弁護士の見解。
静也は正気を取り戻すのか!?
「『静也くん!!そこまでだよ!!わたしは大丈夫だから!!』」
我を失っていた僕の耳に、聞き慣れた可愛い声が届いた。その瞬間、僕は自我を取り戻す。
暴力警官の胸倉を掴み、拳を振り上げ、暴力警官に暴力を振るう一歩手前だった。
更に周りを見渡せば、トイレの入り口と個室のドアは破壊されており、トイレの入り口の向こうに警官が一人倒れていて、トイレの入り口より内側に有賀さんが蹲っていた。そして、僕の腕には引き千切られた手錠が着いている…
ソレ等から導き出される答えは…
「えっと…僕、何かやらかしたかなぁ?」
恐る恐る翔子さんの方を見ると、翔子さんは半泣きで、
「めちゃくちゃやらかしてるよ…でも、ありがと。」
と、笑顔でお礼を言ってくれた。
あのクソ暴力警官が翔子さんに不埒な真似をしよぉとしていたって事は、暴力警官のズボン…社会の窓を見ればハッキリと解った。なんて汚いモン出してやがるんだ?
そんな事より…
僕は暴力警官を外に投げ飛ばし、有賀さんを助け起こす。
「有賀さん!!大丈夫ですか!?」
声をかけ、揺り起こす。
「あっ、痛つつつつ…」
有賀さんは後頭部を抑え、痛がりながらも身を起こしてくれた。
「済みません…お怪我をさせてしまいましたね…」
僕は有賀さんをお姫様抱っこして、さっきの取り調べ室?の椅子に優しく下ろした。
「ふふふ、気にしないで。ソレにしても、静也君も男の子なんだね。意外と力持ちさんなんだもん。お姉さん、びっくりしちゃったわよ。」
有賀さんは僕を咎めるでも無く、褒めてくれた。こらぁ〜!!って言われた方が楽なんだけどな…
「そんな事は無いでしょ…無我夢中だっただけですから、火事場の馬鹿力ってヤツですよ。」
僕も気の毒にしてる風を出さない様に微笑み、そぉ返した。
「さて、僕はあの邪魔なゴミを向こうにやり、コッチに誰も入らない様にしますので、有賀さんと翔子さんはおトイレを済ませて下さい。」
ちょっとデリカシーに欠けるけど、この場合は仕方無いよね?
僕はそぉ言い残し、翔子さんの方に行く。
「ぢゃぁ、僕はこのゴミを片したて、向こうに居るから、安心してね。」
と、翔子さんの返事を待たずに邪魔な伸びてる警官達を引き摺って、カウンターの有る所に放り投げた。どんがらかっしゃぁ〜ん!!と派手な音を立て、二人の警官は横たわってしまった。
僕はカウンターの椅子に座り、待つ事十分…
「静也くん。もぉ終わったよ。静也くんもおトイレして来たら?」
翔子さんに呼びに来て貰え、僕も我慢の限界だったので、
「ありがとぉ!!」
一言だけ残し、トイレに駆け込み…開放的過ぎない?まぁ、廊下とかから直接見えないのが救いだね…
まぁ、用を足せないワケぢゃ無いから良いけど…
朝から我慢に我慢を重ねていた分、どっさりと出ちゃったよ…
ソレから僕は、翔子さんと有賀さんの居る取り調べ室?に行き、今後の対応を話し合う。とは云え、この警官達のした事は…
「無抵抗の未成年者二人に対し、トイレにも行かせず、食事も摂らせず、水分も与えず、取り調べと云う名目での監禁致傷、未成年者と知った上での婦女暴行未遂、静也君が多少暴力を使っていたとしても、正当防衛が認められると思うわよ。それに、警視総監から県警本部長を通じ、釈放の命令が出ていたハズだけど、ソレを無視しての行動だったから、あの二人の方が罪が重いわよ。」
有賀さんがこの状況を、説明してくれた。
ん?警視総監に県警本部長?なんでそんな話が出て来てるんだ?
「あの…警視総監と云うのは?」
翔子さんも気になったみたいで、有賀さんに質問していた。
「警視総監は警察組織の一番偉い人よ。」
いやいや!!そんな事は知ってますよ!!
「いや、そぉぢゃ無くて…何でこんな小さな案件で警視総監とか出てくるんですか!?」
僕は翔子さんが本当に知りたかった事を聞いた。
「あぁ、そっち?やっぱり気になるわよねぇ…」
うん。この人、有能なのは良いけど、たまにスゴいボケをするんだよね。
「…そんなの、所長が一条の総帥に、この件で電話したからに決まってるでしょ?静也君達が正当な理由で拘束されたのなら、仕方無いと諦めるでしょぉけど、今回は明らかな不当勾留だもの。普通にそれだけで裁判をしても勝てる内容よ。」
なるほど、お爺様が動いたのか…そりゃ警視総監も二つ返事で従うよね。
「でも、警視総監から下って来た業務命令を無視して、ここ迄やりたい放題したんだから、あの主犯の警官はここまでね。ついでに、共犯の警官も生涯目が出無いのは確定ね。」
作戦会議とか以前に、暴力警官達は詰んでいたんだね…そぉなると…
「あの二人の警官は逃げるとか無いかな?」
僕は疑問を口にした。
「大丈夫よ。所長が動いて、所轄署の署長に事情を話しているからもぉじき…」
と話していたら、パトカーのサイレンが聞こえ、段々と大きくなり、派出所の前で止まった。
「なになになに!?」
「…ま、まさか…」
翔子さんは驚き、僕は一つの可能性に思い至った。
「多分、静也君の思ってる通りよ。」
有賀さんはいたずらっ子の様な笑みを僕に向けて来た。
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