忠告。
また病院に来ちゃいましたね。
何事も無ければ良いんですが…
「うふふふふ…お帰りなさい。」
数日前に僕のアレをあぁしてアレをゴックンって飲み干した看護婦さんのお姉さんがニンマリとして僕を迎え入れてくれた…何コレ?何の冗談!?
「か…帰って来たく無かったんですけどね…」
軽口で返した僕は、鼻に詰め物をした状態なので、全然カッコが付いてない自覚は有るよ。
警察から直接来た急患と云う事で、すぐさま診察室に呼ばれ、経緯は同行した藤田警部補が説明してくれて、そのままレントゲン撮影に行き、また直ぐに医師の診断を受ける。
この医師も骨折を診てくれた医師だった。
「…君はホントに怪我が好きみたいだね…」
医師に悪気は無い…ハズだ…
「僕は大嫌いなんですけど、僕に暴力を振いたい人が多いんでしょぉね…」
僕は軽口で答える。
「…ま、そぉなるのかな?で、写真を見る限り、鼻を骨折しているみたいだね。全治一ヶ月って所かな…フェイスガードを着けて、出来るだけ安静にする事をオススメするよ。痛みは暫く続くだろぉけど、ソレを乗り越えれば大丈夫だよ。ま、完治するまでに何も無ければ良いけどね…」
変なフラグは立てないで貰いたい。何かまたなにか怪我をするみたいぢゃ無いか!!
「…不吉な事言わないで下さいよ…」
僕の言葉に、医師は笑っていた。
笑い事ぢゃ無いんだけどなぁ…
そのまま処置室に移動し、止血だけして、フェイスガードを着けられた。一週間後に経過確認させて欲しいと言われた。
かなり違和感が有るけど、その内慣れるかな?
「終わったかい?」
僕が処置室から出て来た時、藤田警部補が声をかけて来た。
「はい。何とか無事に解放されました。」
何を言ってるんだ?と言いた気な藤田警部補に笑いかけ、
「気にしないで下さい。」
と、声をかけ、待合室の椅子に腰掛ける。
藤田警部補も僕の隣に腰掛けた。
「支払いは全て署に回って来るから、終わったら家まで送るよ。」
あっ…そぉですか…お世話になります…って、
「それは先に言ってて欲しかったですね。」
僕は立ち上がり、
「次は一週間後なので、このまま今日は帰ろぉと思います。」
藤田警部補も立ち上がり、
「そぉかい?なら家まで送って行くよ。」
と、僕の背中に手を回し、パンパンと叩いて来た。
かなり力が強いよ。
パトカーに乗せられ、帰宅する事になった。
「なぁ、御堂君。」
パトカーに乗ってすぐ、藤田警部補が話しかけて来た。
「はい?なんですか?」
藤田警部補の話を要約すると、前の事件…女子中高生の拉致監禁強姦DVDの事で…藤田警部補の娘さん、恵美ちゃんだったっけ?も標的になっていたらしく、被害が及ぶ前に解決出来た事を感謝して来ていた。
「…そぉですか…でも、まだまだ安心しないで下さいね。」
「ん?どぉ云う事だい?」
なるほど、警察もそこまではまだ掴んで無いか…
「あの事件に関しても…ですが、まだ裏が有ります。」
僕は全ての情報を出すつもりでいる。
「ん?それはどぉ云う…」
藤田警部補も興味を持ってくれた。
「裏にはおそらく、坂下当太と云う男が居ます。」
さて、証拠が無いけど、どこまで信じてくれるか…
「坂下当太…その根拠は?」
そぉ、根拠は[能力]を使った感じが有る事、逮捕された全員が同じ場所を使っていた事、背後に暴力団が居なかった事、僕のいぢめ問題の後、痕跡が掴めない事、色々有るけど、ソレを話しても、信用はされないだろぉ…だから、
「前の事件のニュースを駅で観ていた時、「今回はこっちの負けにしておいてやるよ。」と声をかけられ、振り向いた時には誰も居ませんでした。そして、僕にはその声の向き主に心当たりが有りました。中学の時、同じクラスだった坂下当太でした。」
証拠は無い。でも、確証は持てる。だからそぉ告げたのだ。
「…証拠には成り得ないけど、君が言うんだ。その線で少し調べてみるか…」
仕事の空き時間にでも…と付け加えていた事から、この話は半信半疑と云った所かな?
そんな話をしていたら僕の家に着いた。
「ここまで送って頂いてありがとぉ御座います。」
僕はお礼を言ったけど、
「いや、恨み言を言われても仕方無い事をしたんだ。このくらい何でも無いさ。」
と、パトカーはそのまま帰って行った。
さて、シャワーだけでも浴びて着替えるかな…
そぉ思って玄関の鍵を…
「あれ?開いてる?」
僕が玄関の扉を開けると…
「しぃ〜ずぅ〜やぁ〜!!大丈夫かぁ〜!?」
けたたましい大声を上げて、筋骨隆々な身体をスーツで隠した男が飛び付いて来た。
なんでこのじじぃがココに居るんだよ!?
「あ〜その…静也、済まん、引き留めていたんだが、今朝コッチに飛んで来やがって…」
と、父さんが申し訳無さそぉに出て来た…
うん。家の中ででも止めといて欲しかったよ…
「じ、じぃちゃん…久しぶり…」
そぉ、この力強い老人は父さんの父さん…つまり、御堂勇也今年で定年になる検事総長その人だ!!
「おぉ、おぉ〜!?何ぢゃその顔は!?何事もなく釈放されたのでは無かったのか!?」
じぃちゃんは僕のフェイスガードを見て、驚きを隠そぉともしなかった…
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