表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
134/172

思わぬ出会い。

また濃いじじぃが出て来たなぁ…

僕は、派出所での出来事から警察署での出来事を父さんとじぃちゃんに、事細かく話した。


「なんだと?オレとの通話が切れてから、そんな事になってたのか!?」

「ふむふむ…あのクソが、このオレにケンカを売ってタダで済むとは思って無いだろぉな…」


父さんは、僕が無事。とは云えないまでも、釈放された事に安堵を示してくれてるけど、憤りを隠せてないよ?

じぃちゃんは完全に署長をとっちめる気マンマンだね。

やっぱりこの二人は敵に回したく無いよ…

そして、じぃちゃんはどこかに電話をし出し、席を外した。何の連絡だろ?


「親父はお義父さんに電話してるんだろぉ…オレも状況を説明しろと言われててな…お前が直接話せば良いんだろぉが、お前は、告げ口になるのを嫌っているんだろ?」


父さんはそぉ言うけど、お爺様に色々話すと、彩奈ちゃんに嫌われるんだよ!!一番可愛がってる従姉妹なんだよ!?嫌われたく無いっしょ!?

ソレに、お爺様は結構なジジバカだから、どんな報復に出るか解らなくてコワいんだよ!!


「…ふぅ…あんにゃろ…先輩を敬う気持ちは有るのか?」


じぃちゃんがブツクサ文句を言いながらリビングに戻って来た。


「お義父さんは何と?」


父さんが質問した。父さんはじぃちゃんを親父と読んでいる。今回は電話相手である一条のお爺様の事を聞いているんだろな。

そして、じぃちゃんとお爺様は大学の先輩後輩だったらしい…サークルで出会ったそぉだ。


「アイツ、「どぉでも良いから死ぬより後悔させろ。」とぬかしよったわ。」


うわぁ…お爺様、相変わらず過激だなぁ…


「…元よりそのつもりだったんぢゃ?」


父さんもそのつもりだったんでしょ?

親子して同じ悪い笑みを浮かべてるんだけど?


「ヤツに言われるまでも無いわい。」


言い切りやがった!!

あの署長さんには同情するなぁ…

日本で敵に回しちゃダメな二大巨頭敵に回したんだからね…


「えと…二人共楽しそぉだね…」


あのニヤニヤは、絶対楽しんでるよ!!


「な…何をいう!!コレは報復でも有るんだぞ!!」


じぃちゃん…それ、一番やっちゃダメな事だよ?


「そぉだぞ!!御堂家に噛み付いたらどぉなるか、解らせる必要が有るんだ!!」


それ、私怨って云うんぢゃ…


「法律家として、ソレで良いの?」


僕は疑問を素直に突き付けた。


「「良いんだ!!」」


この爺父おやこの子だから僕もこぉなるんだろなぁ…

そぉ感じていたら、ピンポ〜ン!!と、呼び鈴が鳴らされた。

僕はソレに反応して立ち上がろぉとしたら、


「静也は安静にしていなさい。」


と、父さんが立ち上がり、玄関に向かった。

するとじぃちゃんが、


「…で、静也、お前はそろそろ彼女とか出来てないのか?」


タバコに火を点けながらそんな事を言い出した。

僕は灰皿…ウチにはタバコを吸う人が居ないから、空き缶を用意しながら、じぃちゃんに答えてやる。


「まだ居ない…かな?仲の良い娘は居るけど、まだそんな感じぢゃ無いと思うし、今はまだ先にやるべき事が出て来たからね。」


はい、とじぃちゃんの前に空き缶を置き、向かいに座り直した。


「なんぢゃ?つまらん…ワシがお前くらいの頃には二人とか三人とか居たんだがなぁ…」


じぃちゃんの自慢話とか要らないんだけど?

とか話してたら、父さんが、翔子さん、宮乃杜、久田、滝上さんの四人を引き連れてリビングに帰って来た。


「ん?なんぢゃその娘等は?」


じぃちゃんが目を丸くさせて、四人を見た。


「全員、静也の友達だよ。」


父さんが説明してくれた。ん?翔子さんと父さんとは初めてだよね?玄関で少し話したのかな?


「なに!?よ、四人だと!?ワシの最盛期並ぢゃないか!!」


いやいや、そぉ云う意味の友達ぢゃ無いからね?


「あの…其方の方は?」


翔子さんがじぃちゃんについて聞いて来た。


「あぁ、この人は…」


僕が説明しよぉとしたら、じぃちゃんが翔子さんの手を握り込み、


「初めましてお嬢さん。ワシは静也の祖父で勇也ぢゃよろしくな。」


ニヤって良い笑顔を作るけど、ヤニ臭いのが玉に瑕なんだよね。


「じぃちゃん!!無闇に手を出さないの!!」


じぃちゃんが握った翔子さんの手を引き離した。


「なんぢゃ?ケチぢゃな…少しくらい…」


じぃちゃんは文句を言うけど、僕は小声で、


「例の警官に個室で迫られた娘だよ!!今はあんまり男の人と接しさせたく無いんだよ!!」


僕の言葉にじぃちゃんは一瞬で察し、大人しくソファーに座ってくれた。


「済まんねお嬢さん。イヤな思いをさせた。この通り!!」


じぃちゃんは深々と頭を下げてくれた。


「あっ…あ、いや…その初めまして。水野翔子と云います。えと…静也くんのお祖父様と云う事は…一条グループの?」


あっ、そっちは…


「いや、ワシは隆也の親父でな、一条のヤツとは無関係だ。」


うわぁ…じぃちゃんあからさまにお爺様の事嫌ってるなぁ…ま、その分仲良しって事知ってるけどね。


「あっ、そのごめんなさい!!」


翔子さんは慌てて頭を下げたけど、


「いやいや、構わんよ。それより、お嬢さん方は何故ココに?」


多分僕の事が気になってだと思うけど…


「それは勿論、御堂さん…静也さんの出所祝いですよ!!」


嬉々として答えたのは滝上さんだった。

あのね…出所って、刑務所とかから出た時に言う言葉だよ!?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ