無いと思うよ。死んで楽になるより、罵られても、無視されても、ウザがられても、何とか僕の役に立とぉと考えたハズだからね…」


一条に仕えてる人達の多くがそんな考え方の人達で、ほぼ洗脳に近い教育を受けているって聞いた事が有る。


「…ふぅ〜ん…御堂君は美久を信頼してるんだね…」


何でだろ?宮乃杜の言葉にトゲが有る様に感じるんだけど?


「ま、ソレは良いとして、実験してみよぉよ!!どんな命令なら[催眠術]に勝てるかさ!!」


わたしは何も気にしてませんよ?みたいな態度で、しかし前のめりになって、実験を始めたい感じの翔子さんがなんだか可愛い。

そして、僕は引っかかっている事を口に出した。


「…確かにそぉだね。でも、相手の能力が[催眠術]ぢゃ無かった場合、僕達の考えの斜め上だったら、その[能力]で操られる可能性が残るから、やっぱりどんな[能力]が相手でも対処出来る様にしておく必要が有ると思うんだけど…」


そぉ、前に[神眼]対策はしたし、今回は[催眠術]、ソレ以外にも[言霊]とか、人を操る方法はいくらでも有りそぉなんだよなぁ…


「…なるほど…思いも寄らない未知の[能力]が有ったら、ソレで終わりだものね…」


宮乃杜も賛同してくれるけど、


「それなら、取り敢えず[催眠術]だけでも対策をしてから考えよ。」


翔子さんはあっけらかんと言ってくれる。

まぁ、[催眠術]対策はしてて然るべきだけど、いや…コレならどぉだろ?


「[催眠術]にしろ[神眼]や[言霊]にしろ、行動や考え方を制御するモノだよね?」


まず、大前提を考えると、そこに行き着く。


「ん?そぉよ?私の[言霊]は瞬間的に命令を聞いて貰うだけなんだけど、それがどぉしたの?」


宮乃杜が当たり前の事を今更…みたいな事を言いたそぉだけど、


「そっか!!「他者の影響で、考え方や行動を変えるな。」みたいな事を[神眼]で命令していれば、ソレに上書きは出来ないって事ね!!」


そぉ、[神眼]で先に命令が入っていたら、その上書きは先に[神眼]を使った者の[神眼]で無ければ不可能だと思われる。僕と翔子さんは既にその対策は出来ている。

ソレから僕達は久田と滝上さんを起こし、翔子さんと共に[神眼]で対策を施し、リビングに居る父さんとじぃちゃんにも[神眼]を使っておいた。

欲を云えば母さんにも…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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