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恐ろしい可能性。

家族構成が丸裸とか、ちょっと怖いよね?

「ちょっと、美久だけ全部知ってたって、一歩先に行かれてる感じでイヤなんだけど!?」


翔子さんが感情を顕にして唇を尖らせる。うん。可愛いから止めなさい。


「ま、まぁ、仕方無いんぢゃ無いかな?久田の立場から考えると、知らなかったって方が問題だしさ…」


久田は一条の関係者を守護するのが仕事の一族だ。知られてても当然で、ソレを悪用しないと云う信頼も有るだろぉ。

確かに坂下当太が居なければ、僕も久田に惹かれていた可能性は大いに有る。しかし、今は何とも思っていないのが現実だ。

いや、何とも思って無いどころか、この場で邪魔だとすら感じている。ただ、久田の立場を鑑みて、諦めが入っているたけだろぉ。ま、今後僕に何もしなければ空気と思う事もやぶさかでは無いかな?


「むぅ〜…仕方無いなぁ…まぁ、それはそれとして、あの署長の事はどぉするの?」


ん?どぉするって…


「それは父さんとじぃちゃんに任せるべき話ぢゃ…」


僕の言葉を遮る様に、翔子さんが口を開いた。


「そぉぢゃ無くって、絶対裏が有ると思うんだよね!!あの派出所の警官達もさ、最初から静也くんを目の敵にしてた風が有るし、弁護士のお姉さんが居るにも関わらず、あんな有り得ない取り調べしてたし、絶対誰かに操られてたって云われた方が納得出来るよ!!」


なるほど、翔子さんもそこに行き着いたか…僕と同じ発想だね。


「そこなんだけど、多分坂下当太が関係してる様に感じるんだよね…」


そぉ、恐らく、僕の周りで起こった事件には少なからず彼の影が有ると感じる。

ただ、坂下当太が関わっていると云う明確な証拠は無く、派出所の警官達は電話で操られた…そぉ考えると辻褄が合うし、署長もそぉだとするなら、何処からどぉやったら電話をしたのか?はたまたどこかで会って操られたかなんだよね。

ココで問題になるのが、坂下当太の[能力]だ。[神眼]かと思っていたけど、アレは直接見なければならないから、今回のケースには当て嵌まらない。宮乃杜みたいな[言霊]は能力を乗せて聴かせなきゃならない。

そこで考えられるのは、言葉だけで相手を操る事が出来る可能性を秘めているであろお[催眠術]だ。

久田の場合を考えるに、接触はそんなに多く無く、ソレでも一年以上?に渡り操られていた。毎日見る鏡を使い、自分に催眠をかけ続けていたみたいだから、まず間違い無いと思う。


「…だからこそ、出来る対策はしっかりしておく必要が有ると思うけど、どぉかな?」


そぉ、僕と翔子さんが互いに掛け合っているのは[神眼]対策であり、[催眠術]に対する対策は何もしていない。だからこその対策が必要になる。


「…対策って、何をどぉすれば良いんですか?」


何も知らない滝上さんが質問して来た。

さて、[能力]に関して、どぉ説明すべきか…僕が頭を悩ませてたら、


「美久、瑞穂ちゃん、[少し寝ててくれるかしら?]」


と、宮乃杜が口にした瞬間、二人はその場に大の字で寝転がってしまった。


「これで話しがし易くなったでしょ?」


宮乃杜はニッコリ微笑んで、恐ろしい事をした事に気付いていない。


「わぁ…流石だね。[言霊]かぁ…能力的な力は[心眼]よりも弱いかもだけど、使い勝手は段違いに凄いよね!!」


翔子さんは少し興奮気味だ。

その間に宮乃杜は、滝上さんのスカートを綺麗に伸ばしていた。うん。清楚な感じの白いのがチラチラ見えてたんだよね。


「そぉね。御堂君が翔子にしか表立って反応しない人で良かったわ。御堂君が誰でも良いから性的な事したいってなったら、誰も抗えずに性的なペットになってたかもね…」


おい!!そこには強く講義させて貰うぞ!!


「そんな犯罪者みたいな事はしないぞ?考えた事も無かったし…」


まぁ、夢の中で翔子さんにあんな事した事は内緒だ。


「静也、しちゃダメだかんね?」


般若の形相で翔子さんに睨まれた。


「しませんよぉ…まぁ、それはそれとして、坂下当太の[能力]が[催眠術]だった場合、どぉ対処したら良いと思う?」


さっきまでの話で、翔子さんも宮乃杜もその可能性は考えていたみたいで、


「そぉね。[催眠術]だった場合、電話だけでも催眠にかけられると仮定すると、知らない番号には反応しない。家にかかって来た電話に出ないとか有るけど、背後から声をかけられたりとかされたら防ぎ様が無いものね。」


宮乃杜は瞬時に色んな可能性を挙げてくれる。そして一つ、僕が思い付いた事を言ってみた。


「そっか!!家庭用電話も有るか!!家族が巻き込まれたりしたら、防ぎ様がほぼ無いんぢゃ…」


そぉ、ここまでの経緯を見るに、倫理観すら完全に外せる催眠誘導とか、家族にされたら、家庭崩壊とかも簡単に出来るぞ。


「そぉ、それが最大の問題なの。もし、「静也を殺害しろ。それが出来なかったら自害しろ。」なんてお父さんやお母さんに[催眠術]をかけられたりしたら…」


宮乃杜は考えたくも無い事をさらっと言ってくれる。

しかし、ヤツの悪意を考えると、あながち的外れな事ぢゃ無いのが恐ろしい。

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罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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